一人暮らしの引っ越し初期費用を、相場より安くするために私がやったこと。
収入が少ない身としては、引っ越しの初期費用は安く済ませたいところです。費用を相場より抑えるため、私がやった対策を紹介します。
どんなところで、初期費用は安くできるのか?お金がピンチだという人は、以下からチェックしてみてください。
初期費用、最初の家賃込みで88,000円
普通ならば十数万円は必要なところ、初期の家賃込みで88,000円ほどに。引越し費用を含めても、約100,000円です。ほぼスッカラカンの貯金でも賄うことができて、安心しました。
かかった引越し費用の内約はこんな感じです↓
・家賃…約55,000円
・鍵交換代、保証会社費用など…約23,000円
・火災保険など…約10,000円
・引越し代…19,700円
削れるところは削って、最低限に抑えました。これでも今の私には大金ですが、20~30万かかることを考えれば大きな節約です。
知人のツテに頼る
私が引っ越しを考えたとき、一番最初にやったのは「知人に相談する」ということです。自分でも物件を探しつつ、運良く掘り出し物件が見つかればという思惑がありました。
知り合いの紹介ならば、「足元を見られてボッタクリに合うんじゃ?」のような不安が少ないです。変な物件を紹介されて、再度引っ越しという危険性も減らせます。
私が物件の条件に上げた、
・家賃60,000円以内
・オートロックで防犯面も安心
・できれば駅チカ(徒歩10分以内)
・日当たりが良い
・虫が出ない(築浅の方が良い?)
などの無茶振りにも、誠実に対応して頂きました。
家賃が安いと、「ネズミが出る」「移動にバスが必須」など、「ここはちょっと……」という物件が多いです。いくら貧乏人でも、「屋根と壁さえあれば良い」のような家はハードルが高すぎます。
特に私は在宅ワークなので、部屋の環境というのはかなり重要です。作業している横をネズミが走る家で、1日仕事をする自信はありませんでした。
敷金・礼金ゼロの物件
そんな中最終的に見つかったのが、知り合いの知り合いである大家さんが管理するアパートです。私の物件の条件をクリアしているうえ、「敷金・礼金ゼロ」という破格の条件でした。
この2つがタダというだけで、10万円以上の節約できます。私が引っ越しの初期費用を大きく減らせたのは、「ゼロゼロ」効果が大きかったと思います。
以前住んでいたUR団地の場合、家賃2ヶ月分の敷金を払います。UR団地のメリットについてはこちらでも紹介中⇒収入ほぼゼロでも家を借りられる?UR賃貸が在宅ライターにも嬉しい5つの理由とは
退去のときに返ってくるお金とは言え、2ヶ月分の家賃を用意するのは負担が大きいです。しかも住んでいる途中で部屋を汚した場合、返ってくる敷金が減る可能性もあります。
私の退去費用の査定結果はこちら⇒UR賃貸の退去費用、予想外の査定の結果に驚いた話。
さらに民間の場合、まだまだ「礼金が家賃の1ヶ月分」みたいな物件も多いんじゃないでしょうか。部屋を借りる側に取っては、礼金など正直タダで済ませたい費用です。
私が引っ越したアパートの家賃は、55,000円ほど。敷金2ヶ月分に礼金1ヶ月分とすると、160,000円の出費になります。これがあったら、私の貯金の半分以上が減るところでした。
ただ、ゼロゼロ物件は退去のときに費用が高く付きます。私のアパートは、契約終了のときに32,400円のクリーニング代がかかります。
住んでいるときに部屋をほとんど汚さなかった場合、クリーニング代が割高に。トータルでみると損です。そういうところを踏まえないと、「こんなはずじゃ……」となるかもしれません。
しかし本当にお金がない人間は、「1年後の100万円より明日の1万円」というところもあります。とにかく「今」安く済ませねばならないというとき、敷金礼金ゼロというのは大きなメリットです。
仲介業者を通さず直接取引
知人の方に紹介してもらった大家さんなので、仲介業者を通さずに賃貸契約が結べます。その分、仲介手数料が省けて助かりました。仲介業者を経ずに契約できるなら、やはりそれに越したことはありません。
知り合いに大家さんがいなくても、直接契約できる大家さん紹介サイトを使うと良いです。「仲介手数料無料」「大家 紹介」などで検索すると、色々なページがヒットします↓
まだまだ紹介物件が少ないですが、リクエストで希望の物件が紹介してもらえるかもしれません。仲介料を節約したい場合は、直接契約できる大家さんを探すのもありです。
保険は少額短期保険に加入
最初の費用紹介で、保険料が10,000円とありました。これは、個人用の少額短期保険に加入したからです。
私はアパートの大家さんから、「エイ・ワン少額短期保険」というところを紹介してもらいました。このおかげで、保険料を5,000円ほど節約できたのです。
保険はいざというときに安心ですが、私は家財道具などはほとんどなし。物が少ない一人暮らしに、そこまで手厚い保障はいりませんでした。
上の少額短期保障の場合、大体10~20万円ほどが保障の限度額です。少々心もとないですが、生活の立て直し費用くらいにはなります。
以前住んでいた団地にしても、火事・水漏れはもちろん、泥棒の被害にあったということは一切なし。オートロックもない古い建物でしたが、これといったトラブルはほぼありませんでした。
たった一度、ドアガチャされた恐怖体験はあります。詳しくはこちら⇒おひとりさまの恐怖体験。女性の一人暮らしは油断禁物だと知った一夜
守るべきものも無い単身世帯は、最低限の保障で十分じゃないでしょうか。「取りあえず保険に入らないといけない」というときは、少額短期保障が便利です。
一括見積もりで安い引っ越し業者を探す
引越し業者は、ネットの一括見積もりで一番安いところを選びました。結果的に20,000円以下で引っ越しできたのは良かったですが、安いには安いなりの落とし穴もあります。
引っ越しが夜になるなど、繁忙期は大変です。引越し当日の話はこちら⇒実録・一人暮らしの引っ越し当日。安い業者の落とし穴とは?
家具・家電がほとんどなく、荷造りは全部自分でやるなら、どの業者でもかなり費用を節約できると思います。安心を求めるなら、あえて大手の業者でも良いかもしれません。
まだ引っ越し経験はたったの2回ですが、今のところ一番のおすすめは「赤帽」です。料金は安いしトラックに乗っけてもらえるし、メリットが色々ありました。
赤帽についてはこちらでも紹介しています⇒単身の引越しを格安に。節約したい人には、赤帽が断然おすすめな理由
ダンボールや布団袋は自力で用意しないといけませんが、それでも15,000円以下で引っ越しができるのは大きな魅力。荷物が少ない人にはうってつけの引越しサービスです。
ただ、赤帽は会社ではなく組合。引っ越しを請け負うのは個人の業者です。場合によっては、良くない業者に当たる危険性もあります。
業者によってもトラックの同乗がOKだったりNGだったり、対応がマチマチ。安定したサービスを求める人は、普通の引越し業者の方が良いかもしれません。
「いかに貯金を減らさず、引っ越を済ませるか?」。アレコレ考えましたが、10万ほどに抑えられてホッとしています。
「何が何でも、引っ越しの初期費用を節約したい」。そんなときは参考にしてみてください。