一人暮らしは手洗い洗濯で十分?洗濯機なしの生活を一年続けた枯れ女の実感。
一人暮らしを始めてから、ずっと手洗い洗濯です。洗濯機なしで生活がどんな感じなのか、私の実感をお話します。
毎日たらいでジャブジャブ洗う様子は、まさしく昭和。そんな半世紀前の暮らしが、私にもたらしたものとは?以下から紹介します。
なぜ洗濯機を買わなかった?
そもそもなぜ、一人暮らしと同時に洗濯機を買わなかったのか?一番の理由は、自立の費用を安くしたかったからです。当時は家賃一括払いで団地に入ったので、これ以上貯金を減らしたくありませんでした。
また、引っ越しの前に洋服の断捨離をしていたことも、洗濯機なし生活のきっかけになりました。「服が少ないなら、手洗いでもイケるんじゃなかろうか?」という発想です。
引っ越し直後の手持ちの服は、こちらで詳しく紹介中です⇒これ以上は無理と思った洋服を再々断捨離。衣類は、クローゼットに収まる分だけを持つ
それにやる前からアレコレ悩んでも、仕方がありません。取りあえず試してみて、自分には無理そうなら洗濯機を買えば良いと考えました。
シンプル&楽な手洗い方法を探す
しかし、私は大の面倒くさがり。毎日、洗濯板で服をゴシゴシ洗うのは、己の性格的に続かないと思いました。ほかにもっと、簡単な方法を考えないといけません。
そこで私が目をつけたのが、「浸け置き洗い」。ただたらいに水と洗剤を入れ、衣類を放り込むだけ。しばらく放っておけば、勝手に汚れを落としてくれます。
お風呂上がりに浸け置きしておけば、寝てる間に半自動で洗濯が完了。後は翌日、すすいで干すというスタイルに落ち着きました。
手洗い洗濯で試行錯誤した話はこちらから⇒洗濯機も洗剤も使わず、セスキ炭酸を使って洋服を洗う節約術
ちなみに普段使っているのは専用の洗剤ではなく、セスキ炭酸です。大体の汚れがキレイなるので、今では「セスキで掃除は何とかなる」と、厚い信頼を置くようになりました。
部屋の大掃除でも、セスキは大活躍しました。詳しくはこちら⇒これで年越しもひと安心。物を持たない一人暮らしの大掃除まとめ。
セスキ1つで掃除ができると、色々と洗剤を揃えずに済むように。「ものを増やしたくない&お金を使いたくない」人間には、ピッタリのお掃除グッズだと思います。
実際、服はキレイになるの?
しかし実際、セスキ&手洗いで汚れは本当に落ちるのか?単なる浸け置きで服がどこまでキレイになるか、少々不安ではありました。
セスキ水に洗い物を沈め、そのまま就寝。次の日の朝たらいを覗き込んで見ると、水が汚れで濁っているのが分かりました。さらにたらいの中でジャブジャブ洗うと、面白いように汚れが浮いてきます。
3~4回たらいの水を入れ替えて、服をすすげば洗濯は完了。力技で汚れを落とすわけじゃないので、非力なカレジョでも汚れをキレイにできました。
ニオイはどう?
その後干して乾いた後、臭いもチェックしてみました。が、服の香りは特になし。部屋干ししても、生乾きの嫌な匂いは発生しませんでした。
特に私は、数日同じ服を着たきりのズボラ。洗う直前の服は、やはり汗の臭いが気になります。しかしセスキのアルカリパワーは、数日溜めこんだ皮脂汚れもしっかり落としてくれました。
ただ1つ気になるのは、わき汗のこと。洗濯のときに念入りに洗っているのですが、洗っても臭いがちょっと気になります。わき汗をかくと、どうしても臭いがこびり付いてしまうようです。
[ad#kijinaka]
勤め人だったら挫折してたかも……
ただ、比較的楽な浸け置き洗濯でも、私が会社勤めだったら途中で挫折していたんじゃないでしょうか。
汚れを落とすのはセスキがやってくれますが、仕上げのすすぎは自力。洗濯ものが多めのときは、1回20~30分くらいかかります。
タダでさえバタバタする朝に、30分も洗濯にかける余裕がまずありません。洗濯のために30分余計に早く起きるのも、辛くて続ける自信がないです。
夜は夜で疲れているので、手洗い洗濯の気力がなし。「明日の朝で良いや」と思って、結局やらないの繰り返しになる気がします。
ならば週末にまとめてやろうとしても、大量の服を干すスペースが我が家には無し。そのうち着る服がなくなりそうです。
同じ服を着たきりでも、多少寝坊しても大丈夫なのが在宅ライター。だからこそ、のんびり手洗いができるというのはあります。
私が会社勤めが嫌なのは、朝から忙しなく動きたくないという思いもあるのかもしれません。朝からエンジン全開にするのは大変なので、準備もゆっくり進めたいです。
手洗いを続けるコツは「ズボラ」にあり?
しかし元々がマメな人間じゃないので、すすぎは割りと適当。本当に寝坊して焦っているときは、洗濯をサボるときすらあります。そんなユルユルだったからこそ、手洗いが嫌にならずに済みました。
マメで丁寧な暮らしよりも、楽な暮らしが理想です。詳しくはこちら⇒実は丁寧な暮らしが嫌い?自分の理想は「楽な生活」だと知った。
同じ服を数日着続けているので、その分洗濯回数が減るのも大事なポイント。特にジーンズなどのボトムスは、毎日洗うとなると面倒くさくてキツいです。
キッチリやろうと張り切ると、途中で辛くなるのです。何かを続けるなら、「これくらいなら出来そう」というギリギリのラインが大事なんだと思います。
手洗い洗濯プラスの効果とは?
面倒な手洗い洗濯ではありますが、悪いことばかりじゃありません。服の汚れが落ちると楽しいし、やはり気持ちが良いです。
私は小さい頃から自信のない人間でしたが、そんな自分でもやれば出来るんだなと思えます。それを自分の手でやると、ちょっとした達成感があるのです。
普段から手洗いに慣れておけば、万が一のときも大丈夫という妙な安心感もあります。普段から不便に慣れるのは、自分のサバイバル能力を上げることにもなるんじゃないかと思うのです。
何故そこまで万が一に備えたいのか分かりませんが、今後も自力でできることは増やしていきたいです。
コインランドリーという強い味方がある
しかしこの先、手洗い洗濯が嫌になる可能性は十分にあります。そうなったら次は、近所のコインランドリーを使うことを考えるでしょう。
お金がかかるという点は、なるべく洗濯ものを溜めておいて一気にやることで節約を。1ヶ月2,000円くらいの予算で、洗濯ものができると良いです。
自分専用の洗濯機がなくても、外に使えるサービスがあるならそれで十分だと思います。近所のコインランドリーが潰れない限りは、洗濯機を持たずに生活できそうです。
今のところは、洗濯機はなくても大丈夫だなと思います。手洗いで足りるうちは、たらいとセスキで洗い物は済ませたいです。
もし腰痛持ちになったり、手洗いの時間が惜しくなってきたら、それはそのときに考えます。