【独学で4,000円】知識ゼロからのFP3級、合格するまでの道のりを公開
お金のことを勉強したいと思い、FP技能検定3級を受験した。めでたく合格したので、その道のりを紹介したい。
勉強方法は独学で、かかったテキスト代などは約4,000円。自力でFP3級に合格するにはどうすればいいのか、以下から詳しくみていく↓
おすすめ勉強法
FP3級は、FP資格のなかでも簡単な試験だ。独学でも十分合格できる。
通信教育やスクールもあるが、お金がかかる。3級くらいなら、勉強代も節約したいものだ。
FP技能検定の内容と申込み方法はこちら⇒【お金に苦手意識がある人必見】FP技能検定3級の申し込み方法から、どっちを選べばいいかまで完全解説
勉強時間はどれくらい?
私は11月の末から勉強を始めて、1日20~30分勉強した。時間にして、30~40時間ほどだろうか。
主に夕飯後から寝る前までの時間と、バイトのときの通勤&休憩時間にテキストを読み込む。スキマ時間にチョコチョコ進めれば大丈夫だった。
30~40時間なら、1ヶ月前から勉強を始めても多分合格できる。一夜づけが得意なら、1週間前からでも間に合うんじゃなかろうか。
テキスト&問題集はどれが?
独学で一番悩むのが、テキストを何にするかということだ。無数のテキストがあって、正直かなり迷う。
そのなかで、私が選んだテキストと問題集がこちら↓
「みんながほしかった!」シリーズの、FP2級教科書と、FP2級問題集だ。独学でFP検定を受ける人に人気のテキストである。
私は2級も受ける予定だったので、いきなり2級用を買った。もちろん3級用もあるので、そっちを買ってもいい。
3級用と2級用の違いは、細かい知識がどれだけ書かれているかだ。当たり前だが、2級の方が覚えることが多い。
そのため2級のテキストは、読み込むのに時間がかかる。確実に3級を合格したいなら、3級用のテキストで勉強するのが安全だろう。
ちなみに、3級のテキストと問題集はこちら↓
みんなが欲しかった!FPの教科書3級(2017-2018年版)
みんなが欲しかった!FPの問題集3級(2017-2018年版)
私がこのテキストを選んだのは、丁寧に分かりやすく解説されていたからだ。ほかのテキストは、知識をズラッと並べた暗記主体のものが多かった。
このあたりは、暗記が得意か苦手かで好みが分かれるだろう。暗記が大丈夫なら「スッキリ分かる」シリーズや、きんざいの「最短合格」シリーズもいい。
まず問題集を解こう
勉強は、まず問題集から取りかかるのがおすすめだ。取りあえず問題を解いて、分からないところ・間違えたところをテキストでチェックするのだ。
この方法だと効率的に覚えられて効率的だ。忙しい人ほど、問題集から始めるのがいい。
受験まで時間があるorじっくり知識を付けたい人は、
1章分テキストを読む→1章分問題集を解く
というスタイルでもいい。こちらは、「みんなが欲しかった!」シリーズでおすすめされていた勉強法だ。
最初から最後まで教科書を読んでからだと、最初に読んだところを大半忘れているものだ。確かに覚えたての部分を問題集で解く方が、覚えやすい。
ちなみに私はもっと細かく、1チャプター読むごとに問題集を解いている。チャプターごとでも覚えることが多いので、暗記がダメな人間にはちょうどいい。
ひたすらテキストを読もう
ついでにちょっとした空き時間にも、テキストを読み込むといい。1回10分でも、積み重なればなかなかの時間だ。
むしろ通勤時間など手持ち無沙汰なときほど、テキストは読みやすい。受験を決意したら、どんなときでもテキストを持ち歩きたいものだ。
重いテキストを持ち歩きたくないという人は、スマホで読むのがおすすめだ。「みんなが欲しかった!」シリーズは、大事なポイントをスマホからチェックできるパスワードが付いている。
私も本を忘れたときのために、スマホ版もダウンロードしてある。短い時間でササッとチェックできて、忙しいとき便利だ。
テキストで重点的に読みたいところ
テキストで重点的に覚えるべきは、赤字で書かれた数字などだ。実際の試験では「◯%、◯円」など、数字部分の出題が多い。
おそらく大体のテキストには、赤字を隠す赤シートが付いているはずだ。赤シートで数字を暗記しつつ、テキストを読むといい。
「みんなが欲しかった!」シリーズでは、ところどころに小さく「ひとこと」が書かれている。見落としがちだが、この部分が意外と試験に出てきた。しっかり読んでおくと安心だ。
問題集を解く→テキストでチェックのくり返し
問題集とテキストがひと通り終わったら、
問題集を解く→テキストチェック
のサイクルをひたすら繰り返す。できれば、問題のなかみを暗記する勢いで進めたい。問題集を1回解いただけでは、まず知識は身につかないものだ。
直前に過去問を解く
試験の直前になったら、実際の過去問で本番に慣れておく。問題集と過去問とでは、やはり違う。
私は試験前日に過去問を解いたが、1回目はパニック状態で惨敗だった。テキストを読んだ後に再チャレンジして、なんとか合格ラインに乗っかれたのである。
おそらくぶっつけ本番で受験していたら、間違いなく落ちていただろう。私が言うのもなんだが、過去問は1週間前から3~4回は解いておくと安心だ。
電卓は必須
FP技能検定の問題には、電卓がないと面倒くさいものがある。とくに実技は、電卓なしだとキツい。
電卓は四則演算ができるものなら、基本OK。使いやすければ100円ショップのものでもいい。ただし、関数機能などがついた高機能電卓はNGだ。
私は念のため、ネット上でおすすめの電卓を買った↓
この電卓じゃなくてもいい思うが、試験本番で大活躍した。この機会に、いい電卓を1つ持っておくのもいいんじゃなかろうか。
試験の対策
試験当日の対策も大事だ。私が試験の直前と当日にやった対策をみていく↓
試験の持ち物
まず、試験の持ち物がこちら↓
・受験票(学科&実技の2枚)
・シャーペン&消しゴム
・電卓
・テキスト
受験票がないと、試験を受けられない。学科と実技の2枚あるので注意だ。
試験はマークシート方式で、シャーペンが鉛筆でないと無効になる。ボールペンはアウトなので、あらかじめ買っておきたい。かさばるが、電卓も忘れずに。
ついでに、勉強に使ったテキストも持っておくとさらに安心。試験中の空き時間に復習しておくといい。
早めに会場へ行って勉強
会場へは早めに行って、直前までテキストを読んでいた。私はやや勉強不足で、知識に心配があったからだ。
実際の試験では、直前に読んだところが出たりもした。最後まで諦めず、暗記にはげみたい。
実技までの空き時間も勉強
3級の学科試験は、かなり時間があまる。実技の試験まで、テキストをじっくり読めた。時間にして1時間半はあっただろうか。
私以外にも、空き時間にテキストを読んでいる人が何人かいた。実技が始まるまではヒマなので、やはりテキストは持っていて正解だった。
家に帰ったら答え合わせも
試験後、その日の17時過ぎに答えが出る。きんざいやFP協会のサイトから、答え合わせもできる。答え合わせのために、試験問題は持ち帰るのがおすすめだ。
私も当日に答え合わせして、合格ラインなのを確認した。正直落ちたと思っていたので、心の底からホッとしたものである。
合格発表
答え合わせできずとも、合否は約1ヶ月で分かる。合格なら、郵送で合格証が届くだろう。2018年1月受験の場合は、
・1月27日受験→3月10日合否
という感じだった。
私は合格ラインだったことに安心して、実際の発表のことはすっかり忘れていた。先日合格証が届いて、ようやく思い出した次第だ。
結果は、こんな青封筒で届く↓
なかには合否通知と合格証が↓
おそらく不合格の場合、合否通知だけが届くんだろう。見る前から封筒の大きさで合否が分かってしまうのが哀しいところである。
ちなみに点数は、
学科…48点/60満点
実技…40点/50点満点
だった。かなり適当に勉強していたのでビミョウな点数だ。
おそらくマジメに勉強している人なら、満点近く取れるだろう。ギリギリ合格は心臓に悪いので、ちゃんと勉強することをおすすめしたい。
合否はサイトでも分かる
インターネットでも、合否チェックができる。合格照会のページから受験番号を入力すればOKだ。
2018年1月試験では、3月8日からネットで合否チェックできた。早く結果を知りたいときは、ネットから調べるのがいい。
片方だけ合格したときは?
もし不合格の場合でも、合否通知をよくチェックしてほしい。学科か実技、どちらかだけ合格になってはいないだろうか?
そういうときは、合格した方の試験を免除して再試験が受けられる。たとえ不合格でも、100%無駄にはならないのだ。
ただし免除されるのは、合格から2年間だけだ。それ以降はイチから受験しなおしなので、早めの再受験をおすすめしたい。
FP3級の合格は、独学でも十分できる。お金のことに詳しくなりたいなら、受験すると自信が持てるんじゃなかろうか。
3級にはなんとか合格できたが、2級はこうはいくまい。2級試験まで2ヶ月あまり、マジメに勉強しないとマズい。