これであなたも100万円貯金?節約上手から学ぶ、10の賢いお金の使い方とは
今回は、年間100万円の貯金に成功するための方法についてお話しします。そのためには、節約上手な人にお金の使い方を学ぶことが一番確実です。
100万円貯金者のほとんどは、暮らしも収入も普通の一般庶民と変わらない人たちばかり。にも関わらず、こうして貯金額には厳然たる差が出てしまう。この違いは、どのようなところにあるのでしょうか?
1.具体的な金額を決める
節やう上手な人は、必ずと言って良いほど具体的に計画を立てています。その中の1つが、毎月の貯金額です。毎月どれくらい貯金をすれば目標にたどり着けるか、具体的な金額を決める方が対策しやすくなります。
年間で100万円の貯金を目指すなら、月に84,000円の貯金をすれば良い計算です。ただ、貯金ゼロの人が目指すには少々ハードルが高いので、まずは月に10,000円でも良いので貯金する習慣を付ける方が良いと思います。
貯金の習慣を付ける方法は、こちらをどうぞ⇒節約初心者でも失敗しない貯金術。大きな一歩は、小さな成功から始まる
2.お金を貯める目標を決める
節約に失敗する人に多く見られるのが、「ただ漫然と節約している」ということです。目標を持たずにがむしゃらに支出を削るのは、とてもしんどいことなのです。
主婦の人であれば、住宅ローンの頭金や教育費など、具体的な目標別に貯金の計画を立てられるかと思います。単身者の場合は、スキルアップの資金や結婚のための費用など、自分の将来設計から考えてみてください。
もし単純に「老後のため」という場合は、将来の生活費やもらえる年金を調べ、そこから逆算していく必要があります。年金と生活費の差額から、自分がどれくらい貯金しておけば良いかを計算すれば大丈夫です。
年金額の試算は、ねんきんネットを使うのが便利です⇒ねんきんネットを再登録。厳しい年金状況に、目の前が真っ暗になりました
3.先取り貯金する
本格的に貯金している人は、ほぼ例外なく「先取り貯金」をしています。よほど収入が不安定でないかぎり、貯金は先取りの方がお金は溜まります。
つい預金口座からお金を出してしまうときは、銀行の積立貯蓄などを利用するのがおすすめです⇒老後に備える、5つの王道貯金術とは。お金を貯める節約体質には、裏技も奥の手も必要ありません
先取りするお金は「ないもの」と考えれば、残ったお金でやりくりせざるを得ません。そこで無駄な買い物が減ったり家計を見なおしたりと、自然と節約が習慣になっていきます。
4.支出を管理する
節約のためには、支出の管理も重要です。どんなところにどれくらいお金を使っているか分からなければ、節約があさっての方向に行ってしまう恐れがあります。
例えば多すぎる外食が支出を圧迫しているのに、水道代やガス台を頑張って減らしても節約の効果は薄いでしょう。支出の内約が分からなければ、どこを削って良いのか対策の立てようがないのです。
まずは家計簿を付けて、支出の流れをつかむことが基本です⇒家計簿は節約にどう役立つのか?無駄遣いと浪費が大幅に減る理由
お金がどんなところに、どれくらい使われているのか?家計簿を付ければ、これが正確に分かります。実はコンビニでの無駄遣いが多かった、通信費が高かったなど、思いもよらぬ原因が見えてくるかもしれません。
けれど原因が分かれば、後は対策するだけです。仕事帰りの寄り道を減らす、スマホやインターネットの契約を見直すなど、問題の支出を削れば効率的に節約ができます。
5.プール口座を作る
節約上手な人は、銀行口座を複数持っていることが大半です。その中でも100万円貯めている人は「プール口座」をうまく活用しています。
プール口座とは、余った生活費を一時的に貯めておく口座のことです⇒貯金したいなら口座を分けろ。勝手にお金が貯まる仕組みの作り方。
プール口座のお金は、主に「予想外の支出」に使われます。突然のお祝いごとやケガなど、計画を立てられないものが対象です。こういった支出は、貯金を崩さずにプール口座からおろします。
プール口座のメリットは、「貯金が減る」というストレスから解放されること。理由はどうあれ、貯金額が減るのを見るのは地味に心が重くなります。こんなことが重なると、節約自体が辛いものになりかねません。
プール口座があれば、このダメージから貯金を守ってくれます。ストレスなく節約を続けるためにも、プール口座は合った方が良いものです。
6.生活をミニマル化する
生活自体をミニマルにすれば、支出もその分減らせます。洋服を買う回数を減らしたり余計な間食を減らすなど、方法は色々あります。
荷物が多い家は、実は節約できない家でもあるのです⇒汚部屋住人は節約下手?断捨離できない人が、お金を無駄遣いする3つの理由
特に女性の場合、服を持ち過ぎなことが多いと思います。まずはいらない服を宅配買取に出すなど、お金に変えてみてはどうでしょうか?そのお金を貯蓄すれば、良い節約にもなります。
クローゼットの洋服を減らせば、節約だけでなく生活も変わります⇒クローゼットの洋服を断捨離すると、毎日が充実する理由
「ものを買うのが幸せ」から「少ないものを大切にする」という生活にシフトすれば、自然とお金が溜まりやすい暮らしに変わります。まずは余計な荷物を断捨離して、少ないものでの暮らしを体験してみてください。
7.ストレスを溜めない節約
節約上手な人は、ストレスを溜めない工夫をしています。張り切って支出を削るのではなく、気がつけばお金が貯まっていたというイメージです。支出を減らす生活スタイルに、無理なく馴染んでいるように見えます。
前のプール口座や、生活をミニマルにするというのもストレスを溜めない秘訣です。もしくはときどき自分にご褒美を出すなど、上手くガス抜きをするのも有効かと思います。
8.1日の計画表を作る
ストレスを溜めない節約には、1日の予定を予め考えておくのも効果的です。決まったことを順番にこなすだけなので、頭を使って考える必要がないのです。
必要な食材や日用品、買い物のタイミングなど、予定通りにこなすことで余計な支出を減らすこともできます。計画を立てずスーパーなどに行って、予定になかったものまで買ってしまうことはないでしょうか?
スーパーの売上の80%は、計画にない買い物とも言われています⇒80%の買い物は無計画。節約を邪魔する「知らぬ間の無駄遣い」とは
逆に言えば、計画的に買い物すれば支出は減らせるということです。買い物の日を決めたり買い出しメモの活用などで、計画外の支出を防ぎましょう。
9.お金の使い方にこだわりを持つ
意外にも、節約家はセールなどで買い物することがありません。いかに安く買うかよりも、お金をどう使うかにこだわりを持っています。
いくらセールと言っても、余計な買い物が増えれば無駄遣いになります。安売りの服を結局着なかったり、ストックがあるのに新たにシャンプーを買い足してしまうのは、お得なようで実は損している行為なのです。
お金を使うときは、自分が本当に納得したものだけを選ぶ。シンプルですが、お金を貯めるにはとても効果の大きい方法です。
10.投資で資産運用
貯金が貯まる人は、お金を増やす工夫もしています。投資信託などを活用し、低いリスクで上手く貯金を増やしています。今なら、NISA(少額投資非課税制度)を利用し、投資で得た利益を非課税にすることもできます。
もしくは寄付した分が無課税になる「ふるさと納税」なども人気があります。ある程度の貯金が貯まったら、今度は増やすことも考えてみてください。
節約に成功した人の情報を見ていると、基本的なところをキッチリと押さえているという印象があります。貯金を増やすには、近道や裏技のようなものはないということなのかもしれません。
貯金が貯まるか貯まらないかの分かれ道は、お金に対する意識があるかどうかです。まずは無理のない範囲で、お金について色々考えてみると良いかもしれません。