焼くより簡単?煮込みハンバーグの作り方~実録・一人暮らしの節約料理(22)~
一人暮らしの節約料理、今回は煮込みハンバーグを作った話です。煮こむというと本格的なイメージもありますが、実は焼くより手軽で簡単にできてしまいます。
煮込み料理は食材を焦がす心配も少なく、ある程度放ったらかしで作れる点が便利です。自炊をするなら、煮物中心にすると失敗しません。
材料
今回、ハンバーグに使った材料がこちらです↓
・材料(2人分)
・豚ひき肉…100g
・にんじん…1/2本
・えのき…1/3袋
・もやし…1/2袋
・たまご…1個
・薄力粉…大さじ1
・しょうゆ…大さじ2
・水…100ml
本来はパン粉を使うところ、手持ちの薄力粉で済ませます。今後もなるべく、粉を使う場面では薄力粉で押し通したいところです。
ケチャップやソースなどもないので、しょうゆを使って「和風ハンバーグ」の体でいくことに。調味料も、最小限で済ませることが理想です。
調理開始
前に一度、ハンバーグでは痛い目を見ています⇒自炊史上、最高にミステリーなハンバーグ(?)の話。~実録・一人暮らしの節約料理(5)~
今度こそまともに完成させます。調理開始です。
にんじんのみじん切り
私が最も苦手で面倒なもの、それが野菜のみじん切り。未だに包丁の扱いに慣れず、にんじん1つに30分かかるという絶望的に低いスキルです。
以前のハンバーグで失敗したのは、野菜の量が多すぎたこと。そこで今回は1/4本をみじん切り、残りは輪切りとして、付け合わせにすることにしました。
えのきともやしも、食べやすい一口サイズにカット。こちらはタネに入れず、付け合わせに。きのこや葉ものは、刻む手間がかからないので重宝します。
材料を混ぜあわせるが……
野菜を刻んだらボールに投下し、そこにひき肉・たまごも入れて混ぜあわせ。タネに粘りが出てきたら、薄力粉を加えて丸く形作ります。
ここまでは良い感じに進んでいると思ったのですが、タネを整形したあとで大きなミスに気付きました。
「そういえば、タネに味を付けていないのでは?」
材料を混ぜあわせることに必死で、肝心の味付けがすっかり頭から抜け落ちていました。いくら薄味が好みとはいえ、せめて塩味くらいはないと寂しすぎます。
塩を混ぜてこね直しても良かったのですが、せっかくきれいにまとまったのにもったいないと感じてしまいました。結局味付けなしで、先へ進むことにしました。
タネをフライパンにIN
味がないことを除けば、今回のハンバーグは順調です。熱したフライパンにタネを入れ、軽く焼きます。
普通なら芯まで火を通さねばなりませんが、煮込みハンバーグは表面に焼き色が付けばOK。私のようなズボラ人間にはありがたいと感じました。
早く食べたいときやせっかちな性格の人にも、煮込みハンバーグはおすすめできるレシピです。
水・しょうゆを入れ、残りの材料もIN
タネの表面が焼けたら、水としょうゆをIN。残りの付け合わせも全部放り込み、フタをしてひたすら煮込み続けます。私の場合、にんじんに火が通るまで粘りました。
普通のフライパンだと、大体10~20分ていどで柔らかくなりました。(私の輪切りが厚かったというのも原因かもしれませんが……)
にんじんが固いと強火にしたくなるのですが、底を焦がしては今までの努力が台無しになってしまいます。ぐっと焦りを抑え、弱火で煮続けました。
ときどきにんじんを味見し、良い塩梅になったら完成です。
[ad#kijinaka]
実食
そうして、できあがったハンバーグはこうなりました。
見た目は美味しそうですが、果たして味は?いざ実食。
ハンバーグに味がない。
味付けしていないから当然ですが、薄味を通り越して味がほとんどありません。代わりにスープを濃い目にして、味なしをカバーしました。
えのきともやしはスープを吸って、味がよく染みています。が、あれだけ粘ったにんじんは、なおも固いままのものがチラホラ……。
火力の問題なのか、私の腕の問題なのか。にんじんは、私にとっては厄介な食材です。使うときは、とにかく薄く切ることが一番の対策かもしれません。
チョコチョコ問題もありましたが、まともなハンバーグを作れたことはちょっとした自信になりました。料理スキルが低くとも、煮込み料理ならば美味しくできると改めて実感しています。
もし焼き料理中心で失敗が多いときは、煮込み中心にすると成功の確率がアップするのではないでしょうか。