ミニマリスト生活が難しい人向け、ゆるミニマルに暮らす5つのヒント。
ミニマリスト生活をしてみたいけど、部屋を空にするなど本格的なものはちょっと無理。そんな人向けの、ゆるミニマルに暮らすヒントを紹介します。
私自身もオタクゆえに趣味のグッズが多く、100%ミニマリストに徹するのは難しいです。一時期は、そんな自分はミニマリストではないと悩んだこともありました。
しかしそんなときこそ、ゆるミニマルの精神が大事なのかもしれません。
ゆるミニマルの「ゆる」とは何か?
ゆるミニマルの「ゆる」とは、言い換えると「余裕・ゆとり」ということなんだと思います。全部を捨てきるのではなく、ほんの少しの余裕も持つことです。
本当に必要なものだけ残すというのは清々しくもありますが、一方でスキがなく張り詰めた印象もあります。そういう緊張感を感じるから、本格ミニマリストは無理と思う人が多いんじゃないでしょうか。
私も元は自由に生きたい人間なので、隙間なくピッチリというのは苦手です。だからこそ今は、自分が良ければ良いやとマイペースにミニマリスト暮らしを楽しむようになりました。
ミニマリストには徹しきれない人、自分なりの持たない暮らしを目指す人は、こんな「ゆる」を意識してみると良いんじゃないでしょうか↓
1.荷物は最低限+α
家の中の荷物は、必要最低限から少し多めの分を持つようにしてみる。ベストな状態が100個なら、101~105個くらいをあえて残すようにします。
具体的に「服は何着プラスしよう」というよりも、まあ捨てきれない服があってもいいじゃないという考え方に近いです。白黒キッチリ分けず、グレーゾーンも許します。
ミニマリストを目指すときに苦しくなるのが、このグレーゾーンの存在。厳しく分けようとすればするほど、余計なものが1つ増えただけで大きなストレスになります。
あまりにグレーゾーンが多いのは考えものですが、いらないものは残らず捨てるぞと意気込むのも疲れます。今捨てられないものは、ひとまず取っておこうと考えるのも有りです。
特に自分が関心の高いもの、好きなものほど、割り切れないことが多くなるのです。オタクの私の場合は、やはりゲーム系のグッズにグレーゾーンが数多く存在します。
しかしかつてダンボール11箱分のオタクグッズを持っていたときから考えると、今は2箱分までサイズダウン。今さらグッズの1つや2つに、そこまで神経質にならずとも良いんじゃないかとも思います。
私がオタクグッズを断捨離した話はこちら⇒ミニマリストを目指すオタクが断捨離した経験談。大量のグッズを片づけは疲れます。
いずれは決着を付けたいですが、今はまだグレーゾーンを残すことにしています。本格的な仕分けは、未来の自分に期待です。
2.暮らしに便利さを残す
また、ミニマリストというと、最高に不便な暮らしをしているというイメージも多そうです。そのストイックさに、「私はちょっと……」と思う人もいるかもしれません。
しかし持たない暮らしというのは、やせ我慢してまでやるものではないと思います。
便利なものを持つ・持たないというのは、それで自分が快適になれるかどうかが大事じゃないでしょうか。ミニマリスト生活はより良い暮らしの手段であって、目的じゃないはずです。
私は洗濯機や冷蔵庫を持ってない生活をしてますが、それは無くても案外に何とかなっているからです。
洗濯機の代わりにたらいを使っている話⇒一人暮らしは手洗い洗濯で十分?洗濯機なしの生活を一年続けた枯れ女の実感。
冷蔵庫がない生活を続けて1ヶ月経ったときの実感⇒冷蔵庫なしで自炊はできるか?1ヶ月続けた一人暮らし女の感想。
逆にアニメやドラマが見たいのでワンセグは手放せないし、風邪を引くのでドライヤーがないと困ります。
効率を重視しすぎると暮らしはギスギスしますが、かと言ってストイックで修行僧的な生活もしっくりきません。ときには便利さも必要です。
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3.必要よりも好きを優先する
さらに、「必要はないけど好き」というのも、暮らしにゆとりをくれるものだと思います。私の場合は、前に出てきたオタクグッズがまさにそうです。
厳密に考えると必要ないグッズたちですが、好きだから取っておくことにしました。さらに今から約一ヶ月後には、ドラゴンクエスト11と大逆転裁判2のソフトが家にやって来る予定です。
「好きということは必要ということ」という声もありますが、どこまでが単なる好きで、どこからが必要なのか考えるのが最近は面倒にもなってきました。
あまり理屈っぽく考えすぎず、持ちたいものは持ちたいという考え方もときには大事かもしれません。ゆるミニマルならそれも良しです。
4.たまには不健康も楽しむ
ミニマリスト暮らしを続けていると、自分の身体のことや生活のことも気になってきます。私ももの持ちだった頃に比べると、健康的な暮らしになりました。
私の普段の1日はこちら⇒実録・貧乏系ミニマリストの生活。枯れ女の極めて平凡な1日。
しかし毎日早起きして必要なものだけ食べ、速やかに寝るという生活も、物足りなくなってくることがあります。特に食べたいものを我慢して食べないというのは、予想以上にストレスが溜まるものだと己の経験から実感しました。
最近はその我慢のハードルが激下がりし、食に関しては相当ユルくなっています。この頃は毎週、コンビニの菓子パンをお供に孤独のグルメを楽しむのがマイブームです。
これも気分転換やストレス解消のためなど、あまり理屈は考えていません。食べたいんなら食べれば良いじゃないという感じです。
毎日3食が菓子パンになったらヤバいですが、それは逆に不健康すぎて嫌気が指してきそうです。あくまでも、たまにハメを外すから楽しいんだと思います。
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5.人にミニマルを押し付けない
私はブログで「持たない暮らしは良いよ」と言い続けていますが、実際にミニマリスト暮らしをするかどうかは読んでくれた人の問題です。こうしないとダメだと押し付けるのは、ちょっと違うなと思います。
だからこそ持たない暮らしをするときは、基本は自分一人で楽しむ方が快適だと思います。周りにも持たない暮らしを強要すると、ほかでも無い自分自身がイライラしてくるからです。
特に家族がいると、ミニマリスト生活に馴染めない一員が出てくるのは避けられません。一人暮らしなら自分の自由にできますが、家族の生活を犠牲にするのは争いのもとになります。
ハイレベルな汚部屋でない限り、暮らしは成り立つものです。自分がコントロールできない範囲に関しては、「さもありなん」の精神が良いです。
どうしても持たない暮らしの良さを家族に分かって欲しいというときは、私達自身が持たない暮らしの快適さを示すのが良いんだと思います。ミニマリスト暮らしを楽しんでいれば、自然と家族も興味をもつようになるんじゃないでしょうか。
最初にゆるミニマルという言葉を聞いたときは、「何か中途半端だな」と思いました。必要なら必要、不必要なら不必要でなぜ分けられないんだとモヤッとしたのです。
しかし考えてみると、世の中キレイに割り切れないことの方がほとんど。ミニマリスト生活も、そこまでシビアにならずとも良いのかなとも感じます。
全部捨てなきゃ、増やさないようにしなきゃと思い悩むよりも、まずは自分が楽しいと思う範囲で持たない暮らしを楽しんでみるのはどうでしょうか。