防災の日に考える、少ないもので暮らす地震対策の備えとは?
もうすぐ9月1日の防災の日です。私も常日頃から「地震の備えが必要だよな……」と思ってはいるのですが、全くできていません。
ただそんななかでも、「少ないもので暮らすことが、意外と地震対策につながっているのでは?」とも感じています。
ものがない=安全?
ものがない暮らしは、場合によっては安全な暮らしかもしれません。特に大きな家具や家電は、地震のときには凶器ともなり得ます。
女性ミニマリストのゆるりまいさんも、持たない暮らしを考えたきっかけは2011年の震災だというエピソードが紹介されていました。家の中のものが凶器に変わる、その光景を目の当たりにしていました。
確かに大きなタンスやら食器棚やらが、いきなり吹っ飛んできたら無事では済みません。皿1枚でも、割れた破片はとても危険なものです。
家具が倒れたり、荷物が落ちない対策もできます。が、そもそもモノがなければ、対策の必要もありません。
問題ありそうなものなら、あらかじめ置かないようにする。これも、自信に有効な安全対策ではないでしょうか。
それは本当に必要か
ものが全くない状態で暮らすなど、これはどう考えても不可能です。それでも、余計なものを減らした生活というのはできると思います。
部屋の中には当たり前のように、大きなソファやベッドやテレビがあるかもしれません。しかしそのなかで、「これがなきゃ生活が成り立たない」というものは案外少ないです。
家具と家電を極限までケチった結果、私の部屋はこんな風になりました⇒節約系ミニマリストの部屋を公開。一人暮らしのインテリアはこれで十分だった
食器も必要な数だけ持てば、食器棚をなくせます。洋服も、着ない服を断捨離すればタンスや洋服掛けが不要になるかもしれません。
大切なモノは、絶対に地震から守りたいと私も思います。が、家の中には「そこまでして守りたいか?」という荷物もまだまだあるとも感じます。
(私の場合、オタクグッズは絶対に死守です⇒オタクミニマリストの、部屋の片付け。数ヶ月放置した趣味のグッズをようやく断捨離)
管理の手間や万が一の危険を考えても、それはどうしても必要なものか。余計なものを見直すのは、身の安全のためにもなります。
特にマンションの高層階は、大きく揺れます。高い階に住む人ほど、ものは厳選した方が良いかもしれません。
避難の時間もかからない
普段から必要なものが少なければ、避難の時間も減ると思います。荷物の量が減るだけでなく、目当てのものを探す時間も少なくて済むからです。
ものが少ないと、時間の節約にもなります⇒ミニマリスト生活を始めて減った、もの以外の要素とは。
いつ余震がくるか分からない状況では、ものをゆっくり探す時間はないと思います。最初の時点で要るもの全てを運び出せるのが、一番安全ではないでしょうか。
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準備はほぼ万全
私は避難セットなどの準備は出来ていませんが、それでも必要なものはパパッと取り出せる状態にあります。おそらく、実家に帰るときの荷物+α(貴重品など)で何とかなるはずです。
帰省のときの荷物は、リュックにひとまとめです⇒旅行の持ち物を入れるのに、必需品だけなら大きなスーツケースは必要ない。
もっと欲を言えば、パソコンやありたっけの服が詰められるリュックがあれば良いなとは思っています。お金に余裕があれば、大荷物を持ち運べるバックパックも欲しいところです。
家中を引っかき回しても、今の状態なら30分かからずに荷造りはできると思います。ものを持たないことで、自然とスタンバイもできています。
不便に慣れる効果
ものがない暮らしは、何かと不便です。しかし災害のときには、普段から不便に慣れきっていることが活かされるのではと密かに期待しています。
今は、寝るとき暑いので床で直寝もしています⇒電気代節約に、エアコンなしで夏の蒸し暑い夜を乗り切るために枯れ女が考えた秘策。
テレビがない、洗濯機がない、電子レンジがないなど、家の中にいながら一部アウトドアのような面があります。無いなら無いなりに、自力でやることが増えました。
(後は包丁さばきさえ完璧になれば、もっと安心できるのにと思います)
手動でできることを色々増やしておくと、後々役に立つ場面があるのではと思います。特に電気が使えない場面では、家電に頼らないスキルが重要になってくるのではと考えています。
余計な荷物を断捨離することは、立派な災害対策です。お金もかからず部屋も片付く、まさに一石三鳥の方法です。
防災週間は災害用品のチェックと一緒に、不要品の見直しもやってみるのはどうでしょうか。