【一人暮らしの掃除】最強の便利グッズ、セスキ炭酸ソーダの活用法
今回は1つで万能の最強お掃除グッズ、セスキ炭酸ソーダの活用法を紹介したい。
洗剤がない我が家でも、セスキ炭酸は主力のお掃除用品。とりあえずセスキを使えば大抵はキレイになるので、面倒くさがりなズボラ人間も大助かりだ。持っておいて損はない一品である。
セスキは油汚れに強い!
セスキ炭酸が得意な汚れは以下の通り↓
・油系の汚れ
・血液系の汚れ
キッチンに多い食用油の汚れから、人間の皮脂に至るまで。とにかく油分は何でも分解する強力さがある。落ちにくい血液汚れにも強い点もメリットだ。
いつもの洗濯に+α
手軽にセスキ炭酸を使うなら洗濯がおすすめ。いつもの洗剤の代わりにセスキ炭酸を洗濯機へ洗濯物と一緒に入れるだけだ。分量は「水30Lに対しセスキ炭酸大さじ1」が一般的だが、多少ならオーバーしても大丈夫かと思う。
後は普段どおりスイッチを入れるだけで、服の汚れがキレイさっぱり。セスキは無臭、粉洗剤のように溶け残りも無いので、すすぎは1回で十分だ。
浸け置きするとさらに効果バツグン!
洗剤と同じ感覚で使うのもいいが、セスキの真価は浸け置き洗いしたときに発揮される。よゆうがあれば、数時間ほどセスキ水に洗濯物を浸けっぱなしにしてみよう。驚くほど汚れが浮き出てくるはずだ。
洗濯機無しの我が家でも、洗濯はセスキに浸け置きだ。詳しくはこちら⇒ズボラでもできた手洗い洗濯のやり方。洗濯機なしで脱水するコツはあるか?
私は念のため一晩ほど浸け置きしているが、翌日の洗濯水は凄まじく濁っている。その後水を入れ替えてすすぐのだが、その汚れの落ち具合はいつみても爽快だ。
ついでに洗濯槽の掃除も
浸け置きは汚れが洗濯槽に残るのが心配かもしれないが、洗濯槽そのものもセスキ炭酸で洗えるので心配は無用だ。
やり方は、ぬるま湯30Lとセスキ炭酸400~500g程度をを洗濯槽に入れて数時間置いておく。その後洗い物を入れずに洗濯機を回せばOKだ。普段のお掃除なら、これだけでかなりの汚れが落ちるという。
だが本格的にカビや汚れを一掃するには、セスキだと力不足。そういうときは素直に洗濯槽クリーナーや漂白剤を使うのが無難だ。
布ナプキンを洗うとき必須
セスキ炭酸は血液汚れに強いといったが、主に生理用品を洗うとき使うことが多い。繰り返し使える布ナプキンを洗うときなどは、まずセスキが使われる。
布ナプキンのお手入れ方法などはこちらから⇒初心者でも安心、生理用布ナプキンの失敗しない使い方ガイド。
基本はやはり浸け置き。直前に、おおよその汚れを水洗いしておくとより確実だ。その後は普通に洗濯するといい。
毎日使うブラシのお掃除
皮脂汚れのつながりでおすすめしたいのは、髪を梳くブラシの掃除だ。とくに湯シャン派の人間はブラシに皮脂汚れが付きやすいので、マメなブラシの掃除は必須といえる。やはり浸け置きで丸洗いするのが一番簡単だ。
洗面器などブラシが丸ごと入る容器に、水と多めのセスキ炭酸を入れて一晩置くのみ。翌朝シャワーで流すと、溜まりに溜まった皮脂汚れがスルッと落ちていくのだ。
細かいすき間に付いた皮脂汚れは、単に石けんなどでゴシゴシ洗っても落ちないものだ。クシのお手入れに難行している人は浸け置きを試してみてほしい。
お風呂グッズを浴槽でまとめて浸け置き
お風呂場も意外と皮脂汚れが多い場所だ。水と石鹸カスでヌルヌルになるので手に負えない。こういうときもセスキの出番だ。
40℃前後のぬるま湯を浴槽に張り、500g程度のセスキを投入。そこにお風呂グッズを全て放り込み、放っておくだけで掃除ができてしまう。その間に他の場所を掃除すれば効率的だ。
月1回はセスキに浸け置きしておくと、大掃除のとき楽できる。逆に一年分の汚れを落とすには、セスキではなく漂白系の強い洗剤の方がいい。
キッチンの細かい場所にはセスキスプレー
キッチンの油汚れを落とすときはセスキスプレーが便利。霧吹きにぬるま湯とセスキを入れ、シャカシャカ振れば完成。水100mlにセスキ炭酸1gが目安だが、溶ける分までなら多めに入れても大丈夫だ。
気になる油汚れにシュッと一吹きし、30分ほど放置。浮いてきた汚れを雑巾などで拭けばOKだ。スプレーなので、セスキ水がまんべんなく汚れに付くのがいい。
熱湯+セスキも強力
台所用品の掃除なら、熱湯にセスキを入れて浸け置きすると効果的。シンクに熱湯を張ってセスキを入れ、五徳やファンなどを浸け込めばいい。数時間後には汚れが浮き出しているはずだ。
頑固な油汚れには煮洗い!
大体は浸け置きだけでキレイになるのだが、頑固な油汚れだとそれだけでは足りないこともある。そういうときは煮洗いの出番だ。
煮洗いとはその名のごとく、熱湯で煮て汚れを落とすお掃除法だ。主に雑巾やワイシャツの頑固な皮脂汚れなど、布系を掃除したいときにやる。
私が雑巾を煮洗いしたときの話はこちら⇒【一人暮らしの掃除】まるで新品。汚れた雑巾はセスキで煮洗いしよう
お風呂用のタオルなども、たまに煮洗いすると白さが戻ってくる。洗濯では落ちないアカを一掃したいときは打って付けだ。
大きめの鍋さえあれば、布以外のものも問題なく煮洗いできる。台所の五徳やシロッコファンなんかも、セスキの煮洗いで汚れを大半落とせるのだ。
シロッコファンを煮たときの話はこちら⇒シロッコファンの掃除を簡単にするコツ。頑固な油汚れもきれいに落とす必殺技とは。
通販で大きめの寸胴を買い、それを煮洗い用にするのがおすすめ。直径が30cm超のサイズが使いやすい。
人が触れるものには注意
とても便利なセスキ炭酸だが、これは強めのアルカリ成分でもある。素手でセスキ水に触れると手荒れの元になるので、扱うときはゴム手袋推奨だ。口に入れて良いものでもないので、食器などの手入れにも使わない方がいい。
デリケートなものに関しては、口に入っても大丈夫な「食用重曹」を使うのがいい。普段の軽い汚れなら、重曹スプレー1つで十分だ。
セスキ炭酸があれば、厄介な大掃除でも心強い。年末に備え、1つ用意しておくのはどうだろうか。