東京防災ブックで災害も怖くない?女性版も出るのでぜひ欲しい。
2015年に話題になった、東京防災ブック。今度は女性版が出ることが決まりました。赤ちゃんへの授乳や着替えなど、女性特有のお悩みに対応した内容が盛り込まれます。
ここは女性版が出る前に、改めて東京防災ブックのことをおさらいしておこうと思いました。
東京防災ブックて何?
東京防災ブックとは、東京都が防災対策の一環として作った書籍です。地震対策を中心に、火災・水害・テロなどの防災対策全般を幅広く取り扱っています。
震災に遭ったときにとるべき行動や日頃の備えなどに加え、避難生活で役立つマニュアルや国の支援制度に関する知識も。無料冊子ながら、かなり本格的です。
この防災ブックは都民を対象に作られており、2015年の9月~10月にかけて都内の一家庭に一冊配られました。が、予想外に評判が良かったので、今では希望者向けに1冊140円で売っています。
ネットからも見れます
紙の本は入手方法が限られますが、ネットからも同じ内容を見ることができます。PCやスマホからいつでも見られるので、今すぐ中身を知りたいときにはおすすめです。
電子版以外にも、「東京防災ホームページ」からPDFファイルをダウンロードできます。が、こちらは項目ごとにバラバラとなっているので一冊まるまる印刷するのは時間がかかります。
しかし今は、電子書籍版が無料で手に入るように。Kindleアプリなどを入れて、そこからダウンロードするのが一番楽かもしれません。
東京防災ブックに載っていたリュックの作り方
東京防災ブックのなかで面白そうだったのは、パンツで作るリュックサックです。試しに、自分でも作ってみました。
材料はデニムと紐のみ↓
これがこんな感じのリュックに早変わりします↓
足の裾はしっかり縛らないと、ほどけて中身がこぼれるので注意。丈の浅いパンツだと、多分中身が入れにくいです。
デニムだと生地がしっかりしているので、破れる心配もなし。大きさ的には、女性用より男性用のパンツの方が楽に背負えそうです。
東京防災ブックの見どころはどこ?
私は電子版を一通り見ましたが、なかなかためになる面白い内容でした。ただ、内容が300ページとじっくり読むには時間がかかるのが難です。
そこで、東京防災ブックで私が抑えておきたいと思ったポイントを挙げてみます。
これを機に防災意識を高める
日頃から防災のことを考えて生活するのは、いざという時に真価が発揮されます。防災意識を高めるという意味でも、東京防災ブックは大いに役立つと思います。
中には「税金の無駄」と怒る人もいますが、わざわざ紙の本を作ったのにもそれなりの意味があるんじゃないでしょうか。
もしこの情報をサイトに載せただけでは、ほとんどの人が中身を見ないままになる可能性が大。実物が家に届けば、とりあえず一度は読もうと思う人も増えるはずです。
どのみち既に本は作られてしまっているのですから、払った税金をムダにしないためにもしっかり活用する方がお得です。
忙しいときは10の防災アクションだけでもおすすめ
「忙しくて全部読んでられない」という場合は、本の中の「10の防災アクション」を読むだけでも効果があると思います。
10の防災アクションの内容はこんな感じです。
1.日常備蓄をはじめる
2.非常用持ち出し袋を用意
3.貴重品をまとめる
4.部屋の安全を確認
5.家具の転倒防止をする
6.家の耐震化チェック
7.避難先の確認
8.家族で防災会議
9.災害情報サービスへの登録
10.地域の防災訓練へ参加する
こんなことをいう私は、このうちできているのは「日常備蓄を始める」くらいです⇒非常用の食料備蓄は、全てもらいものでお金を節約~100個チャレンジ~
後はすぐに逃げ出せる、非常持ち出し袋も作っておきたいものです。
かわぐちかいじ氏ファンは必見
本の最後の方に、漫画家のかわぐちかいじさんの描きおろし作品が載っています。東京が震災に見舞われた瞬間を見事に描写しており、読めば「防災しなきゃ!」という気が湧いてくること間違いなしです。
家族にかわぐちかいじさんのファンがいたら、是非一緒に読んでみてください。
女性版はどんな感じになるのか?
今のところ「2017年度の予算に制作費が盛り込まれる」段階で、ほかに詳しいことは決まっていません。が、東京防災ブックも評判が良かったので、今度も良い出来になると期待しています。
東京防災ブックは人気が出すぎて、一時品不足となりました。女性版防災ブックもそうなる可能性があるので、もらえるなら早めもらってチェックします。