弱小在宅ライターの30代・枯れ女。ミニマリスト生活をしながら節約と断捨離を頑張る、七転八起な日々をつづります

「ファストファッション~クローゼットの中の憂鬱~」感想。安い洋服は正しいか?

公開日:2016.10.06

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ファストファッションの問題に深く切り込んだ、「ファストファッション~クローゼットの中の憂鬱~」の感想です。ファストファッションの問題が、広く世に知られるきっかけを作った本でもあります。

ファストファッション大国のアメリカでは、今やスローファッションへの回帰が見られるようになったと言います。ひるがえって日本では、未だにプチプラファッション人気が根強くあります。

「格安で洋服を買うことに、どんな問題があるのか?」。ファストファッションについて考えることは、私たちの洋服との付き合い方も考え直すことにつながっていました。

ファストファッションの深刻な問題

ファストファッションの裏にある問題は、ファッションの華やかなイメージとは裏腹に深刻なものです。

ファストファッションを題材にした映画「THE TRUE COST」でも、その問題を知ることができます。詳しくはこちら⇒「THE TRUE COST~ファストファッション 真の代償~」感想。安い服の裏側とは?

最近になってファストファッション問題が注目されると、大手アパレルブランドも近い将来「製造過程を見直す」と明言するようになりました。これがどこまで本当か分かりませんが、早く実現すると良いなと思います。

特に「薄利多売」型の、短い期間に「大量に作って大量に売る」というスタイルが変わることが理想です。明らかに必要ない服を大量に作るのでなく、多少高くても品質の良い服を、必要な分だけ作って欲しいです。

買っては捨てられる消耗品の服

ファストファッションの「大量に作って安く売る」スタイルには、もう1つ問題があります。それは、私たちの「洋服に対する意識」を丸っきり変えてしまったことです。

「洋服=安いもの」は、今や当たり前。安い服だから、ワンシーズン着ただけで気軽に捨てられるものになりました。

試しに今クローゼットの中を開けてみて、1年後に着たい服がどれだけあるでしょうか。「今シーズン持てば良い」「飽きて着る回数が減ってきた」。そんな服もゴロゴロ見つかると思います。

今や服は、「簡単に捨てられる消耗品」と化しました。かくいう私自身も、「服は着なくなったら断捨離するもの」という意識が当たり前にあります。

(ただ捨てるのはもったいないので、買い取りに出したりリサイクルはしています。私の断捨離方法はこちらです⇒部屋の片付け。服の断捨離で、節約も抜け目なく?

この本を読み進めると、洋服1着を作るのにかかるコストや、捨てられた洋服の行方も詳しく知ることができます。それが分かると、たとえ傷んだ服でも安々と捨てられなくなります。

けれどこの事実を知ったからと言って、すぐに「服=消耗品」の考えは変わらないかもしれません。

本の著者であるエリザベス・L・クラインさん自身は、本を書いている途中で何着もファストファッションを買っています。本の冒頭では、クローゼットに収まりきらない大量の格安服を持っていました。

ファストファッション問題を調べる間も、「良い服が安く欲しい」という意識が2年間は抜けなかったと言います。しばらくは買う服が見つからず、立ち往生になったともありました。

「服=安い」という思い込みを止めさえすれば、妥協せずに良い服も選べるし、1着1着により愛着が湧きます。そこで始めて、ファッションは消耗品ではなくなるのだと思います。

大事なことは「どう着るか?」

エリザベスさんは、「どこで買うかよりどう買うか」が大事だとも言っています。これは服を買う場所だけでなく、その先の「どう着るか?」にも関わってくることです。

例えば本の終わりの方では、エリザベスさんは裁縫を習って自分で服をリメイクするようになります。すると手持ちの服が「可能性を秘めたもの」に変わり、服の品質に対する意識も上がったといいます。

意識が上がると、格安ファッションの品質も気になるように。そのため自然と、良い服だけを選んで買うようになったそうです。

また、ひと昔前は、服は繕って着るのが当たり前だったとも。今のように、破れたら簡単に捨てるものではなかったのです。

「服のリメイク」という考え方は、私自身も共感できる部分があります。手持ちの襟が伸びたカットソーを、首周りを詰めてリメイクできないかと考えていたのです。

リメイクしたいと思っているのは、長年着倒したチェックのカットソー。服のデザインはこんな感じです⇒ミニマリストを目指す私の秋冬ファッションコーディネート。おしゃれは少ない洋服から

新しく買った方が、確実にお得だと思います。けれどチェックの柄が気に入っているので、できれば捨てたくないのです。

カットソー以外にも、ライダースジャケットやクロップドパンツなど、「そのうち買い替えたい」と思う服がありました。が、リメイクの話を読んで、「直せばまだ着られるかも」という意識が芽生えてきたのです。

裁縫なぞ全く興味がない人間でしたが、ちょっとしたリメイクをできたら節約にも役立ちそうです。お金も時間の余裕もありませんが、どこか良い裁縫教室に通うのも面白そうです。

自力でのリメイクに挫折しても、プロに頼む手もあります。服を捨てる前に、今一度「どうにかできないか?」と考えるのも大事なことだと今は思っています。

服のとの理想の付き合い方は、エリザベスさんの次の言葉に集約されています。

「本当に好きな服だけ買うこと。必要以上に買いすぎないこと。そして、最大限に着回すことだ」

「ファストファッション~クローゼットの中の憂鬱~」P.300

私も手持ちの服をもっと活用できるよう、もっと勉強が必要だと実感しています。ファッションが好きな人に限らず、洋服のことをもっと知りたい人におすすめしたい一冊です。

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在宅ライターとして働く、30代の枯れ女。去年の年収は60万円、格差と貧困の時代の申し子です。節約と断捨離を頑張る、七転八起な日々をつづっています。ミニマリスト生活を日々実践中です。
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