断捨離のとき値段は気にするな。ブランド服がもったいなくて捨てられないときの対策。
服がもったいなくて、捨てることができない。しかしそれは、本当に服自体がもったいないと感じているんだろうか?
実は服を買ったときに、かかったお金のことを考えて捨てられないのかもしれない。そんなときに断捨離しやすくなる対策を紹介したい。
1.元を取ろうとするな
「これは高かったから」など、なぜに買ったときの値段が気になるのか?それは自分の中で、「元を取りたい」という思いが残っているからじゃなかろうか。
元を取らずに捨てることは、すなわち損をすることだ。人は損をしたくない生き物だから、捨てるに捨てられなくなってしまうのだ。
しかしこれこそが、服を断捨離できなくする罠だ。特に高いものを処分しようとするときほど、「元を取る」という考えは頭から追い出した方がいい。
2.元を取れない=着こなせてない
さらに元が取れてないということは、自分の中で「イマイチ着こなせてない」という思いもあるんじゃなかろうか。
しかし断捨離のときは、そういう「着てない服」が真っ先にターゲッティングされる。着てなくてもったいないと思う服ほど、実は捨てた方がいい服なのだ。
「いつか着たい」と思う服も、その1つだ。詳しくはこちら⇒ミニマルなファッション生活の大敵、「いつか着たい」服を断捨離する7つのコツ。
もし着たいと思うなら、今すぐ着てはどうだろうか。せっかくのいい服も、活躍しなきゃタダの布切れだ。
3.なるべく高値で売る
ただやはり、それなりのお値段の服をゴミにするのがもったいない気持ちは分かる。そんなとき、リサイクル業者というのは実に心強い味方となってくれる。
特にブランド品は、人気だったり状態が良いものなら数万円で売れることもザラ。多少でもお金が戻ってくれば、処分する心の痛みもやわらぐかもしれない。
手間と値段のバランスを考えよう
が、リサイクルにも落とし穴はある。あまりに手間をかけて売るのも、時給で考えると損かもしれないからだ。
時間が余っているならじっくりオークションで売ることもできるが、忙しいとなかなか手が回らない。そんなときは、多少安くても簡単な宅配買い取りの方がいい。
私も宅配買い取りを使ったが、500円しか戻ってこなかった哀しい思い出がある⇒部屋の片付け、服の断捨離には買取業者を使って節約とリサイクルをする。
だが断捨離の目的は服を処分することで、高い値段で売ることじゃない。お金にこだわりすぎず、「いい値段が付いたらラッキー」くらいの心構えも大事だ。
4.ときには諦めも大事
中古品を売るという時点で、元より高くなるということは絶対にない。あまりに古いものは、値段すらつかないこともザラだ。
ここで「◯万円もしたのに!」と考えると、最初の「もったいない」に戻ってしまう。値段が付かないときは、スッパリ諦めよう。
特に水着や制服などは、買い取り不可というお店が多くて厄介な代物だ。こういうものは本当にゴミにするか、無料の引取業者に頼るしかないと思う。
古布なら、役所のリサイクルボックスなどで引き取ってくれる場合もある。詳しくはこちら⇒クローゼットの洋服を再断捨離し、リサイクルした話。収納は定期的な見直しが必要です
さらに有料になるが、ダンボール詰め放題で何でも送れるサービスもある⇒断捨離した不要品の処分に、買い取り王子の宅配リサイクルを利用して感じたメリット
お金を払って捨てるというのは損だが、リサイクルされるチャンスがあるというのはいいんじゃないかと思う。
また、損をした経験は、次の買い物に活かされるはずだ。二度と、同じ過ちは繰り返さないようにしたい。
番外.ブランド品はレンタルで済ませる?
ちなみにブランド品は、レンタルするという手もある。めったに身に着けないものは、借りて済ませた方が手軽かもしれない。
私もブランド品ではないが、登山用のウェアをレンタルしたことがある⇒ご来光を見るための持ち物はこれだ。実録・超初心者が行く富士登山(2)
ひんぱんに山へ行くなら買ってもいいだろうが、私は基本インドア派だ。勢いで買ったら、それこそ「もったいない」というドツボにハマることうけあいだろう。
そのブランド服やバッグは、本当に手元にないと困るものなのか?買う前に、一度レンタルで済ませられないか考えてみるのはどうだろうか。
高級ファッションだろうと安い服だろうと、着ない服はお荷物だ。それが一番、もったいないことじゃなかろうか。
断捨離のときは値段ではなく、使っているかどうかが最優先。これがものを捨てやすくするコツだ。