【防犯対策の意味ねえ……】SNSで危険な目に遭う人の特徴
一人暮らし女性の防犯対策は、現実上だけに限らない。むしろSNS社会の今は、ネットとの付き合い方をもっと気を付けないとマズい。
しかしツイッターやInstagramがあまりに身近なせいか、警戒心ゼロな人が実に多い。windows98の頃からネットを使ってきた人間からすると、サバンナを丸腰で歩くくらい恐ろしいことをしていると思う。
とくにこういう人は、SNSで危険な目に遭う可能性が高い。犯罪に巻き込まれる前にアカウントを作り直すなど対策した方がいい↓
1.個人情報をアップしている
個人が特定される情報を、SNSにアップするなど言語道断だ。もちろん誰もが気を付けていることかとは思うが、油断しているとポロッと漏らしてしまうこともある。
個人が特定されるネタは、これだけある↓
・住所、氏名、電話番号
・会社、学校名
・近所にある店の情報
・地元の有名スポット(川・山・遊園地など)
・自分が今いる場所や参加中のイベント
・自分、家族、友人の写真
・自宅、会社、学校周辺の写真
・自宅内部やベランダからの写真
・その日の天気や気温(ピンポイントのゲリラ豪雨や大雪など)
・翌日の予定
etc……
ほかにも上げればキリがないだろう。今はたった1枚の写真、たった一言からでも、その気になれば自宅を突き止めることもできる世の中なのだ。
住所などのモロバレ個人情報には気を付けている人がほとんどかと思うが、写真は気軽にアップしている人が多い。本人はもちろんのこと、子供の顔写真まで上げている親もいる。変態に狙われたらどうするんだろうか。
ツイッターでつぶやいちゃいけない情報はこちらで詳しく⇒個人や住所が特定されてるかも?女性がツイッターでつぶやいちゃいけないこと8つ。
私もブログ上で写真をさんざんアップしているが、モザイクをかけたり地域がバレるものは避けたりしている。ネットに上げたものはどう使われるか分からないから、念には念を重ねてのことだ。
2.他人の悪口をつぶやく
他人の中傷・悪口をつぶやくのも、名誉毀損で訴えられる危険性がある。某プロ野球選手の奥さんの悪口を書き込んで訴えられた女性の事件を覚えている人も多いだろう。
ネットは匿名だが、プライバシーが100%守られているワケじゃない。その気になれば個人を突き止めることはできてしまう。
大まかな流れはこんな感じなるだろうか↓
・ネット掲示板やツイッターなどに情報開示請求する→IPアドレスゲット
・IPアドレスからプロパイダ(携帯のキャリアなど)を特定
・プロパイダに発信者の情報開示請求をする→書き込んだ人の住所・氏名などゲット
・割り出した個人に対し損害賠償請求を起こす
弁護士に頼んでやってもらうケースが多いが、この手続きは個人でもできる。書き込んだ証拠を抑えられてしまうと、言い逃れも難しいだろう。
ネット上での発言は、とくに責任が重い。なんでも自由に言える変わりに、その発言で起こった事は自分で解決しなきゃいけない。自由は好き勝手やることとは違う。
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3.サイトに個人情報を登録
ネット通販やSNSなど、今やネット上のサービスに登録してない人はいないだろう。だがそのうち、本当に信頼できるサイトはどれくらいあるだろうか。
ネット上のサービスも、セキュリティがしっかりしたものから犯罪スレスレのものまで有象無象だ。Facebookでも個人情報が流出するこのご時世、どこで自分の情報がやり取りされているか分かったもんじゃない。
かくいう私は大昔、ポイントサイトなどに片っ端から登録していた。さらにポイント目当てで色々なサービスに会員登録したが、そこで住所や電話番号を求められることも多かった。
とくに資料請求をしたときは、電話やDMがしつこくて困ったものだ。今思えば個人情報の大安売りである。
今では反省して、サイトに登録するときはメールアドレスだけの情報にとどめている。そのメールアドレスも、サブで作ったポイントサイト専用のものだ。
じっさいに登録するときも、こんなことをしていたら要注意↓
・パスワードの使い回し
・覚えやすい簡単なパスワードにしている
・カード情報を登録している
・二重ログインをかけてない
いくらセキュリティがしっかりしたサイトでも、パスワードが弱ければザル同然だ。アカウント乗っ取りでカードを不正利用されるなど、遠いようで身近な話なのだ。
かくいう私も、カードを不正利用された。詳しくはこちら⇒【恐ろしきなりすまし】クレジットカードの不正利用で30,000円の被害にあった全記録
どこから情報が漏れたのかはっきりせず、未だに不気味さの残る事件だ。カード利用時のパスワードをかけてなかったのが、私の痛恨のミスである。
もしパスワードを破られても、二重ログインや本人確認のしくみを使っていれば不正利用を防げる。面倒くさい手続きが増えるが、安全には代えられない。
またネットのアカウント乗っ取りは、乗っ取ったアカウントを犯罪に利用されるケースも多いからだ。LINEのアカウント乗っ取りでは、友人にプリペイドカードを買わせるのがよくある手口だ。
自分だけが被害者になるなら仕方ないで済むが、他人を巻き込んでは責任が取れない。リアルでの信頼も一気に失いかねないので、アカウントは厳しく扱いたいものだ。
4.アプリや動画などを片っぱしからダウンロード
サイトの登録以上に、なにかをダウンロードするときは気を付けたい。ネットに転がっているものは、どんな危険が潜んでいるか分からないのだ。
たとえGoogleやアップルの公式から配信されているものでも、うさん臭いアプリは多い。私も以前、マインクラフトのパクり無料アプリを見かけて通報したことがある。
こういうアプリの何が怖いかというと、アプリ権限を使って勝手にスマホをコントロールすることだ。「なんでこんな権限が必要なの?」というアプリはけっこうある。
とくにこんな権限が必要だったら要注意↓
・連絡先へのアクセス
・位置情報へのアクセス
・録音機能へのアクセス
・通話へのアクセス
・SMSメッセージの送信
・保存データのストレージへのアクセス
無差別にアプリを入れている人は、一度アプリ権限をチェックしてみてほしい。プライバシーに関わる権限が許可されていたら、そのアプリは削除をおすすめする。
5.ネットで知り合った人に会う
ネットで仲良くなった相手と、実際に会うという人もよくいる。しかしその結果、座間のようなむごたらしい事件がじっさいに起こってしまった。これは他人事じゃないのだ。
ネットで書かれている情報など、いくらでもウソが付ける。かくいう私もブログ上で30代女と名乗っちゃいるが、もしかしたら50を過ぎたオッサンかもしれないのだ(もちろんそんなことは無いが)。
ネット上では優しそうな態度でも、会ってみたら態度が変わるというケースもある。ネット上で出会いを探すやつは、最初から引っかかりやすい人を狙っているのだ。極端かもしれないが、ネット上で会おうと誘ってくるヤツなどロクなのはいまい。
他人のことなど、リアルで顔を合わせて話していても100%理解するのは難しい。ましてや匿名のネットでなど、人となりが分かるワケがない。ネットで出会いを探すというのは、順序が逆じゃなかろうか。
ネットから知り合いをつくるにしても、個人じゃなくて団体が主催のグループワーク的なものが安心かと思う。そこで気の合う人を見つけて、個人的に仲良くなればいいんじゃないか。
私がとある集まりに参加した体験談はこちら⇒引きこもり女性の憩いの場、ひきこもり女子会に参加した感想。
今やネットは無くてはならないしくみだが、それを使いこなす人間の意識はなかなか高まらない。自分の情報が世界中に発信されてるという自覚を持つ人は、どれくらいいるんだろうか。
せっかくリアル上で気を付けていても、ネットで個人情報がダダ漏れでは意味がない。情報は形がなくて実感しにくいが、お金などの貴重品と同じ以上に気をつけて扱わなきゃいけないものだ。