転出・転入届もマイナンバーカード1枚で。手続きの注意ポイントとは?
引っ越しに必要な転出・転入届も、マイナンバーカード1枚済む世の中となりました。私が実際に手続きしてみた感じた注意ポイントなどを紹介します。
身分証やら証明書やらの書類がいらないので、その辺りの管理が苦手なズボラでも安心。色々と不安視されているマイナンバーカードですが、あればあったで何かと便利です。
マイナンバーカードが転出証明書代わりに
マイナンバーカードがあれば、カードが転出証明書の代わりに。転入先に証明書を出す必要がなくなり、ちょっと手間が省けます。
マイナンバーカードがなかった以前の引っ越しでは、転出証明書と通知カード、身分証が必要でした。詳しくはこちら⇒一人暮らしの引っ越し準備で、手続きのために市役所などでやることリスト。
「マイナンバーカードは受け取らない」という意見もありますが、どっちみち手続きのたびにマイナンバーは必要です。「通知カード+身分証」などよりも、マイナンバーカード1枚の方が楽じゃないでしょうか。
また、私のような整理整頓が苦手な人間の場合、紙っぺらの通知カードだと何かの拍子に捨ててしまうことがあります。いらない書類に紛れて大事な書類を捨ててしまうということが、良く起こるのです。
その点「カード然」としたマイナンバーカードならば、ほかの大事なカードと一緒に保管できます。ただの髪1枚よりも、プラスチック製のカードの方が間違って捨てる危険性は低いです。
私は面倒なので、財布の中にマイナンバーカードを入れて持ち歩いてしまっています。が、万が一のことを考えると、マイナンバーカードは必要なとき以外は自宅保管の方が安全かもしれません。
カードの手続きパスワードは覚えてる?
ただ、マイナンバーカードを使って転出・転入の手続きをする場合、マイナンバーカードを発行したときに設定した暗証番号とパスワードが必要です。
暗証番号3つとパスワード1つで、合計4つ設定します。カードの発行やパスワードについてはこちらで詳しく紹介中⇒マイナンバーカードの申請から発行までの、数ヶ月間の道のり。
番号はこんな感じのプリントにメモしておいて、保管しておきます↓
もし暗証番号を忘れてしまうと、役所で再設定しないといけません。余計な手間を増やさないためにも、メモは大事に取っておいてください。
転入の手続きに必要なものは、
・B.券面事項入力補助用暗証番号
です。4つの数字からなる暗証番号を入力しました。
4つの暗証番号は「A・B・C」の3つがあって、どれか迷うかもしれません。が、そんなときでも、順番に入力していけばいつかはヒットします。
私はついでに、電子証明書の写しを発行いしてもらいました。
このときは、電子証明書用のパスワードが必要です↓
・D.署名用電子証明書暗証番号
Dだけ、数字とアルファベットを混ぜた長い番号が必要です。全部を暗記しておくのはちょっと大変なので、メモした紙は一緒に持っていった方が安全かと思います。
カードに新住所が記載される
転入の手続きが終わると、カードに新しい住所が記載されます。いったん窓口にカードを預けて、戻ってくるのを待たないといけません。
「大体20分もあれば終わるだろ」と思ってましたが、30分経っても呼び出しがかからず。結局カードを渡されたのは、手続きから1時間ほど経った後のことでした。
狙い目は火~木の午前中か?
私が転入届けを出しに役所へ行ったのは、仕事を終えた午後3時頃だったと記憶しています。平日の水曜日にも関わらず、待合席は人でごった返していました。
以前の引越し先で転入手続きをしたときは、月曜日の午前中でした。このときもこのときで、週末に引っ越してきた人のラッシュで1時間以上かかりました。
今回はそれを警戒して、真ん中辺りの曜日に手続きしに行ったのです。それでも待たされたところを見ると、月曜日や金曜日はもっとひどいんじゃないかと思います。
もともと引っ越しの多い3月に手続きする時点で、ある程度の混雑は覚悟しておかないといけませんでした。そのうえで少しでも空いているときを狙うなら、火~木の朝イチで役所に行くのが一番かもしれません。
転入手続きが終わると、正式に地域の住民の仲間入りです。新生活の第一歩を踏み出せたようで、少し安心します。
転出・転入の面倒な手続きも、マイナンバーカードがあれば楽ちんです。もしまだであれば、新生活の前にマイナンバーカードを発行してもらうのはどうでしょうか?