虫除けだけじゃ損です。ハッカ油の超便利な使い方
虫除けに便利なハッカ油だが、底力はそれだけにとどまらない。暮らしに役立つハッカ油の便利な使い方を紹介したい。
とくに暑苦しい夏場は、ハッカのひんやり感に助けられる。我が家でもこれから、ハッカ油は大活躍しそうだ。
そのまま使う
まずはハッカ油をそのまま使う方法。ハッカ油は香りが強いので、1~2滴でも十分だ。色々なものに混ぜたり染み込ませると効果的。
シャンプーなどの清涼剤
夏の時期なら、シャンプーやリンスにちょっと混ぜてメントールに。洗い上がりがスーッとして気持ちがいい。
ただ保存のことも考え、ハッカ油シャンプーを作るときはボトルにシャンプーを小分けしたものに入れるといい。長くとも1ヶ月くらいで使い切れる量だけ作ろう。
お風呂に入れて暑さ対策
シャンプーはもちろん、湯船に3~5滴入れればメントール風呂に。ハッカ油入りお風呂に入ると、お湯は熱いのになぜかスースーするという不思議な体験ができる。
ハッカ油の効果で全身が涼しくなるのはもちろん、汗を抑える効果も。暑苦しい風呂上がりにはぴったりだ。
ただし大量に入れると、今度は涼しさを通り越して寒くなってしまう。入れる量は多くても10滴までにしておきたい。
鼻づまり対策
スーッとする効果を活かして、鼻づまり対策もできる。私も鼻風邪がひどかったときに鼻の下にちょっと付けたら、一発で鼻通りがよくなった。
しかしハッカ油の原液を肌に付けると、アレルギーを起こす危険性があるという。安全に鼻づまり対策するなら、
・マスクにハッカ油を染み込ませる
・熱湯にハッカ油を垂らして蒸気を吸い込む
・アロマポットに垂らす
など、間接的に香りを嗅げる方法がいい。
口臭対策
ハッカ油は消臭効果もあり、口臭対策などにも使える。水に1滴垂らして、マウスウォッシュの要領でうがいするだけだ。口の中がクーラー状態になって、口臭といっしょに眠気まで吹き飛ぶ勢いだ。
ハッカ油スプレーにして使う
直接使うほか、ハッカ油スプレーにするとさらに使いみちが広がる。普段我が家でハッカ油を使うときも、スプレーにして使っている。メインの使いみちは虫よけだが、それだけではもったいない。
ハッカ油スプレーの作り方などはこちらで詳しく⇒家にヤツを近づけるな。ハッカ油スプレーでゴキブリ対策するときのポイント
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お掃除用スプレーとして
お掃除スプレーとして使い、虫よけのついでに部屋をピカピカに。ハッカ油の消臭・殺菌効果にくわえ、スプレーの材料として入れるアルコールの力で汚れを一掃するのだ。
私は雑巾にスプレーを吹き付け、乾拭きと水拭きの中間のような状態にして拭き掃除している。適度な湿り気でホコリやチリが取れるので、一度の拭き掃除で済むのがいい。
消臭スプレーとして
ハッカ油の消臭効果を活かし、嫌なニオイを消すときにも使える。生ゴミなどに直接スプレーすれば、辺りはたちまち爽やかな香りに包まれる。
私は缶の中に生ゴミを封印したうえで、ハッカ油をばら撒いている。生ゴミのニオイはしっかり封じ込められているらしく、生ゴミ周辺で虫を見かけたことは一度もない。
ハッカ油の注意点
暮らしに役立つハッカ油だが、取り扱いにはちょっとしたコツがある。注意を守って正しく使いたい。
使用量を守る
当たり前のことだが、ハッカ油は多く使えばいいと言うもんじゃない。決められた量は守ろう。
とくに怖いのはアレルギー反応で、高い濃度のハッカ油を直接肌に付けるとかぶれる危険性がある。場合によっちゃ体調も崩しかねない。肌につけて使いたいときは、その前にパッチテストをしておこう。
「天然成分でエコ」というのがハッカ油のメリットだが、「天然成分=安全」とは限らない。むしろ天然の世界には毒の方が多い。毒を上手く使って薬として役立てているというのが、正しいところじゃなかろうか。
ポリスチレン(PS)容器を溶かす
ハッカ油はプラスチックを溶かす作用があり、ポリスチレン(PS)製の容器に穴を空ける。ハッカ油スプレーを作るときは、ポリエチレン(PE)製やポリプロピレン(PP)製の容器を選ぼう。
使いたい容器が大丈夫かどうかは、容器の底を見ると分かる。表示がPE・PPならセーフ、PSならアウトだ。店で買うときも、底をチェックしてから選びたい。
犬猫には厳禁
猫や犬はニオイに敏感で、刺激の強いものが苦手だ。直接口に入る・肌に付くことはもちろん、ハッカ油のツンとした香りだけでも害になるので気をつけたい。
直接垂らして使う分にはいいが、スプレーとして使うと思わぬところで犬猫に触れる危険性がある。ペットがいる家では、スプレーは止めたほうが安全だ。せめてベランダ脇など、触れにくいところ限定で使いたい。
アロマにはあまり興味が無いが、ハッカ油だけは長いこと使っている。最初は虫よけだけだったが、ハッカのスースー感は意外と使いみちが広かった。こちらが思うよりも可能性を秘めた代物である。
これまではネットで調べた情報をもとに自己流で使うだけだったが、もっと詳しく調べればさらなる使いみちが見つかるかもしれない。