ルームウェアとパジャマって、使い分けた方が良いの?カレジョの実感。
ルームウェアとパジャマは、使い分けた方がいいのか?実際に部屋着とパジャマを分けてみたことがある、カレジョの実感を紹介したい。
部屋着と寝間着を分けないのは、実に楽ではある。が、あまり楽すぎるのも、それはそれで問題かもしれないのだ。
生活にメリハリがなくなる
一日パジャマのままだと、どうしてもメリハリが無くなる。特に自宅で仕事をする私の場合、「寝起きの延長線上」のようになってしまうのだ。
頭が寝起きモードだと、仕事も身に入らない。そのままダラダラスマホをいじり続け、何時間も経っていたというのはよくあったことだ。
ずっとダラダラし続けるというのは、脳にも良くないらしい。メリハリがなくなると、心を安定させる「セロトニン」が減ってしまうのだ。すると、睡眠不足やうつ病にかかりやすくなる。
逆に朝起きてから着替えるようにすると、多少目が覚める気がする。ついでに朝日を窓ぎわで浴びれば、一日がまた始まったなと切り替えやすくもなる。
セルフネグレクトの危険性が増す
暮らしにメリハリがなくなると、今度はズボラが加速していく。一度楽を覚えると、人はどんどんその方向へと流されていくのだ。
ただボンヤリする時間が増えるだけなら、まだいいかもしれない。しかしそれがエスカレートすると、今度は命の危険にまで及ぶかもしれないのだ。
めんどくさがりも、過ぎると暮らしが成り立たなくなる。詳しくはこちら⇒生きるのが面倒?若者でもかかるセルフネグレクト対策を、独身30代が考える。
ずっとパジャマを着ていると、今度は外へ出るのがおっくうになる。もし一人暮らしだったら、日々の買い出しなどをサボりかねない。まだ仕事をしている人はいいが、無職の若者や老人だと死ぬ寸前までいくケースもある。
「着替えるのが面倒」という理由でルームウェアとパジャマを分けていないなら、それは止めた方がいいかもしれない。身の回りのことまで、やる気がなくなったら危険だ。
服が傷む
メリハリやズボラという意外にも、服を着替えないデメリットはある。同じ服をずっと着続けると、単純に早く服が傷むのだ。
私が勤め人だった頃、こんな話を聞いたこともある。
かつてフンパツして高級スーツを買った上司がいたのだが、仕事が忙しくて家に帰れない。そのスーツのまま、オフィスで寝る日が続いたそうだ。
するとある日ついに、スーツのズボンのお尻部分が裂けてしまったのだ。もちろんスーツはダメになり、何十万円ものお金を損してしまった。私が話を聞いたときは、その上司は普通の安スーツを着ていた気がする。
高級ルームウェアなどで同じことをしようものなら、すぐダメにしてしまう危険性がある。お気に入りのパジャマや部屋着ほど、しっかり使い分けた方がずっと着続けられるんじゃなかろうか。
いらない服が増えていく?
私もかつてやっていたのだが、古いTシャツなどをパジャマorルームウェアにしている人は多いかと思う。服をリサイクルするのはいいのだが、やり過ぎは禁物だ。
いったんリサイクルすることを覚えてしまうと、古い服を次なる部屋着の候補としてストックするクセがつく。すると当然ながら、ボロボロの古着がクローゼットに増えていことになってしまう。
いくら古着といっても、やはり服。消化には時間がかかるものだ。いらない服を全て部屋着にしようとしたら、キリがない。
もし古着をルームウェアにするにしても、ストックはせいぜい1着で十分じゃなかろうか。
逆に普段着をパジャマにしてみる
最近私がやっているのは、普段着をパジャマにすることだ。最初はパジャマでないとぐっすり寝られないかと思っていたが、いざやってみるとこれが意外と快適だった。
同じ服の着たきり生活を始めたきっかけはこちら⇒楽ちんすぎて止められない。毎日同じ服を着るメリットとは?
確かに着替えはメリハリになるのだが、面倒なときもある。布団から起き出してそのままいつもの暮らしに突入できるというのは、朝の面倒を確実に1つ減らせることでもあったのだ。
また、寒い日は着替えが苦痛でもある。寒くて着替えるまでに時間がかかる人にも、普段着で寝る生活はいいかもしれない。
パジャマを着たきりの暮らしがオフなら、普段着の着たきりは常にオン状態ということかもしれない。寝間着だとダラダラしてしまうところ、普段着の方だと普通にやるべきことに取りかかれるから不思議だ。
ルームウェアと寝間着を分けない暮らしは、ズボラの始まりかもしれない。週末がダラダラするだけで終わってしまうのが悩みの人は、朝起きたらすぐに着替える習慣をつけたら良いかもしれない。
もしくは逆に、普段着をそのままパジャマにしてしまう暮らしというのはどうだろうか。