最近の女性誌とか女性向けサイトって、くだらないうえに害悪だよね。
女性誌や女性向けサイトの情報は、くだらないものが増えたなと思う。ネタのほとんどが、ネットで話題になったものの延長線だったりもする。
ただくだらないだけならまだいいが、なかには害になっている情報まであるのが問題だ。まがりなりにも影響力のあるメディアとして、これはマズいんじゃなかろうか。
ヒルドイドにマタ旅
つい先日SNSなどで話題となった、ヒルドイド問題やマタ旅問題。これらが広まったのも、女性誌がきっかけの1つだった。
ヒルドイドは皮膚用の薬だが、美容目的で使う輩が増えて問題になっている。詳しくはこちら⇒【怒り】93億円もの無駄使い。ヒルドイドを美容目的で使う奴はすぐ止めろ
ヒルドイドは薬なので、病院で処方してもらうしかない。そのおかげで健康保険料の負担が上がり、90億円以上がムダになっているという話だった。
もう1つのマタ旅というのは、妊婦が記念に旅行にいくことをいう。こちらは芸能人のSNSや、女性誌のインタビュー記事により広く知られることとなった。
しかし妊娠中というのは、なにが起こるか分からない。普通なら絶対に安静にしてないといけない状態だ。なかには、旅行中に重体化して母子ともに亡くなったという事故もある。
どちらも放っておけば、もっと大きな社会問題になりかねない。そんな情報を、女性誌や女性向けサイトは平気で垂れ流していたということだ。
イメージ先行で結果を考えず
偏見かもしれないが、女性誌というのは、おしゃれでキラキラしたイメージを何より大事にする。どんな情報もキラキラのイメージで包み込んで、「今はこれがおしゃれでイケてる」と読者に思い込ませるのだ。
ファッション誌も、イメージと現実が違いすぎて参考にならない⇒なぜファッション雑誌やおしゃれ本が参考にならないのか、5つの理由と対策。
しかしヒルドイドを治療以外の美容目的で使うのは、違法なうえに迷惑だ。マタ旅も本当は命がけのことで、母子に何かあってからじゃ遅い。
やっていることの中身とキラキライメージの大きな差というのが、実に恐ろしい。イメージだけが独り歩きした結果、なんの悪気もなく問題で危険な行為をやってのける人が増えてしまうのは嘆かわしいことだ。
読者が食いつきそうなネタを紹介するのは、マスコミとして当たり前なのかもしれない。が、自分たちが紹介しようとしている情報の中身やその結果について、もっと真剣に考えた方がいいだろう。
個人のサイトだって、偽ニュースを流して問題を起こせば管理人が逮捕される時代だ。マスコミも、もっと自分たちが流す情報に責任を持ってもらいたい。
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マスコミがその情報を発信するメリット
マスコミが情報を発信するのは、読者によい情報を届けるのが表向きの目的だ。が、そういう方向に読者を誘導するメリットがあるから、そうしているという側面もある。
ファッション誌がカタログと言われるのは、ほとんど商品の紹介がメインになっているからだ。まさに宣伝活動だ。ブームとなったマタ旅の裏にも、旅行業者との駆け引きがあったんじゃないかというウワサがある。(あくまでウワサだが)
雑誌に限らず、マスコミはそれぞれの立場から情報を発信している。完全に中立・公正というメディアはないと思う。自分たちの都合のいいように、読者や視聴者を誘導しようとしていることを忘れちゃいけない。
情報をうのみにするな
私たちができる対処法といえば、受け取った情報を100%うのみにしないことだ。むしろ、信用度50%くらいの感覚で付き合った方がいいんじゃなかろうか。
なんでも半信半疑で受け取っておくと、一回は必ず自分の頭で考える習慣ができる。単なるひねくれ者にも思えるが、適当な情報があふれる現代では大事な姿勢かと思う。
特にネット時代の今は、情報自体が間違っている可能性もある。それを信じたら、自分が損だ。さらに自分が損するだけならまだしも、うっかり拡散でもしたら自分まで加害者になりかねない。
情報を受け取ったとき、「許せない」など感情的になったときほど要注意だ。冷静じゃない状態で流す情報ほど、偏っていて危険なものはない。
信用できるメディアは自分で探す
情報がお手軽に手に入るようになった今、大事なのは情報の質だ。マスコミが質の高い情報を流すとは限らないし、逆に個人サイトにも役立つ情報はあったりする。
メディアを無条件で信用すると、うっかり偽ニュースを掴まされるかもしれない。当たり前ではあるが、情報を1つ1つ見て確認するのが一番安全だと思う。
情報をチェックするなかで、「これは自分に合っている」「役立った」と思うものが多いメディアが、自分に合ったメディアなんだろう。そういうメディアを増やすと、受け取る情報の質も上げられると思う。
体験に勝る情報なし
さらに確実なのは、身をもって体験することだ。手間も時間もお金もかかるが、これ以上の貴重な情報というのはない。
実際のところというのは、やはり自分の目で確かめないと分からない。実体の見えないネットならなおさらだ。
実際に確かめた結果、大勢の意見が黒でも、自分は白だと思うかもしれない。そういう情報なり意見なりが、自分の血肉になっていくんじゃなかろうか。
メディアだマスコミだといっても、情報を発信しているのは人間だ。完全・完ぺきで正しい情報というのはない。
特にイメージ先行の女性誌などは、まずは情報をしっかりフィルターにかけたいものだ。