ズボラな枯れ女にもできた、きれいなキッチンを保つ掃除と片付けのコツ。
家の中がどんなに汚くても、キッチンがきれいならセーフ。そんなマイルールがあるズボラな枯れ女です。家の害虫対策も兼ね、台所だけはきれいを保ちたいと思っています。
万事においてアバウトな私でも掃除と片付けがしっかりできるよう、台所も「楽さ」を極限まで追い求めています。
ものをなるべく外に置かない
キッチングッズは最小限にしたうえで、しまえるものは何でもしまう。これだけで、台所掃除の悩みは7割解決します。
我が家のキッチンも微調整を繰り返した結果、今はこんな感じに落ち着いています。
基本外に出ているのは、毎日使うキッチングッズと乾燥中の食器のみ。電気ケトルとフライパンだけは、毎度出すのが面倒なのでキッチンの上を定位置にしています。
キッチンの中でも、特に散らかりやすい場所が、
・シンク
・ガスコンロ周辺
ではないかと思います。
シンク
食器洗い用のたらいと三角コーナー。この2つがシンクを散らかす元凶です。この2つを置くのは、食器と生ゴミのたまり場を自ら作ることにほかなりません。
1回溜まったら最後、私のような物ぐさは絶対に片付けません。三角コーナーや排水口のゴミは、ギリギリまで見て見ぬふりが常。ゴミが山盛りになるまでほったらかしでした。
それならば、最初から「たまり場」をシンクに作らなければ良いのです。「シンクはものを溜める場所じゃない」と認識すれば、意識しなくても片付けが当たり前になります。
生ゴミは、ビニールに入れて冷凍保存です⇒ミニマリストを悩ませる、ゴミや不要品の処分対策
虫も湧かず臭いもなく、生ゴミの冷凍は便利です。しかしあまりに便利で、生ゴミを捨てる頻度が激減しました。ビニールいっぱいにゴミが溜まるまで粘る辺り、ズボラは全く直っていません。
ガスコンロ周辺
お玉、菜ばし、調味料など、細かいものが集まる場所です。しかしコンロ周辺は汚れやすいので、ものは置かない方が良いです。
手近にツールや調味料があった方が、便利そうな気もします。確かにものを取り出す手間は省けますが、それ以上にその後の掃除が面倒になるのです。
必要なときに取り出す手間が1なら、料理の後に全て拭くのは10くらいの面倒臭さがあります。食後はいつにも増して動くのがおっくうなので、食器を洗うだけで気力が尽きることもあります。
(あまりに眠いときなどは、食事すら面倒です)
ものが置いてなければ、拭き掃除も5分あれば終わります。油もすぐ拭けば、きれいに落ちて結果的に楽できます。
料理でなるべく油を使わない
すぐに拭くのも有効ですが、それ以上に「そもそも油を使わない」というのもありです。揚げ物や焼き料理よりも煮る・炊くを中心に、油の量をへらします。
私が油を使うのは、昼食で食材を焼くときくらいです。晩ご飯は作り置きの野菜スープを温めるだけなので、油分はほぼゼロで済みます。
炊飯器を使えば、野菜を刻むだけで本格スープができます⇒野菜を切るだけ。炊飯器でラタトゥイユ風煮込み~実録・一人暮らしの節約料理(29)~
さらに料理の途中はフタをして、周辺に油が飛び散るのをできるだけカバー。後で拭かねばならない範囲を、とにかく減らします。
料理に油を使わないとヘルシーなうえ、食器洗いもすぐ汚れが落ちて楽。油代も節約できて、健康と家計が気になる枯れ女にはピッタリの方法でした。
シンクとコンロは毎食後に拭く
どんなに面倒でも、食事の後はシンクとコンロは拭いておきます。とはいえ、前に言ったとおり、掃除自体は5分で終わるのでとても楽です。
これを1日延ばしにすると、後で泣きを見るのだと自分に言い聞かせます⇒一見きれいなミニマリストの部屋でも、やはり毎日の掃除は欠かせない。
ものを置かないのも油を使わないのも、拭き掃除のハードルを下げて続けやすくするため。きれいなキッチンは、拭き掃除のしやすさにかかっているのだと思います。
排水口は重曹かクエン酸を流し込む
目に見えるところだけキッチリで、目立たない場所は放ったらかし。台所では、排水口がそうです。たまにチェックすると、水垢がヌルヌルしてギョッとします。
そんなときは、水垢に効くクエン酸を流し込んで一晩放置。クエン酸がないときは重曹で代用です。翌日には、ヌルヌルはキレイに落ちています。
排水溝やトイレのタンク、重曹などをまいて済ませられるところは家の各所にあります。放ったらかせるところはどんどん放ったらかすのも、ズボラが掃除を習慣づける秘訣です。
余計な食器は持たない
食器が多いと、どうしてもキレイなものを使いたくなります。1回分の食器しか持たなければ、食事の度に洗わざるを得なくなります。
料理は具だくさんのスープやご飯物にして、ワンプレートで済ませると便利です。たった1枚の差でも、面倒くさがりにとってはとても大きいのです。
キッチンは毎日使うところだけに、できる限り楽に掃除できるのが一番。面倒が嫌いなズボラ枯れ女ならばなおさらです。
いかに省エネできれいにできるかが、キッチンをきれいに保つコツだと思います。