いらない書類を処分するコツとは?片付けられない女が処分できた方法。
断捨離したい心を一気に萎えさせる、大量の書類。「もったない病」でいつまでも紙類を捨てられなかった私が、どうやって書類の片付けに成功したかお話します。
書類は勢いが付くと、ガサガサッと一気に捨てられるように。大量の紙類を一掃するのは、なかなか爽快で気持ちが良いです。
コツはやはり、「自分のもったいない心」に打ち勝つことではないでしょうか。
5年以上見返さなかったプリントは全捨て
「ときめく片付け」のこんまりさんは、「紙類は全捨てで良し」と言っています。単純な私はこの言葉で、「そうか、捨てて良いんだ!」と断捨離スイッチが入ったのです。
ずっと悩みだったのは、大学を卒業してからかれこれ5年以上も放ったらかしの、ホコリまみれだったプリント達。いつまでも学生時代の遺産にこだわっていたのは、
・勉強した時間まで無駄になりそうで怖い
・授業のプリントにも学費が含まれているようでもったいない
・いつか時間ができたら読み返したい
などと考えていたからです。典型的な、「捨てられない女」の言い分ではないでしょうか。
そんな長年の執念が詰まった紙類を、どうやって捨てたのか?それは断捨離スキルが上がって、「自分が目指す暮らしにはなくても良い」と考えが変わったからです。
こんまり本に従って順番通りに片付けていったら、ことのほか順調に断捨離が進みました⇒近藤麻理恵「人生がときめく片づけの魔法」の感想。断捨離に悩むなら一度は読みたい一冊
当時は実家ぐらしで、一人暮らしを目指し荷物を捨てまくっていた頃。さらに世間のミニマリストブームに乗せられ、「持たない暮らし」に憧れだした時期でもあります。
こんまり本のおかげで、頭の中に「紙類=ほぼいらないもの」という回路はできあがっていました。後は、「捨てるのが面倒」というズボラ心を乗り越えるだけでよかったのです。
しかし「全部捨ててよし」と思えば、厄介な分類などは必要なし。ただ、ファイルと大量の紙を紙袋などに詰めて捨てる「肉体作業」だけで良かったのです。
大体、5年以上も放ったらかしでも1ミリも困らなかったプリント類です。いつまでも執着する方が、心にとっては重荷でした。「紙は全捨て!」と割り切れたことで、長年のこだわりも一緒にバッサリ捨てられました。
パンフレット系はなくても大丈夫
ほかにも長年とってあった中に、「郵便局や銀行の案内冊子」がありました。今思うと、なんで後生大事に保管していたのか全く理由が分かりません。
通帳などと一緒に、棚の中に収まっていました。断捨離の様子はこちら⇒(画像あり)部屋の片付け。3年放置してい紙類を断捨離して、心も収納もスッキリ
当時はまだ、「困ったときに必要だ」と思っていたのかもしれません。が、困ったら困ったで、今はネットという便利な代物があります。別に冊子を引っ張り出さずとも、スマホ1つで簡単に解決できるのです。
どうしても取っておかねばならない書類は、こんな感じで収まりました。書類の整理に成功した話はこちら⇒近藤麻理恵流の片づけ方法で、書類を再断捨離。紙ものとの戦い遂に決着(画像あり)
口座の案内だとか約款だとか、保証の切れた説明書系はまず使いみちはありません。「書類は全捨てルール」で、バッサバサ捨てて大丈夫です。
封筒に入った書類は「玄関まで」が勝負
さらに、意外とかさばる封筒類。とりあえず中身をザーッと出して、大事なものだけをファイリングしたらとてもスッキリしました。
今は、3つのファイルに分けて紙類は保管しています。楽な書類の仕分け方法はこちら⇒近藤麻理恵さんに学ぶ書類の断捨離の方法と、簡単・シンプルに整理するコツとは?
前に読んだ断捨離の本に、「書類の断捨離は空中戦を制することが大事」とありました。ポストから手紙を出して、やれやれとイスに座るまでにどうにかするということです。
私も実感がありますが、手紙を受け取った後、どっこらしょと一息ついた瞬間に「封筒の存在を忘れる」のです。
そして一旦家に居ついた封筒は、なぜか確認するのが面倒になります。チラと視界には写っても、「今はいいや」と思ってしまうのです。
そのまま1週間、2週間と、未開封の封筒は捨て置かれる事態に。テーブルや棚の隅などに、忘れかけの封筒が放ったらかされてはいないでしょうか?
今は集合ポストから手紙を出したら、その場で開封。エレベーターに乗って自宅のドアを開けるまでに、どんなものかをチェックしています。
部屋に入ったら必要なものだけファイルにしまって、それ以外は燃えるゴミ行きに。「ポストから玄関ドアまで」の間にササッと開けてしまうと、後の処理が驚くほど簡単になります。
読み返したい新聞・雑誌の切り抜き
いつか読み返そうと思って、ファイルに取っておいた新聞や雑誌の切り抜きなど。やはりこういう「いつか系」はファイリングしたが最後、二度と日の目を見ることはありませんでした。
若かりし頃「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス役からハマった、オーランド・ブルーム。オーランド氏が載っている新聞記事や雑誌記事を、記念的にファイリングしていたときがありました。
(ついでに、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン氏の記事の切り抜きまで見つかりました)
しかし、元々飽きっぽいズボラ。日が経つうちに切り抜き熱は冷め、ファイルの存在は記憶の彼方へ。そして数年の後、断捨離に燃えていた時期に再発見しました。
「書類=全捨て」の回路ができ上がっていた私は、「もう読まんだろう」とファイルごと断捨離。もう捨ててから1年以上経ちますが、「捨てなきゃ良かった」という気持ちはありません。
今もオーランド氏は好きですが、たまに昔の作品を見たりネットニュースで消息が分かれば十分です。情報を熱心に取っておかなくとも、密かにファンは続けられました。
長らく存在を忘れていた紙類ほど、捨てても大丈夫なんだと実感。しっかりした本やグッズと違って、切り抜きは捨ててもダメージがあまりありません。
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金融機関の書類は口座ごと地道に断捨離
私が持っていた書類の中でとりわけ面倒くさかったのが、「ずっと放ったらかしだった口座」です。そもそも解約から手続きするのは、時間もかかってストレスでした。
使ってない口座を解約した話はこちら。簡単なものから手続きが多かったものまで様々です⇒部屋の片付け。書類を断舎離するため、5年以上放置していた口座を解約
特に多かったのが、若気の至りで片っ端から開設だけしていた「FX口座」。大学時代、お小遣い欲しさにFXを始めようかなどと考えていた時期があったのです。
(最近、長年の夢がかなってFXデビュー。ただ、儲けを出すのは大変です⇒今さら聞けない、初心者のためのFX(外国為替証拠金取引)入門講座。)
書類だけ断捨離して、口座が残されるのはセキュリティ的にもどうかと思います。しょうがないので、1つ1つ解約手続きをしていきました。
書類に書いてあるIDとパスワードでログインしようにも、大抵パスワードが変更してあって分からない。メモなぞも取ってないので、パスワード再発行からやり直しという阿呆な事態にも見舞われました。
今もう一度同じことをやれと言われたら、ちょっと自信がありません。面倒な口座系の書類は、勢いに乗って一気にやってしまうのが大事だと学びました。
1つの口座にログインさえできれば、後は簡単なのです。とにかくズボラな人間は、0から1にすることが最大のハードル何だと感じています。
情報が古いハガキ類も断捨離
紙類のなかでひときわ厄介なのは、思い出系のハガキやプロフ帳など。年賀はがきなどは、中学生の頃からずっとしまいっぱなしになっていました。
けれど今は、ツイッターやフェイスブックなどのSNSがあります。特にフェイスブックで調べれば、知り合いの行方がほぼ分かってとても便利です。
昔は「住所が書いてあるから捨てられない」と思っていましたが、10~30代の環境が変わりやすい年代、10年前の住所など当てにならないものです。
さらに最近は、そもそも「年賀はがきを出す」という習慣から少なくなりつつあります。元々がズボラ性な私も、ここ数年はついに1通も年賀ハガキを出さなくなりました。
「なんと寂しいやつだ」と言われそうですが、スマホのアドレス帳に電話番号は登録してあるし、LINEもあるし、その気になれば連絡はとれます。「正月にハガキを出さなくても良いかな」と思うようになりました。
大量の書類は、重いし場所は取るし、そのうえ整理が凄まじく面倒。本当に大事な書類というのは、100%のうちの5%もあれば多い方です。
そんな厄介な紙類は、「捨てるありき」の方向で取り組んでいくのが良いです。仕分けを考えず、全捨てしても意外と大丈夫でした。
紙系の荷物が一掃されると、部屋がとたんにスッキリして気持ちが良いもの。大量の紙類は、早めの処分がおすすめです。