【ミニマリスト女と服】30代カレジョが考える、10年先まで通用するおしゃれのコツ
30代女ミニマリストが、40代になっても通用するような服との付き合い方を考えてみた。
20代の頃は好き放題なファッションでもなんとかなったが、30代に突入して「ん?」と感じ始めた。歳をとるとはこういうことか。
そしておそらく、アラフォー世代になったらよりキツくなることだろう。今から我流のファッション術を見直して、10年後に備えたい。
1.楽、これは外せない
いきなり矛盾するようだが、やはり楽であることは外せない。10年先でも20年先でも、私のズボラな性格が変わるとは思えないからだ。
おしゃれのためとはいえ、鏡の前で何時間もコーデをチェックするのはめんどくさい。私の場合は何も考えず、ある服を着るだけで完成するようなおしゃれが理想だ。
たとえズボラでも、おしゃれだけはこだわるという人もいるかもしれない。しかしファッションが暮らしの中心という人は、そんなに多くないんじゃなかろうか。ほかにも優先したいことはある。
むしろ10年20年続けるとなると、自分にしっくり来るやり方でないと無理だろう。さあやろうと張り切るのでなく、生活の一部と感じられるところまで持っていきたい。自分が楽しめるかどうかが大事だ。
2.「似合う」に寄せる
若いときはインスピレーションで着たい服を選んでいたが、30代40代となると100%好き放題はマズい。着たい服のなかにも、似合う要素を入れることが欠かせない。
ちょっと変な格好でもそれなりに着こなせたのは、若さのエネルギーゆえだったんだなと思う。スタイルなどはそんなに変わってないはずなのに、20代と同じ格好をすると無理してる感がある。
似合うファッションに寄せるのは、「楽」を実現するためにも大事なことだ。似合う服はただ着るだけでおしゃれっぽくなるから、アレコレ工夫しないで済む。
まずは骨格診断
どうすれば似合う服が分かるのかという問題はあるが、私の場合は骨格診断で知った。詳しくはこちら⇒自分に似合うファッションの結果に驚き。東京で安くお得に骨格診断した体験談。
骨格というのは生まれつきで、歳をとっても変わらない。一度タイプを知れば一生使える、貴重なものさしなのだ。ちなみに私はストレートタイプだった。
骨格タイプが分かってからは、これは似合う・似合わないと見た瞬間にジャッジできる。結果候補の服がしぼられて、買い物がすさまじく楽になった。
診断料はかかるものの、無駄に洋服を買わずに済めばお金と時間の節約になる。似合う服が分からないなら、ぜひ一度おすすめしたい。
自己診断するコツも紹介中⇒骨格診断を自己診断する7つのコツ。自分に似合う服が分からないときの対処法とは。
3.手持ちの服は少数精鋭で
似合う&着たいの二重フィルターを通すと、着れる服はかなり少なくなる。色々な服をたくさん持つよりも、少数精鋭の方が相性がいいと思う。
少ない服で大丈夫かと思われそうだが、定番の鉄板コーデをつくれば大丈夫だ。どれを着てもしっくり来るから、むしろコーデの悩みから解放される。
色々なコーデを試すのも楽しいが、毎日違う着こなしを考えるのは大変じゃなかろうか。決まったコーデを着るだけだと、朝からプレッシャーがなくていい。
普段着も制服化すると楽だ。詳しくはこちら⇒私服の制服化で楽ちんファッション。カレジョが辿り着いたワンマイルウェア。
いくら服が多くても、似合わない服ばかりでは逆にめんどくさくなる。30代からのおしゃれでは、シビアに服を選びたい。
4.手持ちの服で工夫しつくす
基本は、定番のコーデを着ればいいと思う。しかし万が一、飽きてしまったときはどうするか?
新しい服を増やすのが手っ取り早いんだろうが、ミニマリスト的にポンポン買いたくはない。少ない服なりに工夫して、アレンジしたいところだ。
簡単にできる方法としては、
・ボタンを留める位置を変える
・腕まくりする
・シャツの中にトップスを着てみる
・小物で工夫
などだろうか。大したことがなさそうだが、抜け感・こなれ感というのはおしゃれ度を高くするポイントだ。
白シャツ1枚でも、こんな着こなしができる。詳しくはこちら⇒秋の三連休、少ない洋服でお出かけを楽しむ枯れ女ミニマリストの白シャツコーデ。
また、新しいコーデの開拓も考えてみる。取りあえず今からでもできる方法は、トップスとボトムスを総当りでコーデすることだろうか。
お気に入りコーデが固まると、新しいコーディネートには挑戦しなくなるものだ。たとえ変に見える組み合わせでも、取りあえず着てみるのがいい。こんな着こなしもあったのかと新鮮な気分になる。
5.1着を長く大切に
これは個人の考えになるが、なるべく1着を長く着たい。せっかく苦労して選んだ服だから、1回でも多く着たいのだ。
10年着続けたTシャツの話はこちら⇒1年かかってようやく断捨離。10年近く着古した洋服を捨てた話。
少ない服を着回せば1着の寿命は短くなってしまうが、洗濯の方法などであるていどは長持ちさせられるんじゃなかろうか。とくにやさしく脱水すると、傷みが少なくなる。
アウターもどうせ買うなら、次は10年単位で着れそうなものを選びたい。多少お高めでも、そこはフンパツしたいところだ。
単純に、服をマメに買い換えるのはめんどくさいという理由もある。1回だけこだわりにこだわって、後は楽をしたい。
6.歳をとるほどプチプラがキツい
30を過ぎてから、安い服を着るとみすぼらしく見えるようになった。若さでカバーできたプチプラファッションも、もう通用しないようだ。
プチプラファッションは若い人向けのデザインが多いから、アラサー・アラフォーで似合わなくなるのは仕方がない。おしゃれ着がいつまでもプチプラだと、ギャップがどんどん広がるばかりだろう。
トレンチコートのような定番アイテムでも、安物と高い物では見たときの第一印象からして違う。使っている生地だったり細かい縫製だったりが、見た目の差に出るのかもしれない。
ただプチプラが似合うかどうかは、骨格タイプにもよる。私のようなストレートは、張りや高級感のある素材が得意だ。逆に女性らしいウェーブタイプは、プチプラと相性がいい。
しかしファストファッションには、道徳的な問題もある。詳しくはこちら⇒「THE TRUE COST~ファストファッション 真の代償~」感想。安い服の裏側とは?
なぜ安い服が安いのか考えるのも、大人の責任じゃないかと思う。ファストファッションを着るにしても、そういう事情を知っておくのは大事だ。
7.さらばカラフル
これまでは小物などにカラフルさを取り入れていたが、あまりカラフルなのも変かと感じるようになった。色味が自分と合ってないというのもあるのだが、色鮮やかだとカジュアルに寄りすぎてしまう。
カジュアルをおしゃれに着こなすのは、なかなかハードルが高い。若さでカバーできないとなると、カジュアル1/3・ドレスライク2/3くらいにする方がいいのかもしれない。
まずは色味を減らして、アースカラーやベーシックカラーなどを中心に据える。なるべく2色に収まるようにすれば、もっと大人っぽいおしゃれコーデができそうだ。
今すぐ実現するにはお金が足りないが、なんとか今年中にはアイテムをそろえたい。コーデの見直しも金次第だ。
着たい服だけ着るというおしゃれが通用するのは、20代までだ。30代からは、おしゃれに見える服を意識することも大事だ。
大げさかもしれないが、どんな服を着るかというのは、自分の生き方の表れでもある。30を過ぎたのをきっかけに、見直すのもいいんじゃなかろうか