みしぇるさん著「シンプル生活55のヒント 家事がラクになる、心が軽くなる」の感想。
家事はなるべく楽をしたいズボラ人間の私。タイトルに惹かれ、「シンプル生活55のヒント 家事がラクになる、心が軽くなる」という本を購入しました。
家族4人で暮らすみしぇるさんの、おしゃれかつ暮らしにゆとりが生まれるヒントが散りばめられています。同じ楽をするでもここまでスタイリッシュにできるのかと、枯れ女暮らしの私はしみじみしました。
シンプル生活のヒントが満載
「クローゼットの中の服は楽にしまえる分まで減らす」「掃除はついでのスキマ時間にやる」など、シンプル生活の知恵が満載の本書。私も「こういう手があったか!」と発見がありました。
特に収納に関する点は、服は収納グッズに頼り過ぎないととても楽になります。同じ考えの人がいて、少しテンションが上がりました。
ミニマリスト生活やシンプルライフを目指すと、違う人でも考え方やものとの付き合い方に似たような部分が出てきます。自分でもやっている方法を見つけると、「やっぱやるよね」と妙に納得します。
「あるある」「なるほど」と本を読み進めていくと、自分が目指したい暮らしがよりリアルに見えてきます。自分が特に良いと思ったものを取り入れることで、オリジナルの生活ができあがるのではと思います。
ものが少ないだけがシンプルではない
私の場合「真似してみたい」と感じた部分は、主に食生活のところでした。「飲み物はと麦茶をメイン」「なるべく抗生物質に頼らない」など、なるべく身体に良いものを取り入れる点に深く共感しました。
ミニマリストは余計なものを持たない人たちですが、これは食べ物にも当てはまると思います。どうせなら、自分の身体に良いものを選びたいです。
私も油断すると暴飲暴食に走ってしまいますが、普段の食生活はやや質素です。食費の節約と、すぐにもたれる胃腸の負担を減らすためです。
晩ご飯をお腹いっぱい食べると、翌朝までそれを引きずります。まだ満腹感があり、朝ごはんが全く入りません。昼ごはんのときも、未だに晩ご飯が胃に残りっぱなしです。
腹八分目に抑えるようにしてからはもたれが少なくなり、朝起きると良い感じにお腹が空いています。おかげで、暮らしの中に朝ごはんを食べる楽しみが1つ増えました。
明日から試せるヒント
55のヒントはどれも分かりやすく、明日からでも試せそうなものばかりです。どこから手を付けて良いか分からないという人にも、この本は道標になってくれるのではと思います。
私だったら前のところで言った、はと麦茶をぜひ実践したいです。今まで水やお白湯ばかりでしたが、はと麦茶は栄養があるのが魅力的でした。
家族で暮らしている人たちだったら、家族を巻き込んだ掃除や整理整頓が参考になりそうです。できるものは家族にやってもらう方が、最終的に自分が楽できます。
ただゼロからの出発は大変なので、そのときにこの本が役立ってくれます。最初から上手くいかないかもしれませんが、「どういうところを変えれば自分の家にピッタリくるか?」を考えるのも大事だと思います。
ただ単にものが少ないだけが、シンプル生活ではありません。身の回りも自分の中身も、ゴチャゴチャしたものを手放した先にあるものだと本を読んで思いました。
「どうすれば生活に余裕が生まれるのか?」「ものを減らすだけじゃなぜか上手くいかなかった」という人は、本書が大きなヒントになるかもしれません。