自分では気づかない、ファッションコーディネートでよく人に見られるポイント。
コーディネートは見られていないようで、意外としっかり見られる部分です。ファッションではどういう部分がよく見られているのか、私の経験も交えてお話します。
小物系
人と話していてコメントされるのは、服そのものよりも小物の方が圧倒的に多いです。私の場合、色々こだわっていたバッグを褒められることが良くありました。
会社勤めの頃も仕事カバンにこだわり、リュックにもなる2wayのメンズカバンを使っていました。仕事の面接では、「良いカバンですね」と言われる率が高かったです。
私自身もバッグが好きなので、人と会ったときにさり気なく観察することが多いです。先日も知人と会ったときに褒めたカバンは、メンズラインのショルダーバッグでした。
(どうも私は、バッグはメンズの方が心揺さぶられるようです)
真夏の時期は、個人的な必須アイテムである帽子に注目が集まります。カンカン帽を被っていると、会ったときに「帽子良い感じだね」と言われることがあります。
確かに相手がおしゃれな帽子を被っていれば、そちらに目が行きます。よくロシア風の帽子を被る知人がいましたが、それだけで異国情緒的な雰囲気がアップしていたように思います。
また、服装を褒めるのは、同じような服に詳しくないとなかなかできません。あまり上から下までジロジロ見るのも失礼なので、堂々とじっくり観察するのも難しいです。
そういう点でアクセサリーは、凝視せずともパッと見で済みます。特に異性へコメントする場合「良いワンピースですね」だとセクハラの気配が漂いますが、「良いネックレスですね」なら単純な褒め言葉になります。
小物は自分の中で感想が考えやすく、褒め言葉も誤解されずに伝えられる便利さがあるのだと思います。話題のきっかけに、アクセサリーにこだわるのは良い手段かもしれません。
手先・足元
手先・足元というのも観察されるポイントです。かくいう私も、すれ違う人の靴を見るのが好きです。「くつ下の色がなあ」「スカートにこの靴とは……」など、コーディネータ気取りで勝手なジャッジを下しています。
(私の方も、「ちょっと子供っぽいなあ」などと密かにコメントされているかもしれません)
つい先日、赤のバッグと赤のくつ下で飲み会に参加したところ、「赤が好きなんですか?」との突っ込みが。お座敷だったので目についた可能性もありますが、「足元も結構見られているな」と感じました。
せっかくトップスからボトムスまでがビシっと決まっているのに、靴下や靴が服装に合っていないと何だかもったいない気持ちになります。私も靴だけが浮かないよう、合わせやすいグレーの色を採用しています。
無骨な形のスニーカーですが、履きやすさとシンプルなデザインがカジュアルスタイルに合わせやすいです⇒(画像あり)自立へ向け、靴を断捨離。ミニマリスト志望の私が溜め込んでいたもの 場所は「残した靴」の方です。
対面で食事するときなどは、自然と手元を観察していることが良くあります。私も人のことは言えないのですが、あまりに深爪だったり派手すぎるつけ爪はちょっと気になります。
逆にきれいな爪を見ると、その女子度の高さにため息が出ます。お金がかかるしキーボードが打てないしで自分でやる気は全くありませんが、つけ爪などの繊細な絵柄を見るのは結構楽しいです。
私は元々爪の形が良くないうえ、噛みぐせという昔っからの問題が治りません。爪は身だしなみにも関わってくる部分なので、もうちょっときれいに伸ばしたいと画策中です。
注目を集めてカバーする効果も
コーディネートのテクニックには、1点に注目を集めて気になる部分をカバーするという技があります。下半身をカバーしたいときは、トップスに派手な色や目立つアイテムを持ってきて目くらましするのです。
特に顔の周りの帽子・ネックレス・ストール・ブローチなどは注目度が高いです。耳のピアスなどは顔に近すぎて逆に気まずいので、形がよほど変わってなければジロジロ見ることはありません。
元々上の方というのは視線が集まりやすいうえ、そこにワンポイントあれば印象に残りやすいです。私も服装は忘れても、トップスのニットがかわいかったとかネックレスがおしゃれだったとかは結構覚えています。
よく注意点として言われるのが、「〇〇なアクセサリーの人」と覚えられないようにということです。初対面で変なモチーフや変わったロゴの服を身につけようものなら、裏で「〇〇の人」と呼ばれるのは確実です。
最近チェックサルエルばかり履いている私なら、「チェックの人」でしょうか。チェック好きならまだ良いですが、うっかり服の穴を見られて「穴が空いてた人」などとは言われないようにしたいものです。
人は情報源の8割を目に頼っています。自分が人を見るように、自分も人に見られています。(たとえ自分の方は興味なくても、人にはチェックされています)
そういうとき印象に残るのは、個々のアイテムや細かいポイントです。小物は、自分の第一印象を決める大事な要素とも言えるのではないでしょうか。