イライラする自分に嫌気。短気な私がやっている、怒りを抑えられない時の対処法。
引っ越しなどで環境が大きく変わったせいか、精神的に不安定気味です。いつにも増して、イライラとした怒りが抑えられない時があります。そんなとき、私が意識している対処法を紹介します。
以前なら、怒りを引きずったまま一週間はウジウジしていました。しかし最近ようやく、「このままじゃイカン」と思い直したところです。
もしあなたが収まらない怒りに悩んでいるなら、一緒にチェックしてみてください。
怒りは無理に抑える必要なし
しかし、これまでの経験で実感しているのは、
・怒りは抑えようと思って抑えられるもんじゃない
ということです。
「泣いちゃダメだ」と抑えつけるほど泣けてくるし、怒りを抑えようとすると心が疲れます。エネルギーばかりが無駄に消費されて、あらゆるヤル気が起きなくなってくるのです。
そうやってイチイチ泣く自分も嫌だったし、怒りを感じる自分も嫌でした。そのたびに、「自分はなんてダメな人間なのだ」と思ったものです。
しかしそうやって自己嫌悪に陥ると、ますますストレスが溜まるの悪循環。小さな失敗やイザコザがあるたび、自己嫌悪で余計にイライラするのです。
そこで最近はイライラしたとき、「イライラしちゃいけない」という思い込みを捨てるよう意識しています。自分の怒りを認めることが、自己嫌悪にハマらないために大事だからです。
自分を「ダメ人間」と思わない
怒りから目を背けてしまうと、「私はなんてダメ人間なんだ」で終わってしまいます。何でもかんでも自分が悪いと思い込むことで、ある意味自分の心から逃げているのです。
逆にキレて周りに当たるのも、自分が責められていると過剰に感じるからです。自分で自分をダメだと思っているところに、「ダメ人間」と言われるから、「言われなくても分かっとる」と怒りたくなるのです。
ただ実際は、相手も「ダメ人間」と自分を否定しているワケじゃありません。それでも自己嫌悪が強い人は、そう受け取ってしまうのです。
相手はただ、「こうした方が良いよ」「こんなところが気になるんだけど」と事実を言っているだけ。それを「人格否定」と受け取っているのは、ほかならぬ自分だというのは知っておいた方が良いです。
そういった「キレる仕組み」は、ある本で知りました。詳しい感想はこちらから⇒田房永子さん「キレる私をやめたい」感想。怒りっぽい性格を直したい人へ。
矛盾するようですが、怒りを鎮める第一歩は
・自分の怒りを認めること
から始まります。
無理に抑えたり、怒りに任せて周りに当たるのでなく、「自分は今怒っている」とありのままを見つめることです。
イライラの原因を分析してみる
自分の怒りを認めることは、次のステップである
・何で自分はこんなに怒っているのか?
を考えるために必要です。
「自分が悪い」と自己嫌悪しているうちは、イライラの原因も分かりません。
ちなみに、私が無性にイライラする時は、以下のようなことに怒りを感じるのだと分かってきました。
・自分の頑張りを相手が認めてくれない時
思えば、ゲームで負けたときや、仕事の態度を指摘されたときなど。私のなかには「自分だって頑張ってるのに」という思いがありました。「私なりに努力してるのに、まだ頑張れというのか?」と考えていたのです。
これは裏を返すと、
・頑張れば自分の思い通りになる
という思い込みがあったということ。一生懸命やれば、勝手に結果はついてくると無意識に信じていました。だからこそ、その努力が報われなかったとき、自分の思いが裏切られて怒っていたんだと思います。
しかし現実、いくら頑張っても自分の思い通りにいかないことの方が多いです。この記事を書いていて、ようやくその事実が腑に落ちました。
自分の努力でどうにかなるのは、自分のことだけ。周りの人間や周囲の環境まで、自分の努力で思い通りになるというのは、とんだ傲慢です。
しかし頭では分かっていても、「私はこんなに頑張ってるのに」と怒る人は多いと思います。その奥には、「頑張りさえすれば」という考えが、根強くあるのかもしれません。
ノートなどに怒りをぶちまける
私はこの記事を書いている途中で、自分の怒りの根源にぶち当たりました。しかし、自分の怒りに向き合ったことがない人が、いきなり冷静に怒りの出処を分析するのは難しいかもしれません。
そこで怒りを分析する前段階として、ノートなどに思い切り怒りをぶちまけてみるのはどうでしょうか。頭の中の思いを文字にすると、自分の感情がよりハッキリします。
私はモーニングページに、よく罵詈雑言を書き散らしていました。モーニングページの紹介はこちら⇒心のデトックスとストレス解消方法には、モーニングページが簡単でおすすめ
最初は毒の垂れ流しでしたが、毎日書いていると「自分はどうしたいの?」と疑問が浮かぶように。そこから、自分が感じていることを見つめるようになりました。
「自分が感じたこと」「自分がやりたいこと」を考える訓練を経て、自分の怒りに目を向ける土台が作られたんじゃないかと思います。思いを文字にすると、「自分が思っていること」を可視化できて効果的です。
祇の日記が不満なら、ブログで思いのたけを吐き出すのもありなんじゃないでしょうか。開かれたネットとはいえ、一般人の日記にアクセスはほとんど集まらないので心配は無用(?)です。
ただ「誰かの目に触れる可能性がある」と思うと、逆にストレス解消になります。人は多分、自分の思いを誰かに知ってほしいという本能があるんじゃないでしょうか。
人に言えることなら言う
自分の思い通りになるのは、自分のことだけと前に言いました。が、そのうえで、相手に不満があるなら正直に伝えた方が良いです。
気の進まない頼まれごとを、嫌々引き受けてしまうことはないでしょうか?詳しくはこちら⇒頼みごとを断れない性格は直る?私がやっている対策。
相手が思い通りにならないことと、嫌なことを我慢するのはまた別の話。嫌なら嫌と、ハッキリ伝えるのも大事です。
「自分さえ我慢すれば」「これはワガママなんじゃ」と思うのも、自分で自分にウソをつくことです 。
・自分の心を無視する→怒りが溜まっていく→何かの拍子にイライラが爆発
という、これまでに言ってきた負のサイクルをたどることになります。
ただ、怒りに任せて不満をいうと「お前こそどうなんだ」という非難の応酬になるので、おすすめできません。感情的になるのでなく、「こういうところが嫌だ」と事実を伝えることです。
空腹・睡眠不足を満たす
これまでは心理的な面について言ってきましたが、物理的な面も無視できません。生き物はお腹が空いたり寝不足のときは、どうしてもイライラするものです。
特に、普段は気にならないことにイライラするとき。よくよく考えると、ご飯を食べていなかったり、ろくに睡眠を取っていないことに気付きます。
寝不足の弊害は、こちらでも紹介しています⇒収まらないイライラや疲れは、睡眠不足の症状?ひどくなる前に寝不足の解消を
ちょっとした仮眠や一杯のご飯で、満たされる心は確かにあります。気持ちに余裕が無くなってきたと思ったら、素直に休むことも大事なんじゃないでしょうか。
これまでブログで、自己嫌悪やイライラについては記事にしてきています。そうやって色々考えてきて、ようやく自分の中の思い込みに気付きました。
それでも、今後も短気を起こしたり、ムカついたりすることはあると思います。ただその度に、立ち止まって自分を見つめることを意識したいです。