【驚愕】カレジョの貧乏生活が、毎日新聞に取材されました
「カレジョの七転八起ライフ」が、毎日新聞から取材された。取材の内容などと合わせて、私が実感したところをお話したい。
これまでも雑誌やウェブメディアから取材を受けたが、大手新聞社の1つである毎日新聞がお出ましになるとは思っていなかった。世の中、何が起こるか分からないものである。
毎日新聞からの取材
毎日新聞からの取材は、「0円生活について考えを聞かせえてもらえませんか」というものだった。
0円生活の記事がこちら↓
0円生活、なぜ受ける? テレビ、洗濯機なし スーパーが冷蔵庫… 物あふれる日本「すっきり暮らしたい」
私の部屋の様子もちょっと紹介されているが、改めて見ると質素の一言につきる。
記事の内容も、貧乏:ミニマリスト=「8:2」といってもいい。単なる貧乏だと突っ込まれたらそれまでである。
弥生の貧乏暮らし
記事の中にもあるが、私は現状、月11万ほどの収入で暮らしている。おそらくだが、生活保護の方がまだもらえる額は多いだろう。
さらに月収のうち40~45%は、日雇いのバイト代だ。なんとか家賃分くらいは稼ぎたいと思っているが、そのときの気分などでどれだけ働けるかバラつきがある。
バイトを頑張ればそれだけで16万くらいは稼げると思うが、そこまでの根性はない。いちおう文章を書く仕事をしているので、できればブログの更新を優先したいとも思う。
プロフィールにも書いてあるが、週5日で働かない暮らしが理想だ⇒私はこうして枯れていった。カレジョ・弥生の七転八起なプロフィール
生活費を月10万円ほどに抑えれば、必要なお金も減る。たくさん働いてたくさん稼ぐよりも、ほどほどに稼いで後はダラダラしたい。
とはいえ、さすがに月収11万円ではギリギリすぎて安心できない。時間あたりの収入を増やして、月20~30万は稼ぎたいところだ。
貧乏orミニマリスト?
こう書くと「やっぱりタダの貧乏じゃないか」と言われそうだが、ミニマリストと名乗る以上、ものを持たないことも意識している。
我が家にはテレビ・冷蔵庫・洗濯機などがないが、これは貧乏半分・ミニマリスト半分だ。お金がなくて買えないのは事実だが、それで不便・ツライかといえばそうでもない。
ミニマリストに目覚める前はなんでも揃えたいと思っていたが、実際はなくても大丈夫なものが大半だった。色々と捨ててみた結果、質素な暮らしに落ち着いたのである。
なのでもしお金によゆうができても、今の暮らしを続けるんじゃなかろうか。普段の暮らしは、できるだけお金を使わない方が後々楽だ。
それでもお金がほしいのは、老後の心配と奨学金&年金滞納分を返済するためだ。人生でやりたいこともまだまだある。そのためのお金は、バシバシ増やして貯めたいものだ。
0円生活が流行ってる?
そんな暮らしをしていたら「0円生活」について取材があったワケだが、なんでも0円生活は世間の注目ワードらしい。巷では0円生活がテーマの本まで出ている。
私は0円生活というと某特番のサバイバル生活しか思い浮かばなかったが、お金を使わない暮らしに興味津々の人が増えているということか。格差が広がる昨今、それも納得である。
収入も増えない、老後も年金がもらえるか分からない世の中、少しでもお金を使わない方向に行くしかあるまい。節約を追い求めてたどり着いたのが、0円生活なんだろう。
1つのものを皆で使うシェアリングエコノミーも、今注目されている分野だ。カーシェアリング・シェアハウスなどは、これからもっと広まると思う。
ミニマリストと0円生活
私も本などは、もっぱら図書館で借りる。本を買うお金がないのも1つだが、読み終わった後に処分するのが面倒くさいという理由もある。
ミニマリストがものを持たないのは、ものを持つことがかえって面倒やストレスを招くこともあると考えているからだと思う。多すぎるものは、自分を不自由にする。
洋服1つとっても、たくさんあるのに着る服に困ったり、整理が大変だったりする。齢を取った人が、自分の荷物を捨てるのに苦労する話もよく聞く。
ものを持たない→ものを買わない→結果、お金を使わないという流れで、ミニマリストとお金を使わない暮らしはつながっていると思う。実際ミニマリストになって、節約できたという人は多い。
私自身も、暮らしがシンプルになって買うものが減った。その分は確実に節約になっている。
私が普段買わないものはこんな感じ↓
・シャンプー、リンス、石けん、洗剤など
・各種調味料、食用油など
・メイク用品一式
・流行の服など
ミニマリスト・貧乏・ズボラが合わさってこうなった。月10万円で済んでいるのは、こういったもろもろの出費がないからだろう。
元祖ミニマリストはお金持ち?
ただし、ミニマリストの中にもリッチに暮らす人たちはたくさんいる。ものが少ない代わりに厳選して良いものを持ったり、体験にお金をかける人もいる。
時間を大事にしたいというミニマリストは、お金を使って時間を節約する。そういう人たちにとって、0円生活は真逆のスタイルじゃなかろうか。
私はものを持たないと共に、削れる出費を見つけ出して節約するのが好きな人間だ。そんな人間に0円生活は合っているが、ミニマリスト全員に合うわけじゃないだろう。
なんでも0円はいいことか?
お金を使わない暮らしは面白いが、全てが0円になるのは果たしていいことなのか。もしすべての人がお金を使わなくなったら、世の中は立ち行かなくなるだろう。やはり多少のお金は必要だ。
ものを書いている立場からすると、イラストや漫画などのコンテンツが違法にアップロードされ、タダで読めるサイトも無視できない。これも、0円をよしとする風潮からできたものだろう。
(違法アップロードサイトには収益目的の広告が貼られているから、厳密には0円じゃない)
作った人がタダで提供しているコンテンツなら0円でいいが、人が作ったものをタダで横取りする輩は許せない。人のものを使いたいなら、それなりのお金を払うべきだ。
0円をなんでも受け入れるのではなく、その裏にあるしくみも知ったうえで使うのが大事じゃなかろうか。
貧乏暮しをせざるを得ない人たち
また、0円生活が注目されるうらで、お金がなさすぎて貧乏な暮らしをせざるを得ない人たちもたくさんいるという。
お金が無くて大変な思いをしている人も、たくさんいるはずだ。貧乏についての話はこちら⇒お金で幸せは買える。貧乏でも幸せという人は、本当の貧困を体験したことがあるか?
私のように質素なミニマリスト暮らしを楽しむ人間というのは、少数派だろう。ほとんどの人は、もっと人並みの暮らしがしたいと思っているはずだ。
のぞまぬ貧乏暮しを強いられている人たちを、0円生活やミニマリストで片付けるのは話が違う。どうやったら貧乏から抜け出せるか、対策を考えることも忘れちゃいけない。
毎日新聞も注目しているミニマリスト、質素な暮らしに興味を持つ人は意外に多いようだ。私もこのブログから、質素な暮らしの情報を発信していきたい。