なぜか断捨離や部屋の片付けに失敗する、その対策。
なぜ断捨離に失敗してしまうのか、対策を考えます。私も部屋の片付けは苦手でした。
片付けでつまづいたり嫌になるポイントは、いつも同じところだったように思います。そこをいかにクリアするかも、断捨離の成否を分ける重要点です。
仕分けスペースがせまい
ものを仕分けるにも、まずそれなりの広さがいります。荷物が多すぎると、スペースの確保もままなりません。
実家ぐらしの頃は、リビングの一画に紙類を広げてよく仕分けをしていました。取っとく・捨てる・保留の3通りでも、場所はすぐに埋まってしまいました。
あまりに多すぎるオタクグッズは、荷物をバーッと広げられる引越し後に仕分けました⇒ミニマリストを目指すオタクの断捨離。一人暮らしを機に、大量のグッズを片づけ
リビングにコチャコチャしたグッズをぶちまけ、仕分け続けること実に4日。これが実家のリビングであったら、何度も荷物をしまったり出したりせねばならなかったでしょう。
仕分けのときは、数日荷物をそのままにしても大丈夫な環境があるとはかどります。日常生活の邪魔にならない、専用の一画は絶対に欠かせません。
仕分けが細かすぎる
しかし、スペースの確保には落とし穴もあります。あまり荷物を細かく仕分けようとすると、場所不足で断捨離がストップしてしまうのです。
特に書類の断捨離や仕分けは、慣れないとカテゴリーが際限なく広がっていきます。私もかつては、奨学金・年金・金融機関・領収書・大学時代のプリントも科目別と、仕分け魔でした。
今はこんまり流の「長期保存・一時保存・未処理」に、領収書のカテゴリーを加えて管理しています⇒近藤麻理恵さんに学ぶ書類の断捨離の方法と、簡単・シンプルに整理するコツとは?
むしろ私のような整理が苦手な人の場合は、カテゴリーはこの際考えないのもありです。良く使うものさえ出しやすい場所にあれば、それで問題なく生活はできます。
まずは「断捨離する」「取っておく」の2択
場所が広がってしまうのは、断捨離のついでにものをカテゴリー別に分けたくなるからです。前の書類などは、まさにそのパターンにハマりやすい代表格です。
一番最初の段階では、残すか捨てるかの2択で十分。これなら、2つの箱を置けるスペースさえあれば何とか断捨離を進められます。
時間が開きすぎて忘れる
断捨離は、短期間でやった方が良いと言われています。それは時間が開き過ぎると、どんな風に片付けしていたか忘れてしまうからです。
これは、長らく放置していたRPGゲームを久々にプレイするときの感覚に似ています。直前までの物語も次の目的地も全忘れなので、まずそれを思い出すところから始めねばならないのです。
これが仕分け中の荷物なら、どれが捨てるものでどれが残すものか、見当がつかなくなることです。それでは結局、最初から仕分けをやり直すのと変わらなくなります。
また、きっちり仕分けた状態で取っておいたとしても、人の心は移ろいやすいものです。長い時間を開けてしまうと、「もう一度最初から仕分けたい」という思いに駆られやすいです。
この繰り返しにならないためにも、断捨離の作業は続けた方が良いです。なるべく目に付きやすいところに荷物を置き、その存在を忘れないようにすることが大事です。
保留品が多すぎる
「保留」は便利なカテゴリーですが、先延ばしにするのは本当は良くありません。何でもかんでも保留にするのは、ものを捨てられないときと状況が何ら変わっていません。
かくいう私も、手放そうと思ったオタクグッズはいったん保留にすることが多いです。そしてそのまま、数ヶ月放置してしまうというのを何度もやらかしています。
冬の時期に保留にしていたものは、夏の始めになってからようやく処分しました⇒オタクミニマリストの、部屋の片付け。数ヶ月放置した趣味のグッズをようやく断捨離
今も収納の隅っこに、処分するために分けてあるグッズが眠っています。本当はさっさと対応せねばならないのですが、どうしても先延ばしにしてしまいます。
楽に断捨離するなら買い取りが一番ですが、オークションやフリマアプリも試してみたいと思うのが作業がはかどらない原因です。何とか時間を作って、エイヤッとやるしかありません。
かとって一気捨てすると後悔する
けれど逆に、ものを一気に捨てると、後悔する危険性があります。面倒でも、1つ1つチェックをかけた方が安全に断捨離できます。
思い入れの深い趣味のグッズなどは、捨てる前のお試し断捨離もおすすめです。「やっぱ取っておきたい」となったときも、お試し断捨離なら安心できます。
私も大事なゲームを、危うく手放すところでした⇒断捨離で後悔しないために、大事な貴重品はお試しの片付けがおすすめ
オタクグッズを一時保留にするのは、断捨離後の悔やみを警戒してのことです。これで手放すものはもっと早く手放せれば完璧なのですが、そうも上手くいきません。
面倒で保留にしているものと、まだ納得しきれないから保留にしているもの。まずは、このズボラ体質をどうにかした方が良い気もしてきました。
整理と同時にやろうとしている
荷物の整理は、片付けが終わった後です。本当に残すものだけを手元に置いた状態でないと、ものの置き場所は決められません。
断捨離の途中では、どれだけの荷物が残るのか予想できないものです。どのくらいスペースを開ければよいか、どんな並び順にするのか、仕分けの最中に考えるのはとてつもなく効率が悪いのです。
どれか1つのカテゴリーでもスペース不足になったら、イチから整理のし直し。残すものが増えれば、配置もコロコロと変わります。
お気に入りのグッズほど、部屋のどこに置くか考えるのは確かに楽しいです。が、それは、地道な仕分け作業が終わった後のお楽しみです。
断捨離は、やればやるほどスキルアップします。1~2度の失敗にはめげず何度もアタックすれば、少しづつ荷物は片付いていきます。