貧乏を馬鹿にされても落ち込まないコツと対策
今回は、貧乏を馬鹿にされても落ち込まないコツと対策を紹介したい。
もちろん貧乏は嫌なものだが、人から馬鹿にされる筋合いもない。そういう人たちの言うことをまともに取り合って落ち込むのは、とてももったいないことだ。
どんな状況でも馬鹿にするヤツはする
自分の境遇を馬鹿にされたとき、「貧乏でさえなければ」「お金があれば」と誰しも一度は考えるかもしれない。その悔しさをバネに頑張る道もあるが、それでも馬鹿にした相手を見返そうとは思わない方がいい。
今あなたを馬鹿にしている人は、たとえあなたが貧乏から抜け出したとしても馬鹿にするネタを目ざとく見つけてくる。相変わらず馬鹿にされ続けることだろう。
自分の状況が変わっても、自分を馬鹿にしてくる人の内面までは変わらないのだ。そういう人からの評価を得ようと頑張ることほど、虚しい努力はない。
もちろんお金はほしいのだが「お金さえあれば全て良くなる」というような考え方は危険かと思う。お金があっても、どうしようもないことは無数にある。人の性根はその最もたるものだ。
貧乏であることを受け入れる
貧乏を馬鹿にされて落ち込むのは、自身のなかに「貧乏=後ろめたいもの」という思いがある。自分の中のそういう考え方を変えることも、貧乏で落ち込まない秘訣だ。
世の中の流れでそう思っているかもしれないし、貧乏を馬鹿にされ続けたために「貧乏=恥ずかしいもの」という考えが身についたのかもしれない。だがそれは考え方の1つであって、決して事実ではないのだ。
お金が無いと生活は苦しいし、欲しいものが買えないなど自由も狭まるのは事実だ。だがその事実をどう受け止めるかは自分次第じゃなかろうか。
じっさい貧乏で辛い経験をした人からすれば、「そんなのキレイ事だ」と言いたくなるかもしれない。かくいう私も、落ち込んだとき他人からそう言われたらほぼ間違いなく怒る。
しかし一人でじっくり考えてみると、「確かにそうだよなあ」と思う。いくら嘆いてもお金がない現実は変わらないんだから、落ち込むだけ時間とエネルギーが無駄なのだ。
ありのままを受け止めるのは言葉以上に難しい。まずは感情と事実を切り離して、「事実=お金がない」ことだけに注目するのがコツだ。
お金がなくても暮らせることを知る
日頃からお金で苦労しているから、貧乏へのマイナスイメージがあるのかもしれない。いかにお金をかけず暮らすかを考えるのは、現実的な対処法だ。
もちろん生きるにはお金がかかるのだが、経費はギリギリまで切り詰められる。私もここ2年あまりの貧乏暮らしで、お金のない生活がだいぶ板についた。
近頃は生活費10万以下をキープできている。最近の家計簿はこちら⇒
そこまで稼がずとも暮らせることを知ると、「貧乏だからって絶望することもないな」と思う。「貧乏最高」とまでは言わないが、むやみに避けようとしたり恥ずかしがることは無いのだ。
お金のかからない友人と付き合う
一人暮らしの引きこもりだと、貧乏で恥ずかしい思いをすることが少ない。だが友達と遊ぶとなると、やはりお金の無いことが何かにつけてネックになる。とくにお金によゆうのある友達との付き合いは、話が合わずギクシャクすることが多いだろう。
お金の切れ目が縁の切れ目というが、逆にお金の無い友人となら遊びやすい。お互いの財布事情がよく分かっているから、変に気を遣ったり形式的に「レストランでランチ」などということもなく安心だ。
友人間の経済格差ほど、貧乏が身に沁みることはない。そういう友人関係は、お金が溜まるまで切ってしまうのが一番ストレスが溜まらない方法かと思う。
「そうですけど何か?」
どんなに避けても馬鹿にする人から逃げられないときは、「だから何ですか?」と返すのが一番いい。馬鹿にしてきた当人も、そう聞き返されたら何も答えようがない。
貧乏に限らず、馬鹿にしてくる人の目的はこちらの自尊心を傷つけることだ。先回りして自分から開き直ってしまえば心も傷つけようがないので、相手は勝手に興味を無くしてくれるだろう。
一番最初にも言ったが、貧乏をとやかく言われる筋合いはない。たとえ自分自身は貧乏に悩んでいたとしても、人からの悪口にまで耳を貸したくないものだ。
頑張ってお金を稼ぐ
貧乏を開き直ると言っても、それは現状に甘んじるということじゃない。「お金がない」と嘆きながらも何の努力もしないのでは、馬鹿にされたり愛想を尽かされてもしょうがないなと思う。
基本の節約なりできそうなバイトを探すなり、自分にできる範囲の努力だけでもやる気はないんだろうか。嘆くのはそれからでも遅くない。
が、貧困問題など、いくら頑張っても生活が楽にならない人は確かにいる。そういう人たちは逆に頑張りすぎず、生活保護など周りにもっと頼ってほしい。ある意味それも、貧乏克服の努力かもしれない。
貧乏だからといって、落ち込んだり嘆くことはない。ましてや人からどうこう言われるなど、もっての外だ。そういう人のいうことなど気にせず、淡々と自分の暮らしを続けていきたい。