安いのにサックサク。楽天モバイルのスーパーホーダイSを一ヶ月試してみた感想
楽天モバイルのスーパーホーダイSにプラン変更してから3ヶ月ほど使ってみたので、その感想を紹介したい。
今までの組み合わせプランでも十分安かった楽天モバイルだが、スーパーホーダイに変えるとさらに通信費が減って激安に。いったいどこまで携帯料金は安くなるんだろうか。
これから格安スマホに乗り換えたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてほしい。
楽天モバイルのスーパーホーダイとは?
楽天モバイルスーパーホーダイは、通話とデータ通信がセットになった楽天モバイルの目玉プランの1つだ。
これまでの組み合わせプランと比べると、こんな特徴がある↓
・料金料金プランは以下の3つがある
– | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
月額料金 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
データ通信量/月 | 2G | 6G | 14G |
この基本料金には、こんなものが含まれる↓
・国内通話5分かけ放題
・データ通信が1Mbpsの速度で使い放題
5分のかけ放題と1Mbpsでのデータ通信が、使い放題になる。5分のかけ放題をオプションで付けると月額850円とられるから、短い通話が多い人にはお得だ。
しかしなんと言っても、目玉は楽天会員限定のお得な料金プランがあることだろう。楽天会員になると、月額料金はこうなる↓
1年間限定だが、料金がふつうより1,000円ほど安くなるのだ。ダイヤモンド会員なら、1,500円が割り引かれる。
ちなみに私はダイヤモンド会員なので、月額1,480円で使えている。それまでは月額3,000円だったから、半額になった計算だ。
5分かけ放題のオプション付きで、2,000円を切るのはスゴい。楽天カードを持っている人などは、楽天モバイルへの乗り換えを考えてもいいと思う。
ちなみに楽天モバイルは、組み合わせプランの料金も十分安い。詳しくはこちら⇒年間80,000円もお得。携帯料金を安くするなら格安SIMが一番。
実際使ってみると?
だがいくら安くても、サービスに問題があっちゃどうしようもない。とくにテザリングをよく使う私にとっては、データ通信が早いことは必須だ。
スーパーホーダイで使える1Mbpsは、いったいどれくらいの速さなのか?公式サイトによれば、イメージはこんな感じ↓
だいたいのことは、日常的に楽しめるようだ。
ちなみに組み合わせプランの場合、通常モードの通信速度は200kbpsだ。単純に考えるとその5倍速くなる計算だから、それなりに期待はできる。
表にあるそれぞれのポイントについて、私が数ヶ月使ってみた実感をみていく↓
メール・SMS
メールなどのやりとりは、全く問題ない。200kbpsだとメールの受信にも時間がかかってイライラしていたので、これは嬉しいところだ。
メールのみならず、ショートメッセージやLINEも快適に使えている。文字のみならず、LINEやTwitter上での写真のやりとりもサクサクに使える。
ネットサーフィン(WEBブラウジング)
ネットサーフィンも、今のところは快適だ。YahooやGoogleなどのポータルサイトはすぐにつながる。いつも遅くてイライラさせられる楽天市場のサイトも、高速表示してくれるようになった。画像や音楽を多く使っているヘビーなサイトもまあまあ速い。
個人のブログなど、サーバーの規模が小さいところはビミョウに読み込み時間がかかる。さらにアクセスが集中しているサイトも、なかなか読み込んでくれない。このあたりが1Mbpsの限界だろうか。
地図アプリの表示
200kbpsの時代は、高速モードにしないと地図はまともに動いてくれなかった。だが1Mbpsの速度だと、通常モードでもストレスなく地図を表示してくれる。方向音痴の私にとって、これは地味に嬉しいところだ。
動画再生
動画の再生となると、やはりちょっと不安要素がある。時間をかければちゃんと読み込んでくれるのだが、すぐ観ようとするとたびたび再生が止まってしまう。こうなると快適な視聴はまず無理だ。
そのため私は、動画を観るときだけは高速通信モードにしている。1回30分の動画再生で、データ通信量は0.2~0.3Mほどかかるだろうか。これくらいなら、月2Mでも十分間に合う。
アプリダウンロード
アプリダウンロードはもともと遅かったので、スーパーホーダイでもあまり期待はしていなかった。1Mbpsだと多少は速いが、「一瞬でダウンロード!」のようにはいかない。
ちなみに高速モードにしても、アプリダウンロードはそこまで速くならない。大きなアプリのダウンロードや更新は、寝ている間にやるのがおすすめだ。
ちなみにテザリングを使ってPCからダウンロードするときも、モッサリして時間がかかる。PCでダウンロードするプログラムはサイズが大きいものが多いので、よゆうを持っておかないとイライラしてしょうがない。
画像のダウンロード
アプリのダウロードに比べると、画像のダウンロードの方がまだ快適だろうか。1~2枚の画像なら、十数秒でダウンロードが終わる。
ただブロガーのように、ひんぱんに大量の画像をアップロード&ダウンロードする人間にはちょっと不満のあるスピードでもある。やはり他の作業をしている間に、ダウンロードも済ませるのがいい。
昼間と夕方に遅くなる
これはスーパーホーダイの注意書きにもあるのだが、昼間や夕方など利用者が多い時間帯は1Mbpsより遅くなることがある。昼休みや帰宅ラッシュのときは要注意だ。
私の体感だと、いつもの1/2~1/3くらいの速度まで落とされている気がする。そういうときはおとなしく、高速モードにした方がストレスも溜まらない。
[ad#kijinaka]
携帯料金はこんなに安くなりました
肝心の携帯料金は、どこまで安くなったのか?それまでの携帯料金と見比べてみると、ここまで安くなった↓
4月からの料金が、スーパーホーダイプランのものだ。
いつもは3,000円~4,000円の間をウロウロすることが多かったが、4月は2,000円を切った。基本月額1,480円の効果は大きい。
ちなみに1月と3月が6,000円を超えているのは、通話時間が長かったせいだ。格安SIMはデータ通信は安いが、通話が多くなると割高になるのが大きなデメリットである。
通話も安くなった!
だがスーパーホーダイの5分かけ放題オプションのおかげで通話料も抑えられた。スーパーホーダイ加入前と比べると、電話代の一部はこうなっている↓
スーパーホーダイ加入前の料金↓
たとえ数十秒の通話でも、しっかり通話料がかかっている。こういうのも積み重なると何百円にもなるから油断できない。数十分もの通話になると、それだけで1,000円近くかかる。
そしてこちらがスーパーホーダイ加入後の料金↓
5分以下の通話は、確かに全てタダとなっているのが分かる。これは地味に大きい。
ちなみに5分を過ぎた場合の料金は、楽天でんわを使うと30秒10円だ。すると5分かけ放題で、最大100円の節約になる。毎日5分の会話を1回するとしたら、月3,000円だ。
5分のかけ放題には、回数の制限はない。短い通話を何度もする人ほど、かけ放題の節約効果は大きくなる。
私はめったに電話をかけないが、1度通話すると1~2分じゃ終わらないことが多い。少しでも通話を安くしたいので、やはりかけ放題プランは大事だなと思う。
スーパーホーダイは始まったばかりのプランだが、なかなか使いやすくてお得なプランだ。こういうサービスは時間が経つとどんどん不便になっていくから、乗り換えを考えているなら早めの決断をおすすめしたい。
格安SIMは気になるけど通話も多いんだよなあ……という人は、ぜひスーパーホーダイへの乗り換えも考えてみてほしい。