健康な老後の生活と仕事のためにも、30代から体力づくりはしておいた方が良い。
人間の体力は10~20代がピークと言われています。衰えが見え始める30代からの体力づくりは、健康な老後生活や仕事を長く続けるためにも大事ではないでしょうか。
運動の習慣があるかないかで、下り坂の角度も変わってきます。おひとりさまとして生きていくのならなおのこと、自分のことは自分でできる体力は保っておきたいものです。
体力がなければ仕事もまっとうできない
ほぼ引きこもり状態の在宅ライター業を始めて実感するのは、相応の体力がなければ仕事をまっとうすることもできないということです。
1日のノルマを決めて計画的にやるのが一番ですが、ときには無理をせねばならない場面もあります。そういうときは最終的に、体力勝負となるのです。
私の場合、今はPCの前に5~6時間向かい合うのが限界です。それを超えると偏頭痛がしてきて、脳みそがガス欠になったように全く働かなくなるのです。
特に寝不足のとき、こういう状態になりやすいです⇒収まらないイライラや疲れは、睡眠不足の症状?ひどくなる前に寝不足の解消を
今までは、それが自分の限界だと思っていました。けれどこれは、自分が集中力を長い時間保つだけの体力がないからだと気付きました。
当たり前のことですが、脳を動かすにもエネルギーがいります。集中力を切らさず作業し続けるのも、肉体労働の1つだったのです。
動くのが面倒→体力落ちるの悪循環
家の中で全てが完結するので、滅多なことでは外に出ません。すると立ち上がる動作1つもおっくうになり、よけいに体力が落ちるという悪循環に落ちていきます。
体力が落ちるとちょっとのことでもすぐ疲れ、新しいことに挑戦したり、積極的に用事を済ませる意欲も失せます。そうしてますます、PCの前から動けなくなっていきます。
ぐっすり寝るにも体力がいる
体力が落ちると疲れやすくなり、すぐに寝ようということになります。しかししっかり睡眠をとるのにも、実は体力がいるのです。
起きてすぐ、朝日を浴びることも効果的です⇒朝日で眠りの質を上げ、睡眠不足解消。朝までぐっすり寝るための秘訣とは?
一説によれば、お年寄りが早起きなのは「寝る体力がないからだ」と言われています。寝るのにも体力が必要で、年配者ほど体力がないから寝ることもできないということです。
私は睡眠時間さえ長く取れば疲れは取れると思っていましたが、それは大いなる誤解でした。身体を動かさないからぐっすり眠れず、それで起きたときに身体のダルさを感じていたのだと思います。
疲れが取れないと作業もままならないし、何かをやる意欲が……。前に言った悪循環にハマるパターンです。
矛盾するようですが、疲れたときほど身体を動かす方がリフレッシュできます。いくら寝ても身体が気だるいのは、運動不足が原因かもしれません。
老後のために今からできること
私の目標は生涯現役なので、歳をとっても仕事ができる体力が必要です。そのためつい最近から、早歩きを始めました。
早歩きとゆっくり歩きを繰り返す、インターバル速歩です⇒早歩きダイエットで挫折しない、インターバル速歩の方法。
やったりやらなかったりと非常に不安定ではありますが、なるべく朝イチで近所を歩くようにはしています。運動の後は気分がスッキリして、寝ぼけた頭が冴えてくるのを感じます。
始めたばかりの頃は、なまった身体の血流が急に良くなって足がとてもかゆくなったりもしました。けれど数日も続けると、それもなくなっていきます。
なるべくバスを使わずに歩きや自転車で済ませるなど、自分の足で歩く機会も増やしています。とにかく自分の足で歩けるうちは、いくつになっても大丈夫だろうと思います。
ほかにはお風呂あがりのヨガや腹筋をやったり、床掃除や手洗い洗濯も身体を動かす貴重な時間です。部屋から一歩も外に出ない日でも、少しでも運動をしようとは意識しています。
まだまだ運動の習慣は身につけられていませんが、30代からの実践が、この先10年20年後に大きな差となって返ってくるのではないでしょうか。
目下のところの目標は、富士山への登山に挑戦することです。ご来光を見るのを目指せば、単調な早歩きもやる気が湧いてきます。