単なる自己中?真面目すぎる完璧主義と、わがままな性格の似ている点とは。
完璧主義の人は、得てして真面目過ぎるのだと思います。しかしその完璧主義な性格は、裏を返すと単なるわがままかもしれません。
完璧を目指すこと自体は、悪くないと思います。しかし融通が効かないあまり、自分にも周りにもいらぬ負担を増やしている可能性もあるのです。
かくいう私も自己中な人間です。己のこれまでの反省もこめて、完璧主義とわがままの共通点を探っていきます。
完璧主義は負けず嫌い?
完璧主義な人間は、まず結果にこだわります。言わば、負けず嫌いなのです。勝つ(自分の望んだ結果を得る)ことができないと、とにかく気が済みません。
私もとにかく負けず嫌いです。ジャンケン・テレビゲーム・学校の運動会、勝負事で負けると必ず大泣き。果ては自分とは無関係のサッカーワールドカップなど、日本が負けるだけで1週間落ち込んだものです。
今は昔よりは多少ましになりましたが、それでも負けるのは嫌です。見境いがなくなるのが分かっているので、対戦型のスマホゲームなどはあえて手を出さないようにしています。
妥協できない=何でも思い通りにしたい
何事にも妥協しないというと少しカッコ良いですが、要はなんでも自分の思った通りにやりたいだけです。あまりにこだわりすぎて、ほかのことが全く手につかないことが良くあります。
例えば仕事で資料を作るとき。図や表の配置など細かいところが気に入らず、いつまでも修正が終わらない。結局資料は未完成で、残業になったり周りの人間に割りを食わせることになるのです。
自分でも「どうでも良いことにこだわってるな」という自覚はあります。それでもいったん夢中になると、気が済むまでそこから離れることができないのです。
仕事に限らず、何か予定をこなすときもそうです。思い通りことが運ばないと、途端にほかのやる気までサーッと失せていきます。
良くあるのは、天気のせいで予定変更せざるを得なくなったときです。朝イチでウォーキングする気満々だったのに、外を見ると雨。代わりに室内で運動すれば済むのに、ウォーキングじゃないと嫌なのです。
運動しないならしないで、さっさと仕事に取り掛かることもできます。が、1日の始めに出鼻をくじかれると、その日1日は全く作業に身が入らずグダグダに。わがままな完璧主義には、0か100しかないのです。
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人に厳しい=自分の都合を押し付けている
完璧主義な人の中には、自分にも他人にも厳しい人がいます。これもつまるところ、人に自分の都合を押し付けているということです。
運動会の団体競技や、クラス全員のコンクールなどは厄介です。自分のミスはもちろん、他人のミスで負けても強く責めたくなります。自分には非がないと思えば思うほど、周りへのイライラが募るのです。
焼肉や鍋パーティーなどでもたまに仕切りたがる人がいますが、それも完璧主義の悪い点が出ているのだと思います。とにかく自分の流儀に皆が合わせてくれないと、美味しく食べられないと信じきっているようです。
思い通りにいかないと不機嫌になる
最近は夜更かしが続いたせいで、朝が寝坊気味です。自分の起きたい時間に起きられないことが続くうち、朝起きたときに無性にムシャクシャするようになりました。
最初はなぜイライラするのか分からなかったのですが、考えるうちに「これが完璧主義というやつかも?」と思い当たったのです。
今は会社勤めではないのだから、30分や1時間起きるのが遅れても何ら不都合はありません。にも関わらずイライラするのは、自分のことすら思い通りにできないストレスからでした。
起きられなかったことを考え出すと、イライラ・クヨクヨが止まりません。なのでなるべくほかのことを考えて、意識を別のところにそむけるように気をつけています。
完璧主義は、見方を変えれば単なるワガママとも言えます。一見真面目なようにも見えるのは、こだわりが強すぎて融通が利かないゆえです。
何でも思い通りに進めようとするのは、うまくいかなかったときのストレスがとても大きいです。少し肩の力を抜いて、「まあ良いや」と思い直すのも大切だと思います。