断捨離できない理由は収納が多すぎること。片付けテクが好きな人がハマる5つの落とし穴
片付けテクが好きな人ほどハマりやすい、意外な落とし穴について話します。
整理整頓を頑張っているのに、断捨離が進まず部屋も片付かない。それはもしかしたら、収納が多すぎることが理由かもしれません。
収納は荷物をキレイに整理する便利な道具ですが、頼り過ぎは逆効果。かえって部屋が散らかりやすくなることもあるのです。
1.家の中のものが増える
まず収納グッズを置くと、家の中のものが加速度的に増えます。収納が、新たな荷物を呼び込むのです。
収納スペースに空きがあると、心理的に人は何かを入れたくなるもの。つい、余計なものまでしまい込んだりします。
そしてものがしまわれると、その分部屋はスッキリしたように見えます。すると「まだ大丈夫」と油断して、新しい荷物を増やしてしまうのです。
かくいう私ももの持ちでしたが、確かにその頃はクローゼットに引き出し、収納ケース2つと、様々な収納グッズに頼りきり。そしてどんな収納も、すぐいっぱいになってしまったことを覚えています。
逆に収納が一切ないワンルームに引っ越した今は、暮らしがスリムに。クローゼットにすし詰めだった服も、小さなハンガーラック1つに収まるようになりました。
今の私のクローゼットはこちら⇒クローゼットなしで洋服をスッキリ収納する7つのコツ。狭い部屋でも大丈夫です。
この経験から、片付けのときは収納グッズも一緒に断捨離するのが肝心なんだと知りました。しまう場所が減れば、自然と持ち物も減っていきます。
2.ものが見つからなくなる
また、整理整頓が出来ない人が収納グッズに頼ると、今度はものが見つからなくなります。
収納を効果的に使うには、しまい場所を固定することが必須。しかし整理が苦手だと、つい目の前のスペースに取りあえず物をしまってしまうのです。
私もよく、スマホや家の鍵を適当な場所に置いていました。そのおかげで、外出の予定が30分以上遅れたことが何回もあります。
かつて物が見つからない問題をどうにかするため、道具箱収納を使ったこともあります。詳しくはこちら⇒家の中の探し物をゼロにする方法。物が見つかないイライラとはサヨナラしよう。
マメな人だったら、たくさんの収納があってもしっかり元の場所に戻せるんだと思います。が、片付け下手の場合、多すぎる収納は迷路と同じ。探す場所が多すぎて混乱するだけでした。
ズボラでも整理が楽になる方法はこちらで紹介中⇒整理整頓や掃除が苦手なズボラこそ、断捨離してミニマリストになった方が良い理由
3.つい同じものを何個も買ってしまう
そして探し物が見つからないと、次にどういう行動にでるか。もっとよく探すか、諦めて新しいものを買うかのどちらかになります。
しかし実際、探し物は家の中から消えたわけじゃありません。結果、同じものが家の中にダブることになるのです。
なんでも買って済ませるのがおすすめできない理由はこちらでも⇒部屋を片付けたい。一人暮らしが汚部屋から脱出するために必要な心得とは?
かくいう私も、小さい頃はよくものを無くして新しいものを仕入れていた気がします。20代に突入してから、ようやく自分のものを最低限管理できるようになりました。
ものが行方不明になっていたのも、整理整頓のスキルがないのに収納ばかりが多かったせいだと思います。当時収納を減らすミニマル暮らしを知っていたら、苦労せずに済んだんじゃないでしょうか。
4.片付けが単なる並べ替えになる
収納が多いズボラにありがちなのが、片付けが単なる並べ替えで終わること。私にも覚えがあるのですが、ゴチャゴチャの中身を整えるだけで満足してしまうことはないでしょうか。
何となくキレイに見えるので、一時的に「片付けた気分」には浸れます。が、そもそも荷物を減らしていないので、根本的な解決にはなっていないのです。
紙類をファイリングし続けた結果、断捨離に苦労したことも。詳しくはこちら⇒ズボラがこんまりメソッドを試すと、書類を全捨てできる(カレジョの断捨離実践記)
並べ替えの手間と断捨離の手間、どちらも同じくらい大変ですが結果が雲泥の差。同じ手間なら、最初から素直にものを減らせば良かったと思います。
カレジョがいつもチェックするおすすめ情報はこちら↓
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5.新しい収納グッズを増やしてしまう
さらに収納が圧迫され、部屋が散らかってきた。そんなときにやってしまいがちなのが、新しい収納グッズを買うことです。
人は物を減らすことには抵抗を感じる分、増やすことに対してはウェルカムなところがあります。心理的に楽な法を選んだ結果、部屋が収納であふれかえるのです。
けれど新しい収納グッズも、やがては埋まるときがきます。やがては再び、新しい収納を増やさざるを得なくなります。
そして、「ものが増える→収納グッズが増える」スパイラルが構築。最初に言った1から、またずんずんと汚部屋化は進んでいくことになります。
お金持ちなら広い家を買えば済むかもしれませんが、それを出来る人はどれくらいいるでしょうか。荷物が少なければ、広い部屋も必須ではなくなります。
収納は荷物を詰め込む場所ではなく、整理する場所です。整理しきれない荷物は、やはり断捨離するしか道は無いんじゃないでしょうか。
私たちをキレイな部屋から遠ざけているのは、他ならぬ収納テクかもしれません。収納に凝る前に、まずはいらない荷物を見直してみて下さい。