生きるのが面倒?若者でもかかるセルフネグレクト対策を、独身30代が考える。
最近、何もかもがおっくう。それはもしかしたら「セルフネグレクト」かもしれません。
これは大ざっぱに言うと、「生きるのが面倒くさい」という状態。老人に限らず、若者でもこういう人が増えています。元がズボラな私も他人事じゃありません。
そこで己の生活を振り返りつつ、セルフネグレクト対策を考えてみます。もし「最近面倒だな」と感じるなら、一緒にチェックしてみてください。
もしや「セルフネグレクト」予備軍?
私自身も、口癖が「めんどくさい」というものぐさ人間です。セルフネグレクトのチェック項目を見たとき、心当たりがチラホラあってギクッとしました。
私がみたチェックリストはこんな感じでした↓
・入浴/洗顔/歯磨き等を億劫だと感じる/行いたくない
・部屋の片付けや掃除をするのが面倒だ/行っていない
・ゴミ捨てをなかなか行わない/行っていない
・栄養バランスを考えた食事を用意するのが面倒だ/行っていない
・体の不調を感じても病院になかなか行かない/病院を拒否する
・規則正しい生活を送れない
・金銭感覚について、極端に節約志向もしくは散財志向がある
・貯金等の金銭管理を行うことが煩わしい
・一人暮らしである/家族があまり家に居ない
・信頼できる友人・恋人・家族等が居ない/遠距離である
私は部屋の片付けをサボったり、ゴミ出しは週に1~2回だったりという点で引っかかるように思います。そして何より、絶賛一人暮らし中です。
私以外にも、このチェックリストを見て「これって私のこと?」と感じる人は多いんじゃないでしょうか。最近は単なる面倒くさがりにも、大げさな名前が付くご時世です。
取りあえず上のチェックリストに注意して、対策すれば良いのでしょうか。以下、私の実感を交えつつ、「セルフネグレクト対策」を考えてみました。
「清潔」は大事な一線
チェックリストの一番上にも出てきた、「お風呂・洗顔・歯磨き」問題。「清潔に気を遣っているかどうか」は、大事なラインのようです。
この点に関しては、私はまだセーフでした。掃除は面倒でも、この3つはサボったらマズいと思っています。
特に、歯磨きをしないというのは健康面でも危険。身体と顔は数日洗わなくても病気にならないと思いますが、歯は「虫歯・歯周病」が怖いです。
一時期、歯垢がよく落ちるという歯ブラシを使っていたこともあります。詳しくはこちら⇒歯周病予防が水だけでできる。歯垢がスッキリ落ちるイオン歯ブラシを使った効果。
歯に何かあれば、美味しい食事もできません。老後に後悔しないためにも、歯だけは毎日磨いたほうが良いんじゃないでしょうか。
インスタント食品に頼らない
食事に関しては、「栄養バランス」のチェック項目もありました。これは、「毎日インスタントやレトルトばかりだと、セルフネグレクト」ということでしょうか。
私は一応自炊ですが、ほぼ毎日同じメニューです。そのレシピ例はこちら⇒かぼちゃをまるごと炊飯器で蒸すと、美味しいスープに~一人暮らしの節約料理(30)~
包丁を持つのは、週に一度の作り置きのときのみ。毎日カップ麺は避けたいが、料理を作るのも面倒。その末にたどり着いた、超ズボラ調理です。
果たしてこういう場合、「セルフネグレクト」になるんでしょうか。「栄養バランス」と「ズボラ飯」の両立ですが、半分は当てはまるのかもしれません。
実際、手抜き料理に慣れてからと言うもの、食に対するこだわりが一気に無くなりました。「取りあえず野菜とタンパク質は取ってるから良いや」という感じです。
しかし「毎日違うメニューを作るのが当たり前」となると、正直ハードルが高いです。「普通のちゃんとした生活」も、意外と簡単じゃありません。
マンションの最上階はズボラが進む
また、団地の最上階に約1年住んで思うのは「上の階に暮らすほど、外に出るのが面倒くさい」ということ。買い出しやゴミ出しの回数が少ないのも、これが理由にあるんじゃないかと思います。
私の住む団地はエレベーターも古く、1階まで降りるのに軽く5分はかかります。そのエレベーターを待つ時間が、実にジリジリするのです。
ひんぱんにエレベーターの乗り降りをしたくないがために、できる限り用事はまとめて済ませます。もし何か忘れてしまったら、その用事は次の外出に持ち越しです。
14階に住んでいる時点でこんな調子なので、タワーマンションにでも住んだらどうなるのかと思います。もしかしたら、1ヶ月は余裕で引きこもれるかもしれません。
「景色が良い場所」や「高層階」に憧れる人ほど、セルフネグレクトにならないよう気を付けた方が良いです。やはり人間、地上に近い場所で暮らした方が自然なんじゃないでしょうか。
(某有名アニメ映画の「土から離れては生きられないのよ!」の台詞を思い出します)
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寒さで活動量が低下する
さらに、外に出たくない理由がもう1つ。それは「寒くて動きたくない」ということです。
冬は、朝起きて布団から出るのも一苦労です。私がやっている対策はこちら⇒寒いから布団から出たくない。真冬に朝早く起きるためのズボラ流対策を紹介。
部屋にいるだけで、指に霜焼けができるほど寒い我が家。今は指が痛くて、水仕事もやりたくありません。最近は、お手洗いの回数もギリギリまで減りました。
室内が暖かい実家にいるときは、割と動けます。自宅に戻ったとたん活動量が激減するのは、やっぱり寒さのせいです。
こうしてキーボードを打っていても、指がかじかみます。ときどき顔や首筋に手を当てて、指を温めながらでないと作業になりません。
電気代が跳ね上がるので使いたくないですが、エアコンに頼るのは「セルフネグレクト対策」には効果的だと思います。面倒くさがりから抜け出すには、部屋は暖かい方が良いです。
SNSは命綱?
チェックの項目には、「家族とのつながりが薄い」というのもありました。しかしこの点、現代はスマホがあるので簡単にクリアできるんじゃないでしょうか。
私は滅多に人と顔を合わせませんが、家族や知人とちょくちょくLINEで連絡。
ギリギリ人とつながることで、
・孤独→人目を気にしない→人生どうでも良い(セルフネグレクト)
の流れは避けられています。
直接話はできずとも、たまのやり取りで生活にちょっとした張りが。引きこもり気味の在宅ライターにとって、スマホのSNSは大事なライフラインです。
友人とのつながりが少なくても、家族のSNSアカウントは登録している人は多いと思います。たまに、SNS上で世間話でもしてみるのはどうでしょうか。
趣味は人を生かす
「生きるのが面倒だ」と感じたとき、「今年に発売するゲームの新作までは生きよう」と考え直すことがよくあります。私は半分、オタク趣味に生かされているのかもしれません。
ちなみに今は、
・スマホゲームの「ファイアーエムブレムヒーローズ」をプレイ中
・ゼルダの伝説の新作が気になる
・ドラゴンクエスト11がプレイしたい
・バーチャルアイドルのライブに参加したい
・クラウドファンディングで出資したゲームをプレイするまで死ねない
・まだ悪魔城ドラキュラとポケットモンスターをクリアしてない
のような感じです。生きがいと言うと大げさですが、「これがあるからもうちょっと生きるか」という効果はあります。
ゲームに限らず、スポーツ中継でもドラマや映画の続きでも、「何か気になるもの」「趣味のもの」があると、セルフネグレクトに打ち勝ちやすいんじゃないでしょうか。
いったん何かが面倒になると、惰性でどんどん面倒なことが増えていきます。
「生きるのが面倒」と本気で感じる前に、自分をケアする「セルフネグレクト対策」は大事です。