一人暮らしが、高くなりがちな冬のガス代を節約する方法。
冬はどうしても、光熱費がかかる。そのなかでも高くなりがちな、冬のガス代を節約する方法を考えたい。
寒いのはつらい、しかしガス代が上がるのもつらい。どこまでなら家計へのダメージを低く抑えられるのか、ギリギリの攻防が続く。
ガスを節約しつつ暮らす方法とは?
冬に限らず、普段からガスを使わない生活を心がけることも忘れちゃいけない。ガスは電気に比べて、節約効果が大きいように思う。
私がガス代を節約した方法はこちら⇒1ヶ月のガス代を1000円にする5つの方法。一人暮らし女性の光熱費の節約術。
これまでの一人暮らしの経験から、ガス代を安くするにはお湯の使い方に気をつけるのが一番の対策だなと実感している。どうしても寒くてつらいというとき以外は、なんでも水で済ませるのがガス代節約のコツだ。
暖房にガスを使ってない?
冬のガス代が跳ね上がるのは、ほぼ暖房のせいだといえる。ガスストーブやヒーターの使いすぎには注意したいところだ。
例えばリンナイのワンルーム用ガスストーブを使ったときのガス代は、こんな感じになる(都市ガスのばあい)↓
・一般的なガス料金…約150円(1㎥あたり)
・1㎥あたりの熱量…45メガJ=約10,755kcal
・ガス消費量…2,100kcal(1時間あたりの最大値)
・1時間あたりのガス料金…2,100×150/10,755=約29円
1日5時間使うとすると、ガス代は約150円。1ヶ月なら最大で4,500円だ。
ちなみに我が家のガス代は、大体1,000~1,500円の間をウロウロしている。ヒーターだけで4,500円も使うなど、言語道断だ。
さらにガスファンヒーターは、電気代もかかる。トータルで考えると、暖房費だけで月5,000円くらいはいくだろう。
これがプロパンガスになると、1㎥あたりの料金は400~650円くらいになる。最低でも、都市ガスの倍以上のガス代がかかることを覚悟しないといけない。プロパンガスが多い北海道の人は大変だ。
エアコンも暖房費がかかるが、ガス代がないだけまだマシかと思う。暖房に頼るにしても、電気中心にした方が節約になりそうだ。
もっと安い暖房器具はこちら⇒1ヶ月の暖房費が300円。一人暮らしの冬の電気代節約なら電気毛布一択でしょ
なるべく小さい部屋で過ごす
家のなかで過ごすときは、なるべく一番小さい部屋に集まるようにしたい。暖房もそこに集中することで、省エネしつつ部屋を暖められる。
私も広い部屋からせまい部屋へ引っ越しきたが、今の部屋の方が寒さはマシだ。以前の団地はだだっ広いリビングのうえ、窓が大きくて冷気がバンバン入ってきた。
小さい部屋に引きこもったうえで、自分の周りを囲むとより快適に。ふとんなどでもいいから、足元にバリケードを作ると暖かい空気が逃げにくくなる。
お湯の温度の上げすぎに注意
お湯がぬるいと風邪をひくので、冬は給湯温度を1~2℃上げる。このおかげで、冬のガス代は数百円は高くなっていると思う。
我が家の10月と11月のガス代を比べてみると、よく分かる↓
・10月…961円
・11月…1,229円
たったの1ヶ月で、ガス代が300円近く上がった。お湯の温度を2℃ほど上げただけだが、お財布にこれほどのダメージを与えるとは衝撃である。
お湯の温度をあげただけでなく、シャワーを浴びる時間が延びたのもガス代が高くなった原因だろう。我が家にはバスタブがなくシャワーだけが頼りなので、これは不可抗力ともいえる。
さらに寒さが厳しくなる12月~2月の間は、ガス代1,500円オーバーの可能性も十分にある。シャワーで暖まる以外に、身体を冷やさない対策を考えた方がいいかもしれない。
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お風呂は追い焚き・たし湯しないように
前の部屋にはお風呂があったので、とにかくゆっくり浸かるようにしていた。そのときネックになっていたのが、お風呂の追い焚きやたし湯だ。
リンナイのガス給油器のばあい、追い焚き・たし湯したときのガス代はこんな感じになっている↓
・追い焚き
1時間あたりの料金…9,500×150/10,755=約132円
1分あたりの料金…132/60=約2.2円
・たし湯
1時間あたりの料金…38,000×150/10,755=約530円
1分あたりの料金…約8.8円
1日5分使ったとすると、追い焚きは月330円、たし湯は月1,320円だ。
ガス給油器はお風呂に限らず、キッチンでお湯を使うときにも動いている。お風呂でたし湯しなくても、洗い物などで熱湯を使えばガス代は高くなってしまう。
お風呂はチョコチョコたし湯するくらいなら、1回追い焚きした方がマシか。私がお風呂に入っていたときは1回だけ追い焚きしてもいいルールだったが、1回数分の追い焚きで、ガス代は200円くらい上がったように思う。
だがイチからお風呂にお湯を溜めるばあい、水から沸かすよりお湯をバスタブに溜める方がガス代は安くなる。お風呂にお湯を入れたらサッサと入って、お湯が冷めないうちに出るのがベストだ。
なべ料理で節約になる?
お風呂以外だと、やはり料理を作るときのガスが気になる。冬ならではのガス代節約メニューというと、なべ料理が一番だろうか。
なべは保温力が高く、1回温めればそう簡単には冷めない。調理のときは携帯コンロを使えば、ガス代もかからない。
私は料理を寸胴なべで作って皿に移しているが、やはり食べている途中で冷めてしまう。なべで作ってなべで食べれば、最初から最後までホカホカのメニューを楽しめるかもしれない。
冬はなにかと光熱費がかかる、厄介な季節だ。お金がない身としては、心身を暖めるだけでなく、懐も暖まるようなガスの使い方を心がけたい。