大学の留年と就職活動の失敗に恐れる日々~カレジョの黒歴史~
カレジョが貧乏生活から脱出を目指すシリーズ、今回は就職活動に走っていたときの話です。
色々とエントリーするものの、就職活動が全く上手くいない日々。留年・就職浪人に怯えていました。
果たして、無事に進路を決めることができたのか?以下からどうぞ。
希望の職種は一通り落ちる
最初に私が働きたいと思っていたのは、昔から好きだったゲーム関連の会社です。
大手ゲーム企業から関係する子会社まで、目に付いた企業は一通り応募。そして見事に、一通り落ちました。
私が志望していた職種は、理系の知識を活かしたプログラマーでした。が、全くの知識不足で試験の結果は壊滅的。私が勉強してきたことは、ほぼ活かされませんでした。
ほかにもおもちゃ系の会社に応募しましたが、いかんせん人気が高すぎます。大体応募の枠は、優秀な大学の学生で枠は埋まっていたんじゃないでしょうか。
そんななか一社だけ、試験を突破して面接までこぎつけたゲーム企業があります。が、あろうことか、私はその申し出を断ってしまいました。
面接を断ったのは、このとき内定をもらっていた企業があったというのもあります。それに加え、プログラミングの自信がなかったり、即戦力としてやっていけるのかなど、色々な不安が理由の1つです。
私はどうも昔から、第一希望じゃない進路を選んでしまう人間でした。好きな食べ物は、決まって最後まで取っておく性格です。
が、面接を受けられるなら、受けるだけ受けてみた方が良かったと思います。落ちたらそれまでだし、次に進めたら儲けもの。未消化で宙ぶらりんというのが、一番気になります。
当時面接に進んでいたら、その後の人生はどうなっていたのか?非常に気になるところです。
そのせいか最近、ゲーム開発に関する勉強をやり直したくなってきました。専門学校に入って、イチからプログラミングをしっかり学びたいです。
今は圧倒的にお金が足りませんが、40を迎えるまでには学費を貯めたいものです。
就活が煮詰まってくる
希望していたゲームの企業には一通り落ちてしまって、その時点でかなりやる気はなくなっていました。私の場合、全部で30社も応募しなかったんじゃないかと思います。
それでも就職浪人をする訳にもいかないので、就活は続きました。取りあえずソフトの開発が出来れば良いと考え、エンジニア系の会社にポツポツと応募したのです。
しかしやる気がないので、履歴書を書くにも身が入りません。試験に行く途中で道に迷い、そのまま面倒くさくなって家に帰った思い出もあります。
試しに接客系の企業の会社説明会にも言ってみましたが、やはりピンと着ませんでした。こだわりの強い人間は、視野を広げてようと色々な職種に応募するなど考えもしないのです。
仕事も好きな事を優先したい
仕事は大事ですが、やりたくないことは長く続きません。「まずは3年の辛抱」ともよく言いますが、やる気のない人間は何年会社にいても大した経験は積めないんじゃないでしょうか。
会社で働くなら、お金のためと割り切れる人の方が馴染める気がします。純粋にお金のために働けるというのは、私には羨ましくもある部分です。
いっそこの時点で就職を諦め、得意の文章で仕事する道を考えても良かったと思います。しかし20代の頃は、まだ「普通の社会人」を諦めていませんでした。
当時は、ネットでの仕事は小遣い稼ぎで、会社で働くしかまともにお金を稼ぐ道がないとも思い込んでいた気がします。ネットで働く道も、本を読んだりして色々と調べてみたかったです。
人の思い込みというのは、自分で自分を生きづらくする恐ろしいものだと思います。
就活はお金がかかると痛感
また、就活するなかでネックだったのは、地味にお金がかかること。当時の私は東京で実家ぐらしをしてましたが、それでも説明会などの交通費は高く付きました。
JRや私鉄を使うとなると、往復で1,000円近くかかることもあります。バイトもしてなかった私は、それまでの貯金で何とかしのいでました。
お金を使いたくなかったので、説明会が終わったらまっすぐ家へ帰ります。お腹が空いても、食費を浮かしたいのでひたすら我慢でした。
食べ物にお金を使いたくなかった話は、こちらでも紹介しています⇒お金がない大学生のサバイバル術とは?~貧乏生活からの脱出を目指す(4)~
気になる会社があっても、東京から離れた地方はそれだけで断念でした。近場の電車賃を出すのも大変なのに、新幹線や深夜バスの代金など大金をかけられません。
逆に地方から東京へ就職活動に来る人は、もっと大変だったと思います。ネットカフェで寝泊まりしつつ、何社もの会社説明会に参加する人も多いと聞きました。
就職活動は学生が自分からやってるものですが、国も働き手が増えないと困るはずです。多少は就活にかかる費用を、負担してくれても良いんじゃないでしょうか。
今は、バイトが忙しくて留年したり、学費が払えず退学する学生もたくさんいます。私が大学生のときより、経済的に厳しくなっていると思います。
奨学金もようやく給付型が始まりますが、まだまだ足りないと感じます。社会に出て働いて下さいというなら、もっと学生を経済的にサポートしてほしいものです。
内定先は派遣企業
暗礁に乗り上げた就活のなかで興味を持ったのが、エンジニアの派遣会社です。
「色々な会社で働けて面白そう」と、興味を惹かれました。元々が飽きっぽい性格なので、1つの会社に縛られない方が楽しく働けるかとも思ったのです。
今だったら絶対に応募しませんが、派遣会社の間口はかなり広かったように思います。常に人手不足な業界のせいか、プログラム技術が未熟でも割りと歓迎されました。
試験の内容も、ゲーム会社ほど難しいものじゃありませんでした。面接でも多くの現場で経験を積みたいとやる気アピールをすると、なかなかの好感触。あっさりと内定が取れました。
内定が1社取れたことで、私はすっかり安心を。そこで就職活動は止めてしまいました。
ゲーム会社へ面接へ進むか、派遣会社の内定を受けるかでちょっと迷いました。結果は内定を取ったのですが、好きな事をとことん突き詰めても良かったかと今は思います。
就活は一段落つきましたが、私の試練はまだ続いていました。就職に続く苦労の話は、次の機会に紹介します。