ついお金を無駄遣いしてしまう理由とは?無計画な買い物を止めれば出費を減らせる。
なぜ、ついつい無駄遣いをしてしまうのか?その理由について考えます。
お金の無駄遣いが減らないのは、日々の買い物の仕方に問題があるからです。実は買い物の8割が、無計画な買い物だとしたらどうでしょうか?
逆に言えば、より計画的に買い物をすれば出費を減らせるということです。予定外の買い物を止め、無駄遣いを無くす方法を紹介していきます。
人はなぜものを買ってしまうのか?
無計画な買い物のことを、専門的な言葉では非計画購買といいます。
非計画購買とは、買う予定がないものを買ってしまうこと。私達が店で何かを買うときは、大体70~80%が予定にない買い物なのです。店側は予定外の買い物をさせることで上手く売上を増やしています。
自分はそんなに、無計画に買いものしてないと思うかもしれません。が、日々の買い物を思い返すと、以下のような事はないでしょうか?↓
・ちょうど家に無いものを思い出す
・ついでに関係あるものも買いたくなる
・お得につられる
・衝動的に欲しくなってしまう
この4つのパターンが、無計画な買い物を増やす原因です。それぞれどういうことなのか、詳しく見てみます。
思い出して買う
ストックが切れたものを買いに行って、さらにストックが切れそうなものを買い足し。例えばティッシュが切れてスーパーへ行ったとき、洗剤も切れていたことを思い出すことはないでしょうか。
大体は、ついでに洗剤も買うことが多いと思います。が、最初の計画では、買うものはティッシュだけだったはず。洗剤の分は、無計画な買い物なのです。
私はスーパーに行ったとき、「そう言えばアレの値段が気になっていたな」と思い出すことがあります。そのまま商品の棚までいくと、ついでに買いたくなってくるのです。
関係あるものをついで買い
さらに思い出し買いだけでなく、これもあった方が良いよねと買い足したくなる時もあります。風邪をひいて薬を買いに行ったとき、マスクやのど飴を買ってしまう心理です。
薬のほかにマスクなどが一緒においてあるのは、風邪を治すことに関係ある商品だからです。風邪を治したい人ほど、ついでに色々買ってくれる可能性は高くなります。
また、レジの前にガムやお菓子が並んでいるのも、ついで買いを狙っているから。お金を払う場所の近くに物を置いておけば、一緒に買ってしまう人というのは必ずいるということです。
お得なものは皆大好き
値段がいつもより安かったり、ポイントが5倍だったり。お得なときに買い物したくなるのは、誰しも同じなんじゃないでしょうか。
値引きセールに限らず、おまけ付きのペットボトルなんかもお得商法の1つです。かくいう私は、ゲームのミニフィギュアが欲しくてコカ・コーラを買い漁ったこともありました。
普段は買わないような飲み物やお菓子でも、限定のオマケが付いているとつい欲しくなります。コンビニのおまけ付きお菓子を朝イチで買いに走ってしまうのは、オタクの哀しい性です。
欲しいだけで買ってしまうこともある
最後の衝動買いというのは、誰にでも覚えがあると思います。必要なものでなくても、欲しいだけで買い物してしまうことは多いです。
商品の前に目立つデザインの広告を出したり、賑やかな音楽を流すのも、買い物の気分を盛り上げるため。セール会場の熱気などは、確かにお金を使いたくなる雰囲気があると思います。
ちなみに私は、月に1~2度の割合で発作的にパン屋のパンを食べたくなります。月平均で、1,000円くらいが買い食いしたパン代です。
買い物ついでに見かけた、1日限りのパンを買ってしまったこともあります。詳しくはこちら⇒冷蔵庫なしで自炊はできるか?1ヶ月続けた一人暮らし女の感想。
これはまさに、衝動にまかせた買い物です。特に食欲というのは、コントロールが難しいものだと最近つくづく実感しています。
あの手この手で、私たちにお金を使わせようとしてくる店側。お店の買わせる工夫に対抗するには、もっと買い物に意識的にならないといけません。
買い物リストを作って出かけよう
買い物リストを作るというのは、基本的ながら計画的に買い物するのに効果的。特に日々の食材の買い出しは、しっかりメモを作って買い物した方が安心です。
私も何度か冷蔵庫の中身を忘れて、肉や人参などをダブって買ってしまったことがあります。普段からぼんやり買い物していると、余計に買ってしまうことが多いです。
しかし私は今も、買い物のときはメモを作っていません。買うものがいつも同じで、忘れようがないからです。
毎日同じ献立だと、買い出しの品も固定されてある意味楽できます。メモが面倒くさいズボラには、同じものしか買わないという手もあるかもしれません。
買い物の回数を決める
買い物の回数は週に2回までなどと、回数を決めるとより計画的に買い物できます。やはり、なるべく少ない回数の方が無駄遣いの危険性は少ないです。
おすすめなのは、冷蔵庫の中身が無くなるまでは買い物に行かないというルールを作ること。週末などにまとめ買いしておいて、それで1週間しのぐ方式です。
私は以前週1で買い出しに行っていましたが、今は冷蔵庫を断捨離したために買い物が増えました。スーパーやコンビニへの寄り道が多くなり、その分誘惑も増えたなと感じます。
寄り道せず真っ直ぐ帰る
買い食いの誘惑を断つ一番良い方法は、目的の買い物が済んだらまっすぐ家に帰ることだと思います。脇目も振らずに店を出れば、無駄遣いのしようもありません。
しかし私の場合、近所のスーパーに散歩がてらフラリと立ち寄りたくなります。普段が外に出ない引きこもりぐらしなので、たまに外の空気を吸うと開放的な気分になるのかもしれません。
買い出しのときはしっかり買い出し、遊ぶときはしっかり遊ぶ。生活にメリハリを付ければ、余計な寄り道をする気も収まるかもしれません。
店の買わせる工夫に気づけば、買い物に意識的になります。普段買うものをしっかり意識すれば、無計画な出費も減らせます。
自分はなぜ、これを買うのか?買い物の前には、理由をハッキリさせておくのが、無駄遣いしないための一番のコツです。