洋服をタンス1つに収納できる、スマートなたたみ方としまい方。
洋服のたたみ方を変えれば、同じスペースでも収納力がアップする。おすすめのしまい方を、私がこれまで実践してきた方法を交えて紹介したい。
ちなみに私は、今はタンスすら持ってない。が、服が少ないのと省スペースできるたたみ方のおかげで、約10㎡のワンルームでもゆうゆうと暮らせている。
これ以上収納を増やせない、しまう場所がないというときは、参考にしてみてほしい↓
洋服はハンガーにかけるな
ハンガー収納はスマートにみえるが、場所を取りやすい。ハンガー収納が好きな人は、そのしまい方を見直してみてほしい。
我が家も服の収納が極端に少ないので、あまりハンガーには頼れない。吊るす収納に回しているのは、こんな洋服たちだ↓
・綿シャツ
・アウター各種
・巻物&帽子などの小物
基準はフィーリングで、「何となくハンガーの方が良いな」と思うかどうかだ。
ハンガー収納の役目は、服にシワを作らない、たたみにくい服を簡単にしまうということかと思う。ちょっとした普段着までハンガーにかけるのは、かえって手間じゃなかろうか。
ついでに、服の数だけハンガーを増やすのもスマートじゃない。服を断捨離した後に空いたハンガーほど、クローゼットのなかで邪魔なものはない。服を取るついでに引っかかって落ちたりすると、イラッとくる。
たたんだ服は立て置きせよ
服は平積みよりも立て置きの方が、取りやすいし省スペースにもなる。
私も普段着は、縦置き収納だ。クローゼットの様子はこちら⇒女ミニマリストのクローゼットの中身を公開。服を20着まで断捨離した道のり。
立て置きのメリットは、服を取り出しやすくしまいやすいことだ。平積みのように、下の服ほど取り出しにくいというような面倒がない。
さらに上から見れば、どんな服がどこにあるか分かる。お目当ての服を見つけやすいのだ。
お店では平積みが基本だが、あれは服をアピールしやすくするディスプレイだ。自宅では真似しない方がいい。
ついでに店流のたたみかたも、無理に真似しなくていいと思う。手に取った服をうまくたためず、グチャグチャのまま戻した経験は誰しもあるはずだ。あれを家で再現する必要はあるまい。
長方形になるようにたたもう
服を立て置きするときは、基本は長方形になるようにたたんでいく。腕の部分を真ん中に折りたたんで、3つ折りか4つ折りくらいにするのがちょうどいい。
これはこんまりさんの服のたたみ方を参考にしたのだが、服が手のひらサイズに収まって実にスッキリ。支えがなくても服が自立してくれるから、スカスカの収納でも安心だ。
フタ付き収納ボックスはNG
フタ付き収納ボックスなどは、服をしまうのには向かない。高確率でケースの上に色々なものを乗っけてしまい、肝心の服が取り出しにくくなるからだ。
もし収納ケースを使うなら、シンプルな四角いカゴがいい。同じものを何個か買ってワイヤー型のラックに納めれば、タンスの代わりになる。
私は服を減らしたおかげで、一時期から直置きで済むようになった⇒洋服の断捨離、4回め。大好きなアウターやボトムスを片付けた理由とは
フタ付き収納ボックスを使うのは、衣替えなど「控えの服」がある家が多いんじゃなかろうか。が、そういうときこそ、全部の服を1ヶ所にしまうスタイルに変えてみてほしい。
私は本格的な衣替えはしないが、上の段・下の段という感じで季節ごとにしまう場所を変えている。そろそろ寒くなってきたから、半袖は下の段行きだ。
カゴがあるなら、しまう場所を変えるだけでいいからさらに簡単かと思う。カゴ付き収納とは、これを機にオサラバだ。
そもそも、全ての服をちゃんとたたんでる?
そもそも全ての手持ちの服を、ちゃんとたたんでいるだろうか。この場合の「ちゃんと」というのは、立て置きに便利な長方形スタイルのこととしよう。
グチャグチャのまま収納に放り込んでいるのはもちろん、なかには買ったまま袋のなかなどに入れっぱなしのケースもあるんじゃなかろうか。これは、収納云々以前の問題だ。
今まで着ていなかった洋服は今後も着ることはほぼ100%ないから、断捨離した方がいい⇒ミニマルなファッション生活の大敵、「いつか着たい」服を断捨離する7つのコツ。
袋・ビニールなどの包装は、かさばってとにかく邪魔になる。用が済んだら、さっさと処分したいところだ。
クリーニングのビニールを、服の保護のために付けっぱなしている人もいるかと思う。が、あれは一時的なホコリよけなので、家に帰ったら即行で捨てていい。
逆にずっと付けておくと、なかに湿気が溜まって服が傷む。もしお気に入りのコートやワンピースなどに付けてあったら、すぐ外すことをおすすめしたい。
しまいやすいクローゼットは、服を選びやすくて着やすい。収納とファッションは、切っても切れない関係だ。
ファッションの悩みは、もしかしたら収納に原因があるのかもしれない。まずは、タンスやクローゼットの収納方法を見直してみるのはどうだろうか。