【月平均1,357円】一人暮らし女がガス代を節約した方法の全て
先日一人暮らし女の電気代について書いたので、今回はガス代をみてみよう。一年の平均は、1,357円だった。
電気代に比べると影がうすいが、ガス代も削れば削れるものだ。光熱費を節約したいときはチェックしてみてほしい。
ガスを使わない家に引っ越そう
物件によって、ガス代は大きな差が出る。電気代もそうだが、大きなマンションより小さいアパートの方がガス代がかからない。
一人暮らし世帯には最近、築浅のせまいワンルームが大人気だ。そういう物件は家賃も安いが、光熱費も安く済むんだろう。
さらにガス代が節約できるポイントは、
・コンロがIHヒーター
・都市ガス
の2つだ。
築浅のワンルームアパートは、IHヒーターの家が多い。我が家もIHヒーターだが、このおかげでガス代が500円以上は安くなった。
その分電気代がかかりそうじゃないかと思われそうだが、そうでもなかった。詳しくはこちら⇒【月平均1,433円】一人暮らし女が電気代を節約した方法の全て
ガスコンロよりIHヒーターの方が、光熱費が安上がりだ。湯わかしまで電化したら、もっと安くなるんだろうか。
ガスは都市ガスとプロパンガスがあるが、よほどの事情がない限り都市ガス一択だろう。地方だとまだまだプロパンガスが多いから油断できない。
都市ガスとプロパンガスの話はこちらで詳しく⇒ガス代を節約するなら必見。プロパンガスと都市ガスで料金は3倍の差が出る。
家賃が安いと思ったら、ガスがプロパンガスだったという物件も多い。プロパンガスで光熱費が高くなる分も考えないと、トータルで損しかねない。
必ずやっておきたいガス代対策
以下からは、家のなかでやっておきたいガス代対策をみていく↓
自動湯沸かしはぜったいに使わない
最近はどこの家にもある、お風呂の自動湯沸かし装置。風呂なしの我が家にすら備えてある↓
勝手にお風呂を湧かしてくれて便利だが、ガス代を節約したいなら使ってはいけない。これだけでガス代が2,000円以上も高くなるからだ。
私が一人暮らしを始めた当時のガス代がこちら↓
一人暮らしで大したガスも使ってないのに、5,000円オーバーというのは明らかにおかしい。当時はガス湯沸かし器を使っていたが、この料金に「はっ!!?」となった。
そこで湯沸かし器を使うのを止めたら、最終的にガス代は半額以下にまで下がった↓
この経験で、自動湯沸かし機の恐ろしさを実感した。貧乏人は絶対に使っちゃダメだ。
ガスの開栓に立ち会ったとき、ガス会社の職員は使うことが普通であるかように湯沸かし器の使い方を説明してきた。これを使うとガス代が高くなりますよなどとは、一切教えてくれないのだ。かなりの不信感がつのった出来ごとである。
とにかくもガス代節約のためには、機械に頼っちゃいけないということだ。
バスタブに張るお湯は少なめで
家の中でガスを一番使うのは、やはりお風呂だろう。バスタブにお湯を張るときは、自分が入ることも考えて少なめにするといい。私はいつも、バスタブの1/3くらいのお湯を入れていた。
ちょっと貧乏くさいが、半身浴だと思えばイケる。むしろ肩までしっかり浸かるより健康的じゃないかと思う。
ただ冬は、身体が冷えて風邪をひきかねない。そのあたりは工夫が必要だ⇒真冬の半身浴が寒い。カレジョがやっていた、ポカポカになる7つの対処法。
ガスコンロの使い方を見直す
あとは、ガスコンロの使い方を見直すしかないだろうか。私がガスコンロ調理をしていたときは、こんなところに気を付けていた↓
・煮込み料理メインにする
・火加減はつねに「弱」
焼き料理は火力がいるので、ガス代もかかる。じっくり弱火で煮込むメニューの方が、ガス代は節約できた。適当な量の水と具材を放り込んで煮ればいいので、とても楽だ。
最終的にはガスコンロすら使わず、炊飯器調理になった。詳しくはこちら⇒野菜を切るだけ。炊飯器でラタトゥイユ風煮込み~実録・一人暮らしの節約料理(29)~
ガス代節約ではよく、「なべからはみ出さない火加減がいい」とも言われる。私もたまにコンロを使うとき、火加減は「弱」だった。
レシピには強火とか中火とか色々書いてあるが、家庭料理をつくるのにそこまで大きな火力は必要だろうか。なんでもじっくり焼いたり煮たりした方が、美味い気がする。
春~夏はガス代を減らすチャンス
季節でいうと、春から夏にかけてがガス代節約の大チャンスだ。せっかくのポカポカ陽気、ムダにせずどんどん活用したい。
お湯の温度は40℃まで
暖かくなると、お風呂やシャワーのお湯もぬるめでよくなる。我が家だと、春・夏は最高でも40℃だ。
たかだか1~2℃の違いじゃないかと思われそうだが、私の経験だと月200円は差がでた。春から夏のガス代が1,000~1,300円なのに対し、お湯の温度が高い冬は1,500~1,700円にまで上がるのだ。
ぬるめのお風呂には、リラックス効果もある。前に言った半身浴の話とつながるが、疲れを癒やすにもいいんじゃなかろうか。
洗濯・食器洗いは水で
食器洗いも、水で済ませることが多い。冬は手がかじかむのでお湯を使うが、春になればその心配もない。
私は調理に油を使わないせいか、水洗いでも食器がきれいになる。ふつうのスポンジでなく、びわこふきんを使っているのも理由かもしれない。
びわこふきんの話はこちら⇒びわこふきんで洗剤なしの食器洗い。1年以上愛用してるカレジョの使い方。
ついでに洗濯も手洗いだが、暖かい時期は水洗いだ。むしろ夏場は、水が冷たくて気持ちがいい。
シャワーは短く済ませる
私は暑がりのせいか、夏は長風呂できない。せまいシャワー室でお湯を使うとものすごく蒸しっとするので、シャワーも短めだ。身体と頭を洗ったらサッサと出る。
そのおかげか、去年の夏のガス代は3ケタにまで下がった。やっぱりお湯を使うのにガスがかかるんだなあと実感した出来事である。
バスタブが家にあるなら、お湯を溜めてじっくり浸かるといい。シャワーは頭を洗うときだけで十分だ。
冬のガス代対策
逆に冬は、ガス代が悩みのタネだ。節約するにはどうしたらいいか、私がやった対策をもとに紹介したい。
お湯は42℃までOK
冬は40℃のシャワーだとぬるくて風邪をひきかねない。しかたないので、42℃まで温度をあげて使っていた。41℃も試してみたが、ちょうど良すぎて逆に物足りなかった。
43℃以上は試してないが、さすがに熱いんじゃなかろうか。寒いとはいえ、やけどにも注意したい。
シャワーの浴びすぎに注意
我が家にはシャワーしかないので、身体を暖めるのに時間がかかる。その分ガス代も高くなるから、心の底からリラックスできない。こういうときバスタブがあればいいのになと思う。
冬のガス代が高いのは、「お湯の温度が高い&使う量が多い」のダブルパンチのせいだろう。断熱がしっかりしてないアパートは、ガス代が高くなりがちだ。一人暮らしならシャワーの方が安いとも言われるが、そうとも限らない。
ガス暖房より電気暖房
メインの暖房は、電気の方が安い。北国でもない限り、エアコン1つでなんとかなるだろう。
暖房費を節約するコツはこちらから⇒暖房・光熱費を節約せよ。エアコンに頼らない寒さ対策を考える。
むしろ暖房の使いすぎで、汗をかくほどホッカホカの家も多い。室温は15℃を目安にすれば、取りあえずは凍えずに済む。
お風呂場の防寒対策
冬は、お風呂場がすさまじく寒い。そのせいでお湯もすぐに冷え、たし湯をしないといけなかった。浴室の防寒対策は、まわりまわってガス代の節約にもなるんじゃなかろうか。
お風呂場に窓があると、そこからかなりの熱が逃げていく。プチプチを張るなどの断熱対策で、お風呂場の温度を下げないようにするといい。
一年間のガス代
最後に、我が家の一年間のガス代も紹介しよう。
2017年4月 | 2123円 |
2017年5月 | 1352円 |
2017年6月 | 1090円 |
2017年7月 | 1225円 |
2017年8月 | 959円 |
2017年9月 | 826円 |
2017年10月 | 961円 |
2017年11月 | 1229円 |
2017年12月 | 1497円 |
2018年1月 | 1627円 |
2018年2月 | 1627円 |
2018年3月 | 1765円 |
合計 | 16281円 |
高いか安いか分からないのだが、おそらくギリギリの金額だろう。今の暮らしでこれ以上削るのは難しい。
ちなみに電気代と合わせると、年間33,000円ほどだ。とりあえずガス&電気で35,000円を目標にすればよかろうか。
さらに、月ごとのガス代についてもコメントしていく↓
4月~7月
4月のガス代が一番高かった。これは、前住んでいた団地の分があったからだろうか。
その後は順調にガス代が下がり、多くても1,300円ほどになった。質素なワンルーム暮らしだと、これでも全く困らない。
8月~11月
8月から10月は、ガス代が1000円未満に。暑さのせいでお湯を使わなかったのもあるが、帰省してほとんど自宅にいなかったのが大きい。実家さまさまである。
今年の夏も、なるべくお湯を使わない暮らしにチャンレンジしよう。
12月~3月
逆に3月までは、ガス代が1,500円を超える月が続く。シャワーでお湯をバンバン使うので、削るのが難しい。こうなったらドラム缶でも拾ってきてお風呂にするしかないか。
ガス代はシャワーの時間を減らせば、もうちょっと安くできるんじゃないかと思っている。そこまで張り切らなくてもいいのだが、どこまで節約できるのか試してみたい気持ちもある。
今年も貧乏暮らしが続くので、光熱費はかけられない。まずは今の暮らしを続けることを目標にがんばろう。