ズボラでもできた手洗い洗濯のやり方。洗濯機なしで脱水するコツはあるか?
洗濯機を使わず、手洗いで服を洗濯できるか?私がやっている方法をみていきます。また、手洗い洗濯で厄介な脱水のコツも合わせて紹介。
楽で続けやすい方法を追求し、私がたどり着いた手洗いスタイルとはどんなものか?以下からどうぞ。
お風呂上がり後、たらいに一晩浸け置き
私の洗濯は夜、お風呂上がりの直後から始まります。大きめのたらいに、洗い物を一晩浸け置きするスタイルです。
お風呂に入っているときにゴシゴシ洗っても良いのですが、こすり洗いは重労働。一番楽できる洗濯方法を探した結果、浸け置きに落ち着きました。
バスタブや洗面台などでの浸け置きも試したものの、バスタブは後始末が面倒、洗面台は少し狭いということで断念。手洗い専用のたらいを使うのが、一番簡単でした。
ただバスタブは、大きいタオルや毛布を洗うには使えると思います。バスタブで浸け置きを試した話はこちら⇒洗濯機も洗剤も使わず、セスキ炭酸を使って洋服を洗う節約術
一応靴下やボトムスは、裏返して浸け置きを。この方が内側の汚れも落ちるし、生地も傷みにくいように思います。
洗い物がショーツやタオルしかないときは、普通の洗面器でも十分です。大きいたらいだと水と洗剤がどうしても多くなるので、たらいと洗面器を使い分けるとより節約できます。
使う洗剤はセスキがおすすめ
浸け置きで使っている洗剤は、お掃除などでも使えるセスキ炭酸ソーダ。皮脂の汚れに強く、大抵の汚れはきれいに落としてくれます。
セスキは血液の汚れも落とすので、布ナプキンの洗濯でも大活躍します。布ナプキンの紹介はこちらから⇒
分量の目安は「水30Lに対し小さじ1~2杯」です。が、私は計るのが面倒で適当にザザッと水に溶かしています。セスキ水を触ってみて、ちょっとヌルっとすれば大丈夫です。
(触った後は、良く洗わないと手が荒れます)
私が使っているセスキは、ネット通販で買ったNICHIGAのセスキ炭酸。1kg500円で、これが一番安かったです。1袋で1~2ヶ月は持ちます。
洗濯以外の掃除にも使えることを考えると、なかなかリーズナブルな洗剤じゃないかと思います。色々と掃除グッズを揃えるのが面倒なときは、取りあえずセスキ1つを持っておくのはどうでしょうか。
翌朝、浸け置きした服を押し洗い
そのまま、洗濯ものをセスキに浸け置きすること一晩。洗濯ものはこんな感じになります↓
浸け置きした衣類は、たらいの中で押し洗いします。腕に体重をかけて、汚れを押し出す感じです。
・つけ置きしたセスキ水の中で押し洗い→水を取り替え→また押し洗い→水を取り替え→押し洗い→……
という感じで、2~3回くらい水を取り替えて洗いします。押し洗いする場所が偏らないよう、下に重なってる服を時々上の方へ持ってきてローテーションすると良い感じです。
最初は水が濁りますが、そのうちだんだんきれいな水に。汚れがあらかた落ちたら、押し洗いは完了です。
ちなみにセスキはちょっと強力なアルカリ性なので、素手で触ると手荒れを起こします。私もたまに素手で手洗いすると、指に傷が増えて痛いです。手洗いのときは、ゴム手袋をすることを強くおすすめします。
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仕上げに軽くすすぎ
押し洗いの後、ジーンズなどはまだヌルヌルしていることが。そういうものは、改めてシャワーですすぐこともあります。
洋服も念のため、たらいにシャワーで水を注ぎつつすすぎを。洗濯機よろしく、素手で洗い物をグルグルと回転させています。
脱水は手絞りで
すすぎが終わったら脱水ですが、あまり強く絞ると服が破れます。私も最初は力加減が分からず、服に穴を開けていました。
服に穴が開いている話はこちらでも⇒ミニマリストの服の傷みが早い問題、枯れ女流の乗り切り方。
簡単なコツとしては、完璧な脱水を目指さないことです。多少水分が残っていても、干していればどのみち乾きます。
絞る衣類によっても、一番良い脱水の方法は変わってきます。以下は、私なりに脱水のやり方です。
普通の服は8割の力で絞る
大体のトップスやブラトップは、普通にねじって脱水を。この時100%まで絞らず、もう少し絞れそうだというところで止めるのがコツです。
ちょっと丈夫めのタオルなどは、雑巾絞りと同じような感覚で脱水しています。限界まで水滴を出し切ろうとせず、多少湿っぽいくらいでも大丈夫です。
ジーンズはほどほど脱水が楽
手絞り脱水で一番大変なのは、生地の固いジーンズなど。力いっぱい絞っても、ほとんど脱水できません。なので私はあえて、水がしたたる状態で脱水を完了。水滴は、たらいで受けとめます。
手洗いを楽に続けることが最優先なので、「面倒」と感じたことは避けて通ります。上手く脱水できないものは、無理に絞らなくて良いんじゃないかというのが私のスタンスです。
しっかり脱水しないと乾きも遅いですが、今のところジーンズが傷んだりカビが生えたりということは無し。完全に脱水できなくても、何とかなるものです。
下着などデリケートな衣類は握って脱水
ショーツや靴下など、デリケートな下着類は手でギュッと握るように脱水します。たまにねじることがあっても、本当に申し訳ていどです。
また、ガーゼ系の生地などやわな服も、思い切り絞らず握るように脱水を。握りやすい太さにたたんで上から下に握っていくと、良い感じに脱水できます。
干すときはシワ伸ばしも忘れずに
絞ったものをそのまま干すのは、シワの元。特に思い切り捻った服などは、吊るす前にパーンとハタきます。
私の手持ちの服は綿素材が多いので、よりシワができやすいのが難。逆に、レーヨンなどのツルッとした化学繊維はシワになりにくいので、干すときも楽です。
乾くまで1~2日かかることも
脱水が十分じゃないせいか、丸1日干さないと洗濯ものが乾きません。その日干した洗濯ものは、翌日の朝に取り込んでたたむようにしています。
1日雨の日や、真冬の時期は本当に洗濯ものが乾きません。丸2日くらいは、ずっと物干しに洗濯ものがかけっぱなしということもよくあります。
(私が取り込むのを忘れているときもありますが)
それでも洗濯は数日に1回なので、洗い物が溜まるということは無いです。家族などがいて毎日洗濯だったら、こうはいかないだろうと思います。
布団やコートはやはりクリーニングか
普段は手洗いでも全く問題ないのですが、やはり布団やコートなどはハードルが高いです。大きい衣類などは、やはりクリーニングやコインランドリーがないと無理だと思います。
布団もクリーニング代が高いので、なかなか丸洗いできないのが悩みです。シーツや毛布など、出来るところからコインランドリーに持っていくのが良いのかもしれません。
あまり100%にこだわらず、適度に手を抜くのが手洗い洗濯のコツです。自分なりに、これならできそうだというスタイルを見つけるのが大事になってきます。
あまり張り切らず、「ダメなら洗濯機を使おう」くらいの気持ちで始めるのが良いんじゃないでしょうか。