人生に疲れた。もう辛くて死にたいと思っている人へ。
人生に疲れた、もう死にたい。多分そう考えているから、今あなたはこの記事を読んでいるんだと思います。
そんな辛い気持ちを抱えたときに、聞いてもらいたいことをお話します。
本当に辛い
今あなたは、本当に辛いんだと思います。死にたいと思うほど、追い詰められているんですね。しんどいですよね。
あなたにとって、そんなに辛いこととは何でしょうか。勉強や仕事がうまくいかないんでしょうか。それとも、家族や友達とうまくいってないんでしょうか。
他人からしたら、大した悩みじゃないのかもしれません。あなた自身も、こんなことで悩んじゃダメだと思ったりしていないでしょうか。そうやって、自分で自分が嫌になるのも辛くはないですか。
誰かに、辛いと言えれば良いのかもしれません。が、誰にも言えないからこそ、こうして一人で抱え込んでいるんですよね。
もしかしたら、誰かに相談したことがあるでしょうか。
「死ぬな」
「あなたはスゴい」
「今は辛いかもしれないけど大丈夫だから」
とか、
「こうすれば気持ちが楽になるよ」
とか、具体的に色々アドバイスしてくれた人もいるかもしれません。
一時的には、気が晴れたように感じます。でも、またすぐにしんどさが戻ってくるんですよね。
それは、今のあなたが望んだ答えじゃないとかもしれません。
あなたが今本当に言ってほしいことは、励ましとか、前向きなアドバイスじゃ無いんだと思います。
そっか、本当に辛いんだね。
そんな風に、ただ自分の気持ちを分かって欲しいだけなんじゃないですか。
本当に、死にたいくらいしんどいんですよね。
死にたくなったら考えること
死にたいと思う気持ちを軽くするのは、死にたい・辛い気持ちに寄り添うことです。ただ分かってくれてると思うだけで、人は癒やされます。
心を癒やすのは、他の人に気持ちを分かってもらうことに限りません。自分で自分の心に寄り添うことでも、同じように癒やされるのです。
私も激しく落ち込んだとき、自分の心に寄り添う効果を実感しました。
1週間くらい何のやる気も起きず、死にたい・疲れたとばかり考えていたことがあります。ネットで「死にたい」と検索したことがありましたが、かえってしんどくなるばかりでした。
あまりに何もやる気が起きないので、寝てばかりのことが多くなりました。そうして朝方、布団の上でゴロゴロしてたときです。
何でこんなに死にたいと感じるのか考えたとき、ふと
「死にたいのは、それだけ辛いからだ」
と思いました。
自分がそれだけしんどいんだと気付くと、一気に感情が表に出てきました。ワーワーと声を上げて泣いたのは、子供のとき以来です。何故かおかしくもないのに、笑えてくることもありました。
5分くらい思い切り泣くと、心が一気に軽くなりました。ポッカリと心の中に大きな空間ができて、そこに日差しが差し込んできたような気分です。
それまでも何度となく泣いてきましたが、全く心は晴れませんでした。詳しくはこちら⇒泣いてもストレスは解消しない。モヤモヤ発散のための正しい涙活とは?
多分私の場合は自分の心に寄り添わなすぎて、感情の出すのが下手になってたんだと思います。どん底で自分の気持ちにようやく気付き、始めて感情を表に出すことができました。
アドバイスや励ましも大事です。が、溜まった感情を出し切った後でないと、励ましもしっかり受け止められないんだと気付きました。
溜まった感情を出し切るには、まず何より自分の心に寄り添うことです。自分の気持ちを分かってもらえると思えないと、心は閉じてしまうものなんだと思います。
余裕がないと寄り添えない
しかし今の世の中、人に寄り添える人というのはとてつもなく少ないです。だからこそ、辛いという状況をなんとかするための励ましやアドバイスの方に偏ってしまうんだと思います。
これは自分の心に対しても同じです。心に余裕がないと、自分が感じていることにじっくり向き合えません。だから悩みが深くなるばかりで、苦しみから抜け出せないんじゃないでしょうか。
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その上で死ぬ前にできること
しかし余裕のない人間に余裕を持てというのも、酷な話です。何とかして心と向き合う余裕を作り出せないか、私の経験からできることを紹介します。
何もしない時間を作る
忙しいときほど、自分のことを考えられなくなります。仕事でも学校でも、いったん休んでボーッとしてみてください。
仕事や学校を休むなんてあり得ないと、ますます自分を追い込んではいませんか。けれど人が1人休んでも、仕事も学校もこれまで通りだから大丈夫です。
何もしないでいると、いろんな考えが頭に浮かんできます。疲れた・死にたいとか、なんて自分はだめなんだと責めてしまうかもしれません。
このとき大事なのは、自分の感情に捕らわれないことです。何でそう感じるのか、理由を考えてみてください。
理由を考えるなかで、こういうことが辛いんだ、これが哀しかったんだと、実感として感じることです。
我慢してたことをやる
死にたいと思うまで追い詰められるなかで、やりたいことをたくさん我慢はしてきませんでしたか。今こそ死ぬ前に、思い切りやるときじゃないでしょうか。
ただ、我慢をし過ぎた人ほど、やりたいことが何なのか分からなくなります。我慢しなくて良いよと言われると、逆に悩んでしまうのです。
そういうときは、「これはやっちゃダメ」「今の自分には無理」と思ったことをどんどんやってみると良いです。自分でかけたブレーキの先に、やりたいことが隠されているかもしれません。
私の場合は、コンビニでの買い食いが「やっちゃいけないこと」でした。とにかく無駄遣いが嫌で、余計なお菓子を買うとものすごく罪悪感を感じてしまいます。
自分で禁止していることをやると、確かに居心地が悪いです。けれど、心が解放される快感も同じように感じます。
自分のやりたいことをやるようにすると、だんだん寄り添う力も上がってくるように思います。「いや、でも」と思ったことほど、どんな小さなことでも良いからやってみると良いです。
誰かに話す
死にたくなるまで追い詰められるというのは、自分の心にフタをしてきたせいもあります。この際思ったことは、どんどん周りに言うと良いです。
具体的にこんな悩みがあるというのでなく、ただ「辛い」「しんどい」ということを正直に言ってみてください。
まっすぐ気持ちを伝えることなく仕事の悩みを相談するというのは、思えばひねくれた方法です。相手に「悩んでることを察してよ」というのは、都合の良い考え方とも言えます。
正直な思いを言うのは、確かに怖いことです。が、相手も超能力者じゃありません。やはり言葉で伝えないと、自分が何を感じているか分かってもらえないのです。
開き直る
どん底まで追い詰められているのに、カッコつけている場合じゃありません。周りの人も、死んでまでカッコつけてほしくないと思います。
本当に辛いというときは、自分が最優先で良いです。どんどん迷惑をかけて下さい。そろそろ、情けない姿をさらしても良いんじゃないでしょうか。
いったんカッコ悪い自分を周りにバラすと、それ以上取り繕う必要がなくなります。自然体で振る舞うことができて、気持ちが一気に楽になるのです。
自然体でいられない心理の裏には、しっかりしてなきゃ周りに認められないという気持ちがあります。その不安から、つい強がってはいませんか。
確かに、幻滅する人もいるかもしれません。けれど逆に期待されなくなって、それはそれで気楽になるんじゃないでしょうか。
死にたい・しんどいと思うことは、悪いことじゃありません。素直に「自分は辛いんだな」と、気持ちを認めれば良いです。
まずは私たち自身が、自分の気持ちに気付くことじゃないでしょうか。