冷蔵庫なしで自炊はできるか?1ヶ月続けた一人暮らし女の感想。
冷蔵庫なしの生活が始まって、1ヶ月ほど経ちました。その間の、冷蔵庫のない一人暮らしの実感を紹介します。
ただ冷蔵庫を持たないだけでなく、自炊中心で食費の節約も大事な目標。果たしてこの3つを成り立たせつつ、快適に生活することはできるのか?詳しくは以下からお話します。
冷蔵庫を断捨離したのは何故?
そもそも、私が冷蔵庫を断捨離したのは何故か。これは、ワンルームアパートへの引っ越しがきっかけです。
以前住んでいた団地では、レンタルの冷蔵庫を1年契約で使っていました。1年経ってその契約も切れ、オマケに引っ越しも近い。新生活が始めるついでに、一回冷蔵庫なし生活を試してみようと思ったのです。
新たに冷蔵庫を買わないのは、単純にお金を節約したいという理由もあります。「冷蔵庫買ったら?」と言われると、お金がないコンプレックスを意識せざるを得なくて辛いです。
ただ一方で、冷蔵庫を使っていたときから「冷蔵庫なしで暮らせないものか」と考えることもありました。ものが減ったことで、やたらと大きい冷蔵庫の存在が気になり始めたのかもしれません。
ちなみに洗濯機がない生活は、1年続いています。詳しくはこちら⇒一人暮らしは手洗い洗濯で十分?洗濯機なしの生活を一年続けた枯れ女の実感。
冬場は冷蔵庫なしでもしのげる
そして冷蔵庫なし生活を開始したのが、2017年3月こと。私が選んだメイン食材は、以下のものです↓
・たまご
・もやし
・納豆
・米
・オートミール
主に、激安なタンパク質製品と炭水化物です。
食費の節約も重要なテーマなので、おいそれと加工品やレトルトには手を出せません。食費を安く抑えるとなると、やはり生鮮食品がメインになります。
私がよく買っている食材はこちらでも紹介しています⇒食費の節約ならこれを買え。月6,000円を達成した一人暮らし女の買い物リスト
特に炭水化物は、安くてお腹が膨れるありがたい食材。糖質制限ダイエットは、貧乏人には絶対できない健康法だと思います。
オートミールは、小麦粉やパスタと比べると高いです。が、ビタミンなどの栄養価が高めで、お湯をかけるだけですぐ食べられるところが魅力。私は楽をしたくてオートミールを買っています。
タンパク質製品の方は、3月はまだ真冬に近い日が多く、2~3日くらいならどの食材も持ちました。特に卵は、冬は1週間くらい置いといても腐りません。
しかし、もやしと納豆は冷蔵庫がないとマズいです。やはりスーパーの冷蔵コーナーにおいてある食材は、常温保存するのは危険でした。
もやしは真冬でも、4日以上置いとくとヘナヘナになってきます。この時点ではギリギリ食べられますが、酸っぱい匂いが出てきたらおそらくアウトです。
納豆はパック詰なので、何とかなるかとも期待しました。が、こちらも4日を過ぎると、粘りが無くなってきて臭いがきつくなってきます。食べてもお腹は壊しませんでしたが、粘らない納豆はちょっと怖かったです。
(おそらく温度の高い場所に置くことで、納豆菌以外の菌が活性化するんじゃないかと思っています)
寒い時期でも傷みやすいとなると、もやし&納豆は、真夏は1日置いとくだけでも危なそうです。真夏まで冷蔵庫なし生活が続くとなると、ほかの安い食材を探さないといけません。
今のところの最有力候補は、乾物の高野豆腐。安くて栄養価も高く、日持ちも十分。夏は卵と高野豆腐がメインになりそうです。
肉と魚が常温保存できれば、ノー冷蔵庫生活ももっと理想に近づくと思います。干し肉や干物を作る方法もあるようですが、そこにお金をかけてしまうと元モコもありません。
食費の節約との両立は?
日持ちしない食材がメインとなると、買い物の回数が増えます。以前は週に1回だったのが、今は3日に1回。これが真夏だと、毎日買い出しの可能性も高いです。
毎日買い出しで毎日食べきりとなると、どうしても食事の単価が高くなります。特に肉は、1パック150~300円と少々お高め。食材をまとめ買いして、チビチビ使うということができないのが痛いです。
今は、1ヶ月の食費を6,000円台に抑えることが目標。が、真夏にもやしと納豆が封印となると、単価が上がることは確実です。
月に10,000円くらいかけられれば、肉を毎日買うこともできます。一番危険な6月が到来する前に、もっと食費に予算をかけられるようになりたいです。
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買い出しが増えて無駄遣いの危険も……
買い出しの回数が増えると、それだけ無駄遣いの危険も増えます。私は1回買い出しに外へ出ると、用もないのにコンビニやスーパーに寄り道することが多いです。
特に今は、近所のスーパーの中にあるベーカリーを覗くのがマイブーム。先日覗いたときは、ずっと気になっていた有名ご当地パンが当日限定で販売しているのを発見。即決で買いました。
食べたかったパンをゲットできたのは嬉しいですが、買い出しが週1回だったら気付くこともなかったろうとも思います。外に出る機会が増えると、それだけ誘惑も多いです。
寄り道は、無駄遣いが増える典型パターンです。詳しくはこちらでも⇒お金がない。新社会人の一人暮らしで、生活費節約のために始められること
私が買い出しのたびにベーカリーを覗きたくなるのは、普段の食事が質素なせいかもしれません。やはり卵ともやしだけでは、体内の細胞は満足できないんでしょうか。
部屋がスッキリしたのは良かった
やはりデメリットの多い冷蔵庫なし生活ですが、大きい家電がないと身軽だなあと思います。我が家の狭いワンルームに、冷蔵庫や洗濯機を置いたら一気に圧迫感がでそうです。
今の何もない部屋を何とか保ちたくて、冷蔵庫を持たないことにこだわっているのかもしれません。「冷蔵庫を持ったら部屋がスッキリじゃなくなる」という、妙な強迫観念もある気がします。
冷蔵庫がもっと場所を取らない、コンパクトな家電だったら良いのにと思います。自分の力でも持ち運べるくらいの小ささなら、ストレス無く使えそうです。
(スッキリした細長い冷蔵庫なんてのも良さそうです)
電気代はどこまで減るか?
冷蔵庫なしの生活で地味に期待しているのは、光熱費の節約です。先日、16日分の電気料金の請求がきましたが、金額は771円でした。大体30日だと、1,500円くらいでしょうか。
冷蔵庫を使っていたときの電気料金は、2,000~2,500円くらいの間でした。ノー冷蔵庫になると、500~1,000円くらいの節約になるらしいです。
冷蔵庫を使って食費を節約することと、食費を上げて冷蔵庫の電気代を浮かすこと、どちらがより節約になるかは難しいところ。冷蔵庫ありの方が得なんだとしたら、ノー冷蔵庫もすぐ諦めるかもしれません。
ノー冷蔵庫で自炊するのは、1日で食べきることを意識すれば問題なくできそうです。ただ、買い出しが増えて面倒なのと、食費が高くなるのがネック。私は毎日の買い出しも、食費が増えるのも避けたいです。
おそらく梅雨入りするまでは、食材がすぐ腐るということもないはず(と信じたいです)。それまでに常温保存ができて栄養価も高く、オマケに安い食材を探します。