【なぜ痩せない】引きこもり女の1日の消費カロリー&摂取カロリーを計算してみた
30代の引きこもり女性は、1日でどれくらいのカロリーを消費しているのか?私の生活をもとに計算してみた。
世間だと女性は1日2000kcalを摂りましょうなどと言われているが、1日家にいる引きこもりにそこまでカロリーはいるまい。かといって、実際の消費カロリーを調べてもいい情報は出てこない。
おそらく私以外にも、自分がどれくらいカロリー消費しているのか気になる人は多いはずだ。そういうときはぜひチェックしてみてほしい↓
腹の肉がヤバいことに
年末年始とごちそうを食べすぎたせいで、見事に正月太りをした。その影響か、もう2月だというのにお腹の肉がマズいことになったままだ。具体的には、胸と腹がまっすぐのひょうたん状態である。
横から身体を見たときの図がこちら↓
かなりシンプル化しているが、本当にこんな感じだ。
もともと胃下垂のうえ、脂肪がお腹周りに集まったせいでこんなことになったんだろう。正直見た目はよくない。
このまま引きこもりの暮らしを続けていたら、さらにヤバいことになるだろう。ここらでしっかり、己の身体と向き合ってみようと考えた。
30代引きこもりの消費カロリーとは
そこでまず、今の自分の消費カロリーを計算してみることに。1日に必要なカロリーの計算式はこんな感じだ↓
・基礎代謝量×身体活動レベル
まず、それぞれの要素をみていく。
基礎代謝を調べよう
基礎代謝とは、生きているだけで消費するエネルギーのことだ。厚生労働省の説明だとこうなっている↓
基礎代謝量は、早朝空腹時に快適な室内(室温など)において安静仰臥位・覚醒状態で測定される。数多くの報告に基づいて、体重1kg 当たりの基礎代謝量の代表値が求められ、これを基礎代謝基準値と呼んでいる。
そして基礎代謝の計算式はこちら↓
・基礎代謝基準値×体重
基礎代謝基準値は、色々な人のデータから1kgあたりのカロリー消費を調べた結果をもとにしている。同じく厚生労働省が出している表はこちら↓
私は30代女性なので、基準値は21.7だ。
これに体重をかけ合わせるとこうなる↓
21.7×48kg=1,041kcal
体重は前後するので、実際の消費カロリーは±80kcalくらいの差は出るだろうか。取りあえず、約1000kcalとしておけば分かりやすそうだ。
身体活動レベルって?
次の身体活動レベルとは、1日にどれくらい動くかによって決まる数値のことだ。日本医師会の説明によるとこんな感じ↓
レベルⅠ → 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
レベルⅡ → 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
レベルⅢ → 移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合
引きこもりはレベルⅠだろう。場合によっちゃ、レベルⅠ未満ということもあり得そうだ。
さらに厚生労働省のデータだと、活動レベルごとの数値はこうなっている↓
レベルⅠは1.5が基準だが、引きこもりは低めにみて1.42でいいかと思う。私はさらに低く、1.4と見積もることにする。
引きこもりに必要なカロリーは?
これでようやく、1日に消費するであろうカロリーが計算できる。結果はこちら↓
・基礎代謝量×身体活動レベル=1,041×1.4=1457.4kcal
1日、1500kcalも消費していない。世間で言う1日2000kcalは、やはり引きこもりには多すぎるのだ。
カレジョの1日の摂取カロリー
1日に消費するカロリーは分かったが、実際に摂っているカロリーはどれほどなのか。私の1日の食事から調べてみた↓
・朝…オートミール1杯
(昼…お菓子などつまみ食い)
夜…ご飯1/4カップ、たまご2個、納豆、みそ汁、野菜100~200g、(週2で鶏むね肉)
それぞれのカロリーはこんな感じ↓
・オートミール1杯(40g)…152kcal
(・お菓子…400~500kcal)
・ご飯1/4カップ…75.6kcal
・たまご2個…182kcal
・納豆…105kcal
・みそ汁…29kcal
・野菜…20~50kcal
(・鶏むね肉(皮付き)…380~450kcal)
これをすべて足すと、
・お菓子&肉なしの場合…564~594kcal
・肉ありの場合…974~1,043kcal
・お菓子&肉ありの場合…1,444~1,544kcal
その日の内容によって、ずい分とバラつきがある。言わずもがなだが、お菓子のつまみ食いをすりゃ太るワケである。
飢餓状態で脂肪をため込む身体に
さらに私の場合、質素な食事のせいで身体が飢えた状態と考えられる。すると身体は、少ないカロリーで生き延びようとエネルギーを溜め込みやすくなっているはずだ。
こういうときに食べる量が増えれば、当たり前ながらどんどん脂肪が増えてしまう。いわゆるリバウンドの原理である。
実家で太る→自宅で痩せるのサイクルを繰り返しているのも、これで納得だ。まずは実家での過ごし方を見直さねばなるまい。
子供と妊娠中の人は注意を
ただ消費カロリーの計算で1つ気を付けたいのは、子供と妊娠中の女性だ。
成長期の子供とお腹に赤ん坊がいる女性は、目安のカロリー以上にエネルギーが必要だ。この時期に食べる量を抑えるなど、もってのほかである。
最近は妊婦のダイエットのせいで、低体重で生まれる赤ちゃんが増えているという。子供の健康にも関わることだから、しっかり食べてほしいと思う。
実際に消費するカロリーと摂取カロリーを計算してみると、自分がどれだけ食べていいのかハッキリする。むやみに食べ物を怖がる必要がなくなり、ストレスも減らせる。
ダイエットの前には、今どんな状態なのか知ること大事だ。やみくもに食べる量を減らす前に、しっかり計算してみるのはどうだろうか。