ここから断捨離しろ。片付けでどこから手を付けるか決める方法
部屋を片付けるにも、どこから手を付ければいいのか?断捨離する場所を決め方を紹介したい。
私はこんまりメソッドにしたがってもの別に断捨離したから、片付ける場所で悩んだことはほとんどない。だがもの別片付け法は、ものを1ヶ所に集めるスペースを作るのが面倒である。
そういうときはもの別にこだわるより、片付けられる場所から片付けるのもありだ。私がいま断捨離するなら、こんなところから手を付けるだろう。
自分の感覚を大事に
私はもの別の断捨離が一段落した後は、気になる場所から手当たり次第に片付けていった。それで最終的に8割の荷物を捨てられたから、もの別でも場所別でも片付けやすい方でいいんじゃないかと今は思っている。
とくに場所別に片付けるとき大事なのは、自分の感覚だ。ここをスッキリさせてえという思いで取りかかると、普段よりものが捨てやすい。義務感か自らすすんで片付けかでは、やる気の度合いが違うんだろう。
なにより気になる場所がキレイになるのは、単純に嬉しい。断捨離はめんどくさいが、捨て終わった後の達成感は何度でも味わいたいものだ。
ただし、勢いあまると後悔しかねないので注意。断捨離で後悔しないコツはこちら⇒断捨離で後悔する5つのタイミング。こんなときにものを捨てるのは止めよう。
ならば、どう感じた場所を片付ければいいのか?以下から詳しくみていきたい。
1.なんだか落ち着かない場所
そこにいると疲れる、落ち着かないなど。リラックスできない場所は、片付けた方がいいスポットだ。
とくにこの2ヶ所が散らかっていると、癒せる疲れも癒せない↓
・寝室(自分の部屋)
・リビング
とくに布団やベッドの周りが荷物だらけだと、いくら寝ても寝たりない。極端だが、寝室には寝るスペースさえあればいいのだ。
リビングもリビングで、ゆっくりご飯を食べたり本を読んだり、スマホゲームをプレイしたりする大事な場所だ。荷物を気にしながらでは、貴重な休みのひとときも楽しみきれない。
それが何故かはよく分からないが、目から入ってくる情報が多すぎるのが原因かと私は思う。人間は情報の8割を視覚から得ているというから、荷物が多いとそれだけ脳がフル回転させられるんだろう。断捨離は、よけいな情報を削ぎ落とすことでもあるのだ。
とはいえ部屋全体を片付けるのは時間がかかる。まずは、ベッドやテーブルから半径2メートルまでの場所にあるモノを捨ててみてほしい。くつろげるスペースができてホッとするはずだ。
家の中で過ごす時間が長い場所ほど、落ち着けるふんいきにしたいものだ。自分のお気に入りスペースはキレイにすると考えると分かりやすいんじゃなかろうか。
2.不便だと感じる場所
何をするにも手間取ったり、移動するのがめんどくさい。その原因は余計な荷物にあるかもしれない。よく使う場所ほど片付けないと、居心地の悪い家になる。
とくに、こんな場所が散らかっていたら要注意だ↓
・玄関
・台所
・クローゼット
台所が散らかっていたら料理を作りづらいし、よく通る玄関先にモノが置いてあったら毎日よけなきゃいけなくて一苦労だ。ちょっとしたことのようだが、積み重なるストレスはバカにならない。
クローゼットもいらない服が多ければ、目当ての服を見つけるのに時間がかかる。朝の忙しいときに毎日てんやわんやでは、疲れも倍増だろう。
かくいう私も、昔はクローゼットの前にタンスが置いてあって服を取り出すのがめんどくさかった思い出がある。あんまり不便なので、一時は洗濯ものから直接服をひっぱりだしていたものだ。
暮らしが不便なのは部屋がせまいからだという人は多いが、限界を超えた荷物を置くから部屋が狭くなるのだ。たとえ20㎡以下の極狭ワンルームでも、荷物が少なければ快適だ。
3.家の中で一番避けたい場所
逆に、家の中であまり足を踏み入れない場所はないだろうか。そしてその部屋には、荷物がところ狭しと置かれてはいないだろうか。言わずもがなだが、片付けたほうがいい。
服を引っ張り出していた当時の私にとっては、まさにクローゼットが避けたいスポットだった。だが避けたいと同時に、片付けなきゃいけんなとプレッシャーを与えてくる場所でもあったのだ。避けたい・でもほっとけないで、負のオーラが漂っていたように思う。
そこで思い切って片付けると、一気に気分が軽くなった。クローゼットの負のオーラも消え、周りのふんいきまで明るくなったように感じたものだ。
クローゼットを断捨離したときの話はこちら⇒ミニマリストになりたくて服を捨てたら、半分以下に減った~カレジョの断捨離実践記~
これまで避けてきた場所を片付けるのは、勇気がいる。そうとうな散らかりようだったら、断捨離のスキルがないとくじけてしまうかもしれない。
だがどんな場所でも、断捨離は1つのモノを捨てることから始まるものだ。ゴミが目の前にあるならゴミ袋へ入れ、いらない荷物が詰まっているなら1つ1つ仕分けよう。
4.キレイじゃないとイヤな場所
私は掃除がキライなものぐさ人間だが、ここだけはキレイにしておきたいという場所がある。そういうところには、よけいな荷物はもちろんゴミも残しておきたくない。
とくにここは、キレイじゃないと危険なスポットだと思っている↓
・台所
・風呂場
・トイレ
水回りが汚いと、害虫Gの温床になる。Gはとにかく避けたいので、ヤツらの好きそうなものはてってい的に排除してきた。
たまにテレビで汚部屋特集をみると、そうじて水回りが汚い。そして水回りが汚いと、
水回りが汚い→料理や風呂がままならない→身体は汚いまま・ご飯は買ってきたもの→ゴミが増える一方→汚部屋化が進む
のような流れがあるんじゃないかと思っている。水回りが汚いかどうかは、単なる散らかった部屋か汚部屋かのボーダーラインなのだ。
だから逆に水回りをキレイにしておけば、家はなんとかなるんじゃないかろうか。どんな散らかった部屋でも、トイレや台所がキレイだとホッとするものだ。
まっさきに片付けたい場所は?
気になるスポットが見つかったら後は片付けていくだけだが、いくつか場所が分かれているときはどうするか?私なら、まっさきに片付けたい場所から取りかかるだろう。
前に紹介したスポットだと、私が片付けたい順番はこうなる↓
1.水回り(トイレ→台所→風呂場の順)
2.寝室
3.リビング
4.クローゼットなどの収納
5.玄関
私は、危険な場所と過ごす時間が長い場所を優先的に片付けたいと思う。まずはGを排除して、寝る場所と仕事する場所を整えるという具合だ。それ以外の場所は、よゆうがあるときボチボチ手を付けていく。
これはあくまで私のケースなので、人によって順番はちがってくるかと思う。だがどんな順でも、自分が納得いく形で片付けできればいい。
手近なところから領土をひろげる
1つのスポットを片付けるにも、奥から片付けるか手前から片付けるか悩むかもしれない。とりあえずは、手近なところからモノを減らしていくのが簡単だ。
奥側から根こそぎ片付けようとすると、どうしても全出しせざるを得ない。それでもいいっちゃいいが、モノを仕分け終わるまで荷物をしまえないのが問題だ。
その点手前から断捨離すれば、モノを減らしつつスペースを広げられる。いらないモノは玄関先などにおいやり、広げた領土に残しておきたいものをストックしていくといい。
場所が決まらないときは……
それでも場所が決まらないときは、全体的に気になってしまってるんだろう。そういうときは、もの別の断捨離に切り替えてみてほしい。
全体的な散らかりが気になるのは、同じカテゴリーのものがアチコチに散らばっているせいじゃないかろうか。気になっているのは場所ではなく、モノ自体なのだ。
モノ自体が気になっているなら、やはりそれらを1ヶ所に集める作業は欠かせない。めんどうだが、リビングの一画をあけて断捨離用のスペースをつくろう。
どこから手を付けるか悩むヒマに、気になる場所から片付けていけばいい。「片付け」という言葉を頭に浮かべたとき、まっさきに思いつくスポットはどこだろうか。
断捨離にルールはない。どうでもよさそうな場所でも、自分が気になるならそこは片付けた方がいい場所だ。