オタクの部屋のデジタル遺品、死ぬ前に整理と片付けの準備をする方法。

2016年11月20日

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自分が死んだとき、残されたスマホパソコンはどうするか。オタクにとってデジタル遺品の問題は他人事ではありません。死んでも見られたくないものの5つや6つは、オタクなら誰もが抱えているはずです。

人間、いつ死ぬかなど分かりません。死ぬ前に部屋のコレクションを整理して片付ける方法を考えます。

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見られたくないものはクラウドに退避

自分がもうすぐ死にそうだと分かっていれば、準備のしようもあります。問題は、その気がないのに突然死ぬことです。

パソコンやスマホを無防備に晒していたら、万が一のとき確実に家族に見つかります。本当に見つかったらヤバいものは、外付けHDDなりクラウドのストレージなりに退避した方が良いです。

具体的に、どういうものがヤバいのか?秘密の趣味は何でも恥ずかしいですが、一番ヤバいのは自分が描いたものを家族に見られることです。

私も若気の至りで書いた小説なり、自分で考えたオリジナルキャラの落書きなりが未だ残っています。特に下手くそな落書きは、もし見られたらその記憶ごと自分を抹消したいです。

オタクというのは、基本は自分の趣味をオープン全開にすることはありません。ましてや、家族にオープンにしている人間はごく稀。あくまでも、分かり合える仲間内だけでやるのが楽しいのです。

(一人でニヤニヤと楽しむのが良いという場合もありますが)

いっそ見られたくないデータは、暗号化やパスワードで永遠に封印するのが一番なのかもしれません。

ネットの履歴は毎日削除

ヤバい情報があるのは、SDカードの中だけではありません。むしろ、ネットの履歴の方が見られちゃ困るもののオンパレードです。

自分の趣味がバレるだけなら、まだ良いかもしれません。さらなる問題は、ネット上でつながっているほかの人の存在まで知られることです。知り合いの親に見つかるというのも、なかなか恥ずかしいものがあります。

私も退屈なときなど、際どいネット漫画や小説を見て回ることがあります。そういう履歴は、見終わった後即行で削除するようにしています。

秘密の趣味のサイトはブックマークしない

履歴以上に危険なのは、ブラウザのブックマーク。隠しておきたい趣味のサイトほど、ブックマークに残すのはマズいです。

面倒なのは、スマホとPCのアカウントを共有しているときです。うっかり家族にパソコンを貸して、ブックマークを見られるという事故も実際あるのです。

秘密の趣味のサイトは、自力で行けるようタイトルやURLを暗記。隠しブックマークの駆使なども必要かもしれません。

データ削除用アプリを使う

パソコンの場合、自分が死んだ後に使うデータ削除用のアプリがあります。あらかじめ削除するファイルを指定しておいて、後はアプリを動かすだけでデータが消せるという便利アプリです。

ただこのアプリの難点は、家族が素直にデータを消してくれるかということです。もしかしたら、興味を持ってファイルの中身をのぞくということは十分ありえます。

あらかじめオタク仲間に頼んでおく

そこで、オタク系遺品の処分は前もって仲間に頼んでおく。歳をとったオタクほど、仲間に託すというのは大事かもしれません。(私にはまだその仲間はいませんが)

パスワードやIDなどを渡しておいて、自分が死んだ後はこうして欲しいとお願い。お互いオタクの気持ちが分かるからこそ、ここは責任を持ってやろうという気も起きます。

なかなか、自分が死んだ後のことまで頼める仲間を作るというのは大変です。が、オタク同士がつながるのは、自分だけでなく相手のためにもなるのではと思います。

気が済んだものはマメに処分

もう飽きた作品やデータは、マメに処分。生きているときに整理するクセを付けておけば、ダメージをあるていど減らすことはできます。

これはデジタル遺品だけでなく、リアルな荷物にも言えることです。現実上のブツほど、残された家族を困らせるものもありません。

私もかつては、これだけのグッズを抱えていました。今は断捨離済みです⇒ミニマリストを目指すオタクの断捨離。一人暮らしを機に、大量のグッズを片づけ

今もオタクグッズは増えて続けていますが、買うものは厳選するようにしています。単純にお金がないのもありますが、心にグサッと刺さったものだけを買う方が楽しいと分かったからです。

自分が死んだ後のことは開き直る

ここまで書いて言うのもなんですが、自分が死んだ後のことは、自分にはもう関係ないできごとです。生きてる人間がどう思おうが、本当はダメージなどないはずです。

「立つ鳥跡を濁さず」とは言いますが、人間そこまでキレイに死ねるものでしょうか。現代社会に生きる限り、何かしらの迷惑はかかるのではないかと思います。

「家族に迷惑がかからないように」という配慮は大事です。しかしどんなに気を付けても、どこかでオタク趣味がバレるのは仕方ありません。

それに、あまり自分が死んだ後のことばかりを考えても面白くありません。ときには趣味がバレることも恐れず、もっと堂々と楽しみたいです。

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Posted by yayoi