【ミニマリストの台所】びわこふきんで洗剤いらず。1年以上愛用してるカレジョの食器洗い
洗剤を一切使わず、食器が洗える。その言葉に惹かれてびわこふきんを使い始め、もう一年と半年以上が過ぎた。どんな風に使っているのか、私の普段の使い方を紹介したい。
ちょっとした節約になるだけじゃなく、水だけで洗うから環境にもやさしい。エコ派の人にも、ぜひおすすめしたいふきんだ。
びわこふきんとは?
びわこふきんとは、ガラ紡糸という木綿の糸で作られたふきんだ。
ガラ紡糸は日本独特の織り方で、ザックリとした網目が特徴になっている。見た目はこんな感じだ↓
太い糸で手織りのため、すき間が大きくなっている。
この穴が、びわこふきんの大きなポイントだ。普通のふきんと比べて、こんなメリットがある↓
・吸水性、吸油性が高い
・水を吸っても軽い
・通気性もよく、すぐに乾く
吸水性と吸油性が高いということで、まさしくエコな食器洗いには持ってこいのふきんである。
また台所のふきんというと、常にジメジメしているイメージが私のなかにはあった。びわこふきんなら少しおけばすぐ乾き、清潔感があっていい。
ちなみに、どこで売ってるの?
びわこふきんは主に、ネット通販で売っている。リアル店舗もあるにはあるが、場所が限られていて買いづらいのだ。
私は楽天にある、こちらのお店から買った⇒びわこふきん(白)【メール便対応可】
メール便なら、送料も安い。もし楽天のポイントが余っているなら、試してみるのもいいかと思う。
びわこふきんってどう使うの?
肝心の使い方も、いたってシンプルだ。お湯や水で汚れを落としつつ、びわこふきんでゴシゴシ洗っていけばいい。
私は、いつもこんな流れで洗っている↓
・お湯で見えている汚れを落とす
・びわこふきんで全体をまんべんなく拭く
・そのまま網だなの上に置いて、食器を乾かす
いきなりびわこふきんでゴシゴシ拭いてもいいのだが、やはり最初に水で汚れを落とした方が洗うのが簡単だ。びわこふきんが汚れるのも防いで、長持ちしやすくなる。
食べ終わってすぐに洗えばキレイに落ちやすいのだが、時間が経ってこびり付いた汚れはちょっと強くこすらないと落ちない。特に、カピカピの米粒などはひと苦労だ。
そして洗い終わった後は、そのまま網だなの上に一晩置いておけば乾く。別のふきんで拭いてもいいのだが、私は面倒なので自然乾燥させている。
網だなの様子はこちらから⇒一人暮らしに食器棚は必要?ないならこんなもので代用できる工夫10選。
我が家のキッチンが狭いので、網だなの上に置いている。もし乾かすスペースがあるなら、ふきんを広げてその上に置いておくのもおすすめだ。
これくらいのキッチンなら、食器を乾かすのも楽だ⇒ものが少ないキッチンでも料理はできる。~枯れ女ミニマリストの部屋~
油で汚れたフライパンもスッキリ
そして、洗いあがりのお皿とフライパンがこちらだ↓
洗う前の写真がないのは、ご容赦いただきたい。ちなみにフライパンは、焦げと油でかなり汚れていた。
お皿は指でこすると、キュキュッといい音がする。フライパンも油のヌルヌルが取れていた。
さらにきれいに使うコツ
いきなりふきんを使っても汚れは落ちるが、後でふきんを洗うのに手間がかかる。あまりにヒドい汚れのときは、ちょっとした下準備をしておくがおすすめだ。
ベタベタ汚れは念入りに落とす
ハンバーグや豚の角煮など、こってりした料理はギトギトで手強い。キッチンペーパーであらかじめ拭き取ったり、熱めのお湯で流しておくといい。
ガンコな汚れやは重曹やセスキで対策
大体の汚れはびわこふきんで落ちるのだが、プラスチックの容器などは臭いが残りやすい。ふきんだけで容器の臭いが取れないときは、重曹水で洗うのがおすすめだ。
重曹は油汚れをはじめ、掃除にひと通り使える。詳しくはこちら⇒ミニマリスト志向な私の、トイレ掃除の仕方。重曹とまめピカで簡単洗剤いらず
タッパーなどには、直接重曹をふりかけて水を入れておく。そのまま一晩おけば、汚れも臭いもきれいに落ちるのだ。
小さい食器は、びわこふきんに重曹をふりかけて洗うのが楽だった。重曹スプレーにした方がより効果が高いのだが、面倒くさがりの私は粉のまま使うことが多い。
[ad#kijinaka]
ふきんのお手入れ方法は?
水だけで洗うので、くり返し使っていると汚れも気になってくる。しかしちゃんとお手入れをすれば、半年~一年くらいは使えるから安心だ。
使い終わったら広げて乾かそう
食器を洗い終わった後のふきんは、水で洗って乾かしておけば大丈夫だ。通気性が高いおかげで、一晩広げて乾かせばカラカラに乾いてしまう。
乾いたふきんは、ちょっと硬くて使いにくい。そういうときは、使う前にたたんでほぐすといい。
汚れが酷いときは煮洗いしよう
あまりに汚れがひどいときは、ふきんを煮洗いすると真っ白になる。やり方はこんな感じだ↓
・なべに水を張り、セスキを溶かす(ずんどう鍋半分の水に、小さじ1杯のセスキ)
・セスキ水にふきんを入れる
・30~1時間くらい、ふきんをグツグツ煮る
使い終わったナベは、しっかり洗って乾かせば大丈夫だ。
これぐらいになったら替えどき
しばらくふきんを使っていると、だんだん編み目が大きくなってくる。穴が空いて使いづらくなってきたら、新しいものに変えるタイミングだ。
ちなみに私は、これくらいになったら買い換える↓
やはり一年近く使うと、限界が近い。快適に使うなら、半年に一回の買い替えでもいいかもしれない。家族がいるなら、もうちょっと買い替え回数が多くなりそうだ。
びわこふきんのいい点
以下から、びわこふきんを一年以上使ってみた実感を紹介したい。まずは気に入っている点からだ。
洗剤いらずで地球にやさしい
びわこふきんの目玉は、洗剤を使わず油汚れが落ちることだ。ナチュラルクリーニングを目指す人にはおすすめのグッズだ。
もともとびわこふきんは、びわ湖の環境問題が注目された頃に生まれたガラ紡糸のふきんだ。その名前には、びわ湖をキレイにしようという思いが込められているという。
手にもやさしい
洗剤を使わないので、手にやさしい。素手で食器を洗うこともできるから、敏感肌でゴム手袋が苦手な人も安心して使える。
洗剤だけでなく、お湯で肌が乾燥しがちな人もいるんじゃなかろうか。そういうときは、ぬるめのお湯や普通の水でも汚れが落ちるから試してみてほしい。
キッチンのものが減ってスッキリ
私がびわこふきんを買ったのは、キッチンにものを増やしたくないからだった。食器洗いのスポンジに洗剤など、ゴチャゴチャと置きたくなかったのだ。
びわこふきんなら1枚で食器洗いが済むので、台所がとても片付く。シンクの縁にちょっと引っ掛けておけば乾くから、専用のふきんかけがいらないのも嬉しいところだ。
洗剤代の節約に
びわこふきんのおかげで、洗剤を買うことが無くなった。1本数百円ていどではあるが、ちょっとした節約にはなっているんじゃなかろうか。
単純に買うものが少なくなって、日々の買い出しが楽になるというのもある。日用品のストックを気にしなくて済むというのは、ズボラにとっては気楽だ。
洗剤を洗い流さなくていいから楽
洗剤を使って洗うと、後から完ぺきに洗い流さないといけない。水だけで洗えるびわこふきんなら、あらかた汚れが落ちればそれで十分だ。後は適当に流して、ポンと置いておける。
念入りな流しがいらなくなることで、水道代の節約や時間短縮にもなっているかもしれない。食器の量が多い家では、より活躍するんじゃなかろうか。
びわこふきんの気になる点
しかしびわこふきんにも、ちょっと気になる点はある。普段使っているなかで、気がついた点を紹介したい↓
食べ物のカスが付きやすい
びわこふきんは編み目が大きく、いろいろな汚れを絡め取ってくれる。だがそれゆえに、食べ物のカスなどがふきんに残りやすいのだ。
特にもやしやサツマイモなど、繊維の多い食べ物はカスが付きやすい気がする。毎日もやしを食べる私は、食器洗いの後で念入りにふきんを洗うようにしている。
ふきんに食べ物が残っていると、虫が近寄ってくるかもしれない。台所はタダでさえ虫の温床になりやすいから、気をつけたいところだ。
雑巾には向かない
食器洗いや台ぶきんとしては活躍してくれるが、掃除用の雑巾としてはほかのものの方が使いやすい。古いびわこふきんを、雑巾として使うのはちょっと難しかった。
ふきん→雑巾のローテーションをする人でも、びわこふきんだけは食器洗い専用にすることをおすすめしたい。
ちょっとお高め
特殊な織り方のせいか、他のふきんに比べてちょっと高い。サイズ別の値段は、こんな感じだ↓
・小(ふきんサイズ)…432円
・中(ハンドタオルサイズ)…734円
・大(ボディタオルサイズ)…1,296円
今どき100円ショップでも買えることを考えると、1枚400円は高く感じる。が、その性能を考えると、「さもありなん」とも思う。
さらに洗剤がいらなくなることを考えると、その分お得でもある。半年も使い込めば、元は十分に取れるだろう。
びわこふきんのおかげで、食器洗いがとてもシンプルになった。なんでも簡単に済ませたいズボラミニマリストには、ぴったりのふきんだ。
キッチン周りを片付けてスッキリしたい人は、びわこふきんをぜひ試してみてほしい。