こんまりさんのときめき片付け術が、実は節約にも効果的な6つの理由。
こんまりさんのときめく片付け術は、節約にも効果的でした。その理由をお話します。
断捨離のときに残すものを、ときめくか・ときめかないかの基準で選ぶのがこんまり流の片付け術です。この選び方は、普段の買い物でも役に立つんじゃないでしょうか。
私もこんまり流の片付け術で断捨離したことがありますが、その後、ものの選び方も良い方向に変わったんじゃないかと感じます。具体的には、こんなところに影響がありました。
1.自分が良ければ良いと思えるようになった
ときめくかどうかというのは、どこまで言っても自分の中にある感覚です。周りがどうあれ、自分が良ければ買うし、良いと思わなければ買わなきゃ良いんじゃないかと思うようになりました。
その結果、こんな日用品の数々を買わなくなりました↓
・シャンプー、リンス、石けん
・洗剤各種
・生理用の紙ナプキン
石けんやシャンプーがなくとも、お湯だけでも案外に身体はキレイになることを発見。さらに種類別に洗剤を揃えるのが面倒で、こちらもお湯だけで対処する方法を実践中です。
蒸れてしょうがなかった生理用ナプキンは、何度も繰り返し使える布ナプキンに切り替えました。かさばるナプキンをトイレに置かずに済み、スッキリして良かったと思っています。
消耗品にお金を使うこと自体にモヤッと感じていたので、どんどん節約を。人によっては「信じられない」と思われそうですが、まあ自分が満足しているうちはそれで良いだろうという考えです。
もしときめくシャンプーや洗剤が見つかれば、それを使えば良い話。しかし無理に探すつもりもないので、自然の縁に任せます。
2.趣味に関係するものでも厳選する
私が主にお金を使うものは、趣味のオタクグッズです。ここ最近も新作が目白押しで大変です。
以前は、とにかく何でも集めるのが好きなコレクター気質でした。が、こんまり流の片付けを経てから「ちょっと待てよ」と思うようになりました。
例え好きな作品のグッズでも、デザインが好みじゃなかったり作りが雑だったりと、ときめかない代物もあるのです。昔はほぼ自動思考で買ってましたが、今は本当にときめいているかも無視しません。
そのおかげで、グッズに使うお金が若干減ったんじゃないかと思います。本当にときめくものだけ厳選することで、より自分のコレクションに愛着が湧くようにもなりました。
ちなみに、去年買ったものはこれです⇒今年はこれだけ散財した。オタクのミニマリストが2016年に買った趣味のグッズを公開。
3.流行に流されなくなった
元々流行り廃りにはあまり詳しい方じゃありませんでしたが、己のときめきに従った結果、もっと流行に興味がなくなりました。
以前は流行りに乗れないことを、ちょっとコンプレックスに感じてもいたのです。今は、「ときめかないものは別に良いか」と鷹揚に構えていられます。
流行りに乗り遅れまいとして何か物を買うときは、楽しいというよりも焦る気持ちの方が大きいです。そういうお金の使い方はストレスになるので、むしろ流行など知らない方が良いんじゃないかとも思います。
(好きなオタク系の情報に関しては、すぐに飛びつきますが)
4.人の言うことに惑わされない
ミニマリストの間でも、これが良い、あれが便利だったという情報はよく流れてきます。が、そういう場合も、これは本当に自分にいるんだろうかと考えるようになりました。
同じミニマリストでも、好みや生活スタイルは全く違います。本当に便利そうで使ってみたいものは、ごく一部であることが多いです。
私が思う、取りあえずこれだけあれば生き残れそうだと思う物はこちら⇒一人暮らしミニマリスト女の持ち物リスト、最低限生活できそうな厳選10個。
私の場合は便利さを追求するというよりも、よりシンプルに暮らせることが一番らしいです。大の面倒くさがりではありますが、自分が耐えられる不便さならセーフだと感じています。
例えば洗濯1つでも、2~3日に一回の手洗い洗濯なら耐えられます。まだ手洗いは苦痛じゃないから、洗濯機は無くていいかという感じです。
5.値段に惑わされなくなった
安い・高いなど、あまり値段に惑わされなくなりました。これは安いものに限らず、高いものを買うときもです。
私はむしろ安いものを避け、とにかく高いものを選ぶようなところがありました。高いものの方が良い品で、より長く使えると思っていたからです。
しかしこの選び方も、値段を基準に選んでいます。物自体に本当にときめいていたかと気づいたのです。
それからは安ものだけでなく、あまりの高級志向にもストップが。自分が良いと思って値段がそこそこなら、安い方を選べるようになりました。
6.じっくり考えるようになった
これが欲しいと思っても、じっくり考えるようになりました。そのときめきが一過性のものでなく、本物かどうかを見極めるためです。
特に疲れていて頭が働かなかったり、退屈で手持ち無沙汰なときなど。ネットで気になるグッズを見ると欲しくなってきます。
しかしそういうときのときめきというのは、物ではなく買い物すること自体に感じるときめきなのです。いわゆる衝動買いも、こういう仕組みで起こるんだと思います。
本当に欲しい物はその場で買わなくても、事あるごとに思い出してはあれこれ考えてしまうもの。いつまでも忘れられない物を買ったときは、良い買い物をしたなと満足もできるのです。
近藤麻理恵さんは、何を持つかはどう生きるのかと同じだと言っています自分の手元にある物たちはまさに、人生の縮図といえるかもしれません。
自分が大事にしている物が何なのか?それは断捨離のときだけでなく、新たに物を買うときにも大事なんじゃないでしょうか。