小中高生も体毛は気になる。キッズ脱毛は許されるか?
最近は、美容脱毛の低年齢化が進んでいる。早いと、小学校から脱毛を受ける女子もいるという。
キッズ脱毛については賛否両論あるが、未成年が脱毛するのはそんなに悪いことなのか。体毛の問題というのは、当事者にとっては意外に深いものなのだ。
毛深いことはやはり気になる
キッズ脱毛が増えている裏には、親が進んで子供に脱毛を受けさせているということがある。自分が毛深いことで苦労してきたので、子供に同じ思いをさせたくないという親心らしい。
こういう風潮に対して、「お金の無駄遣い」という声もあった。が、そういう人は、毛深いことで悩んだことがないんだろう。
とりわけ女性にとって、体毛の濃い薄いは無視できない問題だ。見た目もゴツくなるし、女性は体毛が薄い人の方が多いから、どうしたって悪目立ちする。
なかには学校で、毛深いことをいじられることもあるらしい。もはや単なる美容を超え、体毛というのは死活問題にもなりかねないんだなと思う。
かくいう私も、子供の頃から体毛が濃い人間だ。それでいじめられたことなどはないが、やはり夏や体育の授業は気になったものだ。
とくにヒサンだったのが、水泳の授業のときだろうか。濡れて張り付いた腕毛は、ちょっとしたホラーだった。
中学生の頃などはカミソリで剃ったりもしたが、決まって痒くなるので止めた。今は年がら年中、毛深い手足は放ったらかしだ。
が、チャンスとお金があるなら、脱毛をやってみたいと思ってもいる。やはり、毛深いのは気になるものだ。
別に何歳から脱毛してもいいのでは?
体毛というのは、大人も子供も差がない。毛深い人間は、ずっと毛深い人生を歩むことになるのだ。
だから毛深いことが気になるなら、何歳から脱毛しても別にいいと思う。周りからどうこう言われる問題じゃあるまい。
皮膚が弱いとか、レーザー脱毛の副作用云々のリスクはあるとは思う。その辺りは、親子でしっかりしたクリニックを探さないといけないだろう。
ちなみに未成年だけでなく、どんなに歳をとっても脱毛に遅いということはないと思う。アラフィフでも還暦を過ぎても、やりたければやればいいんじゃなかろうか。
なぜ未成年だとダメなのか?
しかしなぜ、未成年の脱毛は文句を言われるんだろうか。健康を心配する声はいいとして、それ以外のムダだという声はどこまで正当性があるのか。
そのくせ成人してから剛毛のままだと、それはそれで毛深くてみっともないと文句を言われるのだ。カミソリで処理をしても、チクチクだといってくる輩までいたりする。
結局文句をいうヤツは、何をしても文句を言ってくるのだ。そういう輩の言葉には、耳を貸さないに限る。
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お金の問題はどうするか
世間が問題視しているのは、お金のことだろうか。確かに脱毛は、全身で数十万円かかる。子供に払える金額じゃない。
しかしそこも、親や本人が納得して出しているなら何もいえない。たとえ周りはムダといおうと、当人たちにとっては必要経費なのだ。
子供に全く負担なしというのが問題なら、3~5割くらいを出させるという手もある。お小遣いやお年玉を一定の金額まで貯めたら脱毛させるというルールにすれば、節約の励みにもなるんじゃなかろうか。
体毛を気にしない世の中に
脱毛は、したければすればいいとは思う。が、なぜ人はこんなにも、体毛に対して敏感なんだろうか。日本でも古くは平安時代から、人は脱毛をしてきたという。
確かに見た目は悪いが、生活に不都合が生じたり健康に影響が出るものでもない。そのままでもいいっちゃいいものでもある。
現代で脱毛だダイエットだというときは、テレビがスポンサーに気を使ってキャンペーンを組むということも多いかと思う。利益を優先してやたらと毛深い人の不安をあおるというのは、いい気持ちはしない。
本当は誰でも脱毛できる世の中というよりは、体毛があろうとなかろうと気にならない世の中になってくれる方がいいのかもしれない。
体毛というのは、実にデリケートな問題だ。毛深いことでバカにされたりいじめられるということは、あっちゃならない。
それを脱毛して解決するのか毛深いまま開き直るのか、どうするかは個人の自由だ。誰がどっちを選んでも、文句を言われないようになればいい。