【一人暮らしの節約】無駄遣いとオサラバ!お金の使い方を見直すコツ
無駄遣いをなくすにはどうすればいいのか?お金の使い方を見直すコツを紹介したい。
たとえ同じものを買っても、人によっては必要ともなり無駄ともなる。なにを持って無駄とするかが難しいから、無駄遣いを減らすのは難しいんじゃなかろうか。まずはこんな基準で考えてみるのはどうだろうか?
見栄や世間体のために使っていないか?
その支出は、本当に自分のために使ったものか?実は「他人のため」に使っているものではなかろうか?
たとえば自家用車やマイホームなどは、その人の裕福さをはかる「ステータス」という見方もある。「この歳になったらマイホームくらい持つべき」という、世間体みたいなものもあるかもしれない。
しかしそういう考えで使うお金は、自分が心から納得して出したものじゃない。そのため使った後の満足感は長続きしないし、時間が経つほど不平や不満が多くなる。そんな思いで何十年もローンを支払い続けるのはしんどいはずだ。
もちろんこんな大きな買い物に限らず、普段の買い物でも人目を気にすることはあるかと思う。「流行っているから」という理由で買う服も似たような心理が働いているんだろう。
他人の目を気にしてお金を使うときは、
・気分が上がらない
・ここで使わないとケチと思われそう
・これくらい持ってないと恥ずかしい
などのマイナス感情が起こりやすい。そういうときは一度立ち止まって、本当に必要な支出かどうか考えてみるのがいい。
その努力は金額に見合っているか?
節約は努力すれば報われるというものでもない。その頑張りが生み出す節約効果がどれくらいか、実践の前に考えているだろうか。
「安い品を求めて何軒もスーパーを回る」などは王道の節約術だが、これで減るのはせいぜい数十円~数百円だ。出来ごころで一回スイーツを買えば吹っ飛ぶ金額である。
そんな小手先の節約よりも、もっと見直した方がいいところはある。節約効果が高い項目はこちら⇒こんなところをケチってます。カレジョの家計、出費の抑えどころベスト5。
一般的に言われるのは、固定費→変動費の順番で手を付けること。固定費は一度見直せば節約効果がずっと続くので、真っ先に見直したい項目だ。
より効果の高いところから先に削り、さらに節約したいときに小手先のテクニックを使うのが本来の順番かと思う。おそらく数百円をケチる人は、ほかに削れる支出を削り尽くした節約の達人だ。素人がマネをすると火傷する。
また、節約効果を考えるときは割合よりも金額そのもので考えるのがいい。「1,000円のものを900円で買う」のと「10万円のものを9万円で買う」場合、どちらも10%引きだが金額は9,100円もの差が出る。
高い買い物をするときは気が大きくなり、数万円の上乗せも平気になるから恐ろしい。差額が10,000円を超えるときは慎重に考えたい。
どれくらいの頻度で使うものか?
普段は慎ましく暮らし、たまのイベントでは豪勢に。庶民によくあるお金の使い方じゃなかろうか。
もちろんたまの贅沢もいいのだが、「費用対効果」の点で考えると効果が低い。理屈の上では、より多く使うものにお金をかける方が効果が高いと言える。
たとえば、こんなものをちょっと贅沢にするのはどうだろうか?↓
・衣類(洋服や下着など)
・靴・バッグ
・仕事道具
・食器
etc……
身の回りをお気に入りで揃えると、気分も上がる。たまの贅沢ではなく、普段からささやかな贅沢を楽しむのも時にはいい。
逆にいくら安く買っても、数回しか使わなければコスパは悪い。「安かろう悪かろう」にならないよう気をつけたい。
安く買ったものを限界まで使う手もあるが……。私のボロ着の話はこちら⇒【ボロ着でも着るよ】極貧30代女が洋服代を年間1万円以下に節約した方法
今あるお金だけで買えそうか?
クレジットカードの普及で、借金して買い物することが当たり前になった。しかし借金に頼りすぎると、自分の許容量を超えた高額な買い物をしてしまう危険性もある。クレジットカードも、できれば1回払いのみにしたいところだ。
ローン自体も金利がかかり、トータルで支払う額は1回払いよりも多くなる。カード払いが多いほど、知らないうちに無駄遣いがかさむのも嫌なところだ。テレビCMで言うほど気軽なものじゃない。
高額な買い物をするときはお金を貯めて、ローンを使わないのが理想だ。もしくはできるだけ頭金を多くし、借金する額を減らしたい。
習慣でお金を使っていないか?
人は習慣を変えるのが苦手だ。毎朝決まった店でラテを買うのが習慣なら、ほぼ無意識でお金を使っていることになる。これは「ラテ・マネー」と呼ばれるものだ。
ラテ・マネーの話はこちらでも⇒節約してるはずなのに貯金できないときは、無意識の無駄遣いが理由かも。
こうした支出は無意識だからこそ、なかなか気付けない。レシートを取っておく、家計簿を付けるなどして意識化しないと減らしにくいのだ。
その習慣が自分のためになっているならいいが、惰性で続けているだけのことも多い。止めても案外平気だったり、逆に気が楽になる習慣もあるはずだ。
どうせお金を使うなら、気分の上がることに使いたい。あなた自身が納得できない支出は、無駄遣いの可能性が高いのだ。
自分は本当に、これにお金を使いたいのか?買い物の前に考えたい。