勉強や仕事への集中力を上げて効率化。マルチタスクの習慣を今すぐ止められる方法
今回は、ダラダラ作業の原因ともなる「マルチタスクの習慣」を止められる方法をお話します。マルチタスクは一見効率的なようで、作業の進みが遅くなる非効率的な動き方です。
マルチタスクを止めれば、仕事や勉強が今よりもっと早く終わります。作業の効率化には、1つのことに集中する力を上げることが一番です。
日々のながら作業を止める
毎日の生活では、もはや「ながら作業」をしてない人の方が少ないと思います。この「ながら作業」を止めることが、脱・マルチタスクへの大きなステップです。
食事中にスマホをいじらない
食事中のスマホいじり。これを止められれば、マルチタスクは半分卒業したも同然です。食事中はLINEやツイッターの通知はOFFにする、スマホの電源を切るなど、最初は意識して遠ざけるのも良いと思います。
食事中は、ただ目の前の食事を集中して味わいます。最初は「時間がもったいない」という感覚に襲われますが、2~3日すれば慣れます。食事中は、食事だけすれば大丈夫です。
メールのチェック、SNSの返信、ニュースサイトの見回り、スマホゲームのログインなど。確かに、食事中にやれば時間の節約のような気がします。けれどこれは、1つ大きな損をしています。
それは、「食事を味わって食べられないこと」です。スマホに意識を取られると、毎日の食事が「作業」となります。本来は満足感を得られるはずの食事が、「単なる栄養補給」と化すのです。
私も以前は口いっぱいに食事を詰め込んでモグモグしながら、スマホにいそしむ日々。ご飯は味わっているつもりなのに、なぜか「満たされた」という感覚がありません。お腹は膨れても、心は満足していませんでした。
食事中のスマホいじりを止めてからは、前よりもご飯を味わって食べるようになりました。ご飯を黙って味わうと、自分の下手な料理でも「美味しい」「ありがたい」と感じられるから不思議です。
テレビを見ながら本や新聞を読まない
テレビをBGMに、作業する人は多いです。食事でも、スマホ&テレビのダブルコンボをやっている人もいるかと思います。これでは、マルチタスクがクセになるのも無理ありません。
食事中はもちろん、本や新聞、雑誌を読むときも、テレビは付けない方が集中できます。活字に集中する30分は、テレビをボーッと見る1時間よりもはるかに充実感を得られます。
私の場合、寝る前に本を読んでいます。いつも30分~1時間ていどですが、時間がとても長く感じられます。時間を長く感じると、「ぜいたくなひと時」を過ごしているかのような感覚を覚えます。
こうした「ぜいたくなひと時」は、夜更かしの防止にも役立ちます⇒夜更かし対策に私が実践している方法。早寝で、おひとりさまの休日を楽しく過ごす
場所は「テレビを見ない」の「お風呂上がりにテレビを付けない」です。上の記事の中では「やり切った感」と言っています。
人の話はちゃんと聴く
人の話すとき、スマホやテレビを付けてはいないでしょうか?特に家族や友人など、親しい間柄では多いと思います。
相手が一生懸命話しているのに、スマホに夢中で「ごめんごめん、何だっけ?」。これで、ケンカになることも良くあると思います。あなたが逆の立場でも、良い気はしないはずです。
人の話をちゃんと聴かないのは、マルチタスク以前に人間関係がこじれる元です。どんな些細なことでもしっかり向き合って聴けば、相手の満足度も上がります。
ネットで調べ物を始めない
勉強や仕事の途中で「これ何だ?」と調べたくなることはチョイチョイあります。そんなときはネットが便利ですが、同時に大きなトラップも潜んでいます。
目当ての調べ物が済んだ後、視界に入ったニュースが気になってリンクをクリック。さらにその後「そういえば買いたいものがあったんだ」とネットショップのサイトを開く……。
5分のつもりが、気付けば早1時間。「もうこんな時間!?」と焦り出した経験をお持ちの人は、私以外にもいるかと思います。
私も未だに、ライティングの途中で「調べ物」を始めてしまうことがあります。そんなときは「後で調べよう」と思い直すか、「調べ物に関係ないリンクは踏まない」と自分に言い聞かせています。
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ものごとに優先順位をつける
作業に優先順位を付けるのも、脱・マルチタスクには効果があります。用事が溜まってくると、あれやこれやと同時に手を付けたくなるかもしれません。その焦りが、人をマルチタスクに走らせるのです。
しかし、いくら焦っても身は1つ。限られた時間の中では、全てをやるのは無理があります。優先順位を付けて1つ1つ順番に終わらせていけば、用事はいつか必ず片付きます。
やるべきことをリスト化する
頭の中だけでやることを考えても、上手くまとまりません。まずは、作業を書き出してリスト化することをおすすめします。
私はスマホの「やることリスト」を使っています。スマホでなくても、スケジュール帳やノートでも大丈夫です⇒スケジュール管理には、todoリストがおすすめ。頭の中をミニマルに保つ情報整理術
私の場合、「やるべきこと」「やりたいこと」「欲しいもの」など、何でもリストに書き込んでいます。やることを書き出したら、締め切りや重要度を設定して作業の順番を決めています。
作業の内容を具体的に決める
作業をリスト化するときは、内容はできるだけ具体的にした方が良いです。あらかじめやることを決めると、「次はどうしよう」と考える手間をなくせます。
例えば「家の床掃除」にしても、「まずはリビング、次に寝室、次はお風呂場……」など、掃除の順番を決めればテキパキと動けます。
私も朝やることをルーティン化して、順番通りにやっています⇒ミニマリスト生活を始める前と後の、私の暮らしの変わりようを比較します
場所は「ミニマリスト後」の「朝のルーティンを済ませる」です。
買い物のときも、買い物メモを作る方が安全です。買うものを決めないと、無駄遣いを増やすことにもなります⇒80%の買い物は無計画。節約を邪魔する「知らぬ間の無駄遣い」とは
作業を半自動化すると、頭でアレコレ考えずに済みます。すると、意識が目の前のことに集中しやすくなるのです。
仕事や勉強が早く片付けば、空いた時間を自分の好きなことに使えます。そのためにも、ダラダラ作業になりがちなマルチタスクは止める方が良いです。
目の前のことを集中してやり切る。これが、作業を効率的にこなす一番のコツです。