いつも同じ洋服でも、本当に好きなファッションなら飽きることはない
同じ洋服を着続けて飽きてしまうのは、その服のお気に入り度合いが深く関係しているのではないでしょうか。本当に好きな服であれば、何度着ても飽きることはないと思います。
多少の時間はかかっても、服は厳選した方が時間とお金の節約にもなります。もう「それなりの服」で妥協するのは、止めにしてはどうでしょうか。
子供の頃の洋服はどうだったか?
小さい頃を思い返すと、いつも同じ服ばかりを着てはいなかったでしょうか。お気に入りのトレーナーやシャツがあると、そればかり着る人は多かったはずです。
子供には「これを着たら笑われるかも」「流行を意識しなきゃ」などの余計な計算がないので、本当に自分の着たい服を着ています。だからこそ、ボロボロになるまで着ても飽きないのだと思います。
それがだんだんと成長するに従って、周りの目や世の中の既成概念にとらわれるようになっていきます。「こんな子供っぽい服じゃ駄目だ」「もと学生らしい爽やかな服装を」など、余計な考えが入り込んでくるのです。
自分では着たい服を選んだつもりでも、知らず知らずのうちに自分を枠の中に押し込めているのかもしれません。それがイマイチな服を増やす元になりひいては、飽きてしまう元になっているのだと思います。
確かに年を経るに従って、今までの服に違和感を覚えることはあります。しかし年齢やら自分の立場やらを意識し過ぎると、素直な気持ちで服を選べなくなるのではないでしょうか。
結局は着たい服だけが残った
かくいう私も会社やバイトに合わせて、スーツやらシャツやらを色々買っていました。当時は自分なりにアレコレ考えて選んだつもりでしたが、在宅ライターとなった今では全て断捨離となりました。
服の数は、クローゼットに直置きできる分まで減らしました⇒これ以上は無理と思った洋服を再々断捨離。衣類は、クローゼットに収まる分だけを持つ
今手元に残っているのはシンプルなTシャツやカットソー、昔から履き続けているジーンズなどです。おそらくは今のクローゼットの中身が、自分のスタイル基本形なのだと思います。
色々なしがらみが取っ払われると、自分の着たい服がより選びやすくなったと感じます。「人目にさらされる」と思うと、やはり「どう見えるか?」を意識せざるを得ないようです。
未だに試行錯誤が続く
服を減らしたおかげで、每日のコーディネートはすぐ決まります。服に飽きたから買い換えたいという気も起きなくなりました。とはいえ、洋服に関する悩みが100%なくなったワケではありません。
同じ服を着続ければ傷みも目につくようになるし、この夏場は汗がひどくて服のダメージが倍増。少ない服をいかに活用するかは大事な問題です。
最近では私服の制服化をもっと徹底させたいと、万能である綿シャツをスタイルに加えようかとも目論んでいます。どんなシャツなら今のカジュアルスタイルと合わせられるか、これから考えねばなりません。
(収入が少ない今の身の上では、新しい服など買っている場合ではないというのもあります。新しいものを試したいのに、赤字の家計ゆえに何もできないというのは哀しいものです)
もしくは今後、生活スタイルが変わったり突然エレガントに目覚めたり、思いもよらぬ変化があるかもしれません。その度にどんな服が一番良いのか、試行錯誤が続くだろうと思います。
ただ1つ確かだと思うのは、今の「軸」をブラさない限り、私は自分の着たい服を着続けられるということです。悩みすぎて迷ったときは、また元の場所に帰ってくればスタイルを見失わずに済みます。
服と一番長い時間付き合うのは、ほかでもない自分です。「こういう服が着たい」という気持ちを、もう少し出しても良いのではないでしょうか。