無駄なものを買わない生活のコツ。買い物の前に考えたい5つのこと。
支出がなかなか減らない人向け、無駄なものを買わないコツを紹介します。
私もこれまで幾度となく、買い物に失敗してきました。その反省から、ホイホイ買わない生活にシフト。ひたすら我慢する、無理な節約を止めることができました。
無駄な買い物が多くなってしまうのは、本当に必要なものを分かっていないことが原因です。まずは買い物の前に、以下のことを考えるようにしてみてください。
1.買う前に考えたい「買う理由」
買い物をするからには、そこには何かしらの理由があると思います。なぜそれが欲しいのか、買う前に考えることも大事です。
理由を考えると、その買い物が必要なものかそうでないのかが分かります。ただ何となく「欲しい」だけだと、理由がハッキリ答えられないのです。
そして理由が曖昧なものほど、買った後に後悔することが多いです。逆に「〇〇のために必要だから」と言える買い物は、納得しているので後悔がほぼありません。
毎日のように使っているお金でも、考えてみると「これって本当に必要?」という支出が必ずあるものです。意外と人は、理由を深く考えずに買い物していることが多いように思います。
無意識の無駄遣いの話はこちらでも⇒節約してるはずなのに貯金できないときは、無意識の無駄遣いが理由かも。
かく言う私も、油断すると美味しそうな菓子パンなどに飛びつきたくなることがあります。しかしなぜ欲しいのか考えてみると、単なる暇つぶしだったり夕飯前でお腹が空いてるからという理由が多いのです。
パン1つに大げさかもしれませんが、「無駄遣いしてしまった……」とは思いたくないもの。今日はこれを買うぞとしっかり決めて、なんの憂いもなく楽しく味わいたいものです。
2.自分にとって大事なものは何か?
そうして理由を考えると、その先にある思いも見えてきます。そもそも何故、私たちは買い物をするんでしょうか。
これはものに対して、「お金を払う価値がある」と考えているからだと思います。では買ったもののどんなところに、あなたは価値を感じたんでしょうか?
この質問で分かることは、私たちが何を大事にしているかということ。お金を使うことで、暮らしをどんな風に変えたいのかということです。
少なくとも3回は繰り返し「なぜ?」を繰り返すと、より大事なものがハッキリしてきます。一見バラバラに見える買い物の中にも、自分なりに共通する考えや思いが見えてくるはずです。
それを買ったら自分の理想に近づけるのかどうか、自分の価値観に照らし合わせる。すると買い物で迷うことが減り、無駄を避けることができるようになってきます。
私の場合は、「マイペースで楽できること」が大事です。そのために面倒くさく感じるメイク用品を買わない一方、趣味には支出を惜しみません。
(今はスーパーファミコンミニが気になっています)
メイク道具は身だしなみに欠かせませんが、私は「このお金でアレが買えるのに」と考えてしまうと思います。自分がストレスの溜まらないお金の使い道を、できるだけ大事にしたいです。
あなたにとっての大事なもの、最優先したいものは何でしょうか?
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3.買わずに済ませる方法はないか?
買う理由もあるし、これを買えば理想にも近づけると思う。しかしお金も無限にあるワケじゃないので、買いたいものを100%買うのは難しいものです。
そんなときは、「家にあるもので代用などが出来ないか?」と考えます。お金を節約するなら、自力でできることを増やすのは効果的です。
ものを買わないことを前提に暮らすと、意外とものを買わずに済むことが多いと分かってきます。当たり前のように使うものでも、実は必須ではないことも多いです。
ミニマリスト暮らしでも、そのことを実感できます。詳しくはこちら⇒ミニマリストの生活、実は刺激的?少ないもので暮らすと頭が良くなるかも。
私も質素なミニマリスト暮らしを始めてから、ものを買わずに済ませることを考え続ける日々。そうして1年以上経ち、多くのものが無くても生活できることを知りました。
お風呂のときに使うバスタオルなども、その1つです。詳しくはこちら⇒バスタオルを使わないで1年生活したカレジョの実感。一人暮らしにはいらない?
食器洗いのときも、洗剤を使わない方法があると分かりました⇒びわこふきんで食器洗い。ミニマリスト生活を目指す私のシンプルな洗い物
ちなみに今は、エアコンを使わず寝苦しい夜をいかにやり過ごすかを考えています。熱中症にならない範囲で、電気代を最小限に抑えたいです。
4.買ったものへの責任を果たせるか?
さらに買い物は、買って終わりじゃありません。手に入れたものを、どう使うかということが一番大事だと思います。使うイメージが出来ないものは、買わない方が良いものです。
さらに使った後、始末をどうするかという問題も。
買う前に始末のことを考えるのは早すぎる気もしますが、物はいずれ使えなくなります。そのときにちゃんと処分しないと、家の中に不用品が増え続けることになってしまいます。
食料やシャンプーなどの消耗品も、使い切れる自信がある分だけ買う方が良いです。特にセールなどで大量に買ってしまう人ほど、「責任」の2文字を意識すると無駄遣いを防げると思います。
私もいらなくなったものを数多く断捨離してきたので、始末の苦労は分かります。時間もかかるし体力も使うし、買うときよりも遥かに大変。それから、処分が面倒くさそうなものはなるべく買わないようにしようと決めました。
責任を果たすというのは、物よりも動植物の方が大事かもしれません。買ったは良いけれど、その後飼いきれずに途中で投げ出す人が多いことが残念でなりません。
ちなみに私は最近、プチトマトの水耕栽培を始めました。その話はこちら⇒室内で野菜を育てよう。水耕栽培キット・ポットランド観察記。
プチトマトも実際買うまでに、1年くらい時間がかかっています。前に住んでいた団地から今のアパートに引っ越してきて、この部屋なら無事に育ちそうだと判断できました。
自分が持っているものには、何でも責任が生まれます。大きな買い物のときほど、責任を果たせるのかしつこいくらいに考えた方が安全じゃないでしょうか。
5.買わないことで起こる不都合は何か?
これまで「買った後に起こること」を考えてきましたが、逆に買わないことで起こることはなんでしょうか。それを買わないことで、どんな不都合があるのか考えてみて下さい。
ここで「損したらどうしよう」などと不安を挙げだすと、買わずにはおれなくなってしまいます。大事なのは、事実だけを抜き出すことです。
事実だけを考える方法はこちらで詳しく紹介しています⇒断捨離中にものを捨てるのが不安なとき、恐れを取り除くための5ステップ
人は不安に対して敏感な生き物なので、「今買わなきゃ損」みたいに思うといてもたってもいられなくなります。なのでお店や企業は、買わないことのマイナスイメージをやや大げさに伝えることも多いです。
しかし買い物のときは、感情と事実をごちゃ混ぜにしないことが大事です。買わないで起こる事実を考えてみて、本当に困りそうだというときだけ買うことを考えてみて下さい。
無駄なものを買わないコツは、じっくり考えることです。必要かどうかを買う前に考えれば、無駄遣いは減らせます。
買い物で後悔することが多い人は、立ち止まって考えることを意識してみてください。