【一人暮らしの実体験】ノートン自動延長にマジ怒。停止と返金してもらう方法
先日PCにインストールしている、ノートンインターネットセキュリティの自動延長のお知らせがあった。その際に自動延長の停止と返金を申請してみたので、お話したい。
ウィルスソフトはセキュリティ対策に必須だが、油断しているとぼったくられる。こちら側が対応しないと、無駄にお金を払うことになるのだ。
ノートンセキュリティソフトの自動延長
パソコンでネットを使うなら、セキュリティソフトは必須だ。私はシマンテック社の、「ノートンインターネットセキュリティ」のお世話になっている。
インターネットセキュリティは1年ごとの更新だが、自動延長のサービスもある。そろそろ更新期限が近づき、お知らせのメールが届いた。
だがその際、見慣れないサービスが紛れ込んでいることに気がついた↓
下の、「ノートンウィルス診断・駆除サービス」というやつだ。
2,500円というのは、私には無視できない金額だ。セキュリティソフトだけなら8,000円ほどで済むところ、これが追加されているせいで10,000円を超えている。
最初はあまり真面目にメールを見てなくて、ハイハイくらいで流していた。しかし妙な違和感もあったので、一応調べてみることにしたのだった。
ノートンウィルス診断・駆除サービスって何?
どうやらウィルス診断・駆除サービスというのは、PCがウィルス感染したときにシマンテックのサポートが受けられるというサービスらしい。ウィルスの駆除方法などを教えてくれるというのだ。
診断・駆除サービスと言うからソフトの追加機能かと思ったら、単なるサポートオプションだ。ハッキリ言っていらぬお世話である。
もし気付かずにそのまま流していたら、いらないオプションに2,500円も支払うところだった。全く油断がならない。
自動延長を停止する方法
まずサービスを止めるには、自動延長を停止しないといけない。そのためのリンクは、メールの下の方に小さく紹介されている↓
このリンクから飛ぶと、注文番号とメールアドレスの入力ページにいける。ここからマイページの「自動延長サービスの申込状況確認・停止手続き」をクリックすればOKだ。
メールが見つからない場合、サイトの「注文情報の確認」から「お客様メニュー」に飛べばOK↓
「自動延長の停止」をクリックするとこんなページが出てくるので、停止を選ぶ↓
停止を選ぶと、「本当に止めていいの?」とシマンテックがあの手この手で引き止めにかかってくる。が、そういうものは全部無視して大丈夫だ。
停止の手続きが終わると、「自動サービス延長停止のご連絡」というメールがくる↓
このメールがくれば、停止の手続きは正しく済んだということだろう。もしメールが届かない場合は、サポートなどに問い合わせてみてほしい。
安くて高性能な新しいソフトが?
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インターネットセキュリティの方は、まだ自動延長する気があった。が、一応シマンテックのサイトから、ほかの商品をチェックしてみることにした。
すると今は、「ノートンセキュリティ」なる新製品が出ていたのだ。ソフトのスペックはこんな感じだった↓
・このソフト1本で、PC&モバイルのセキュリティ対策ができる
・セキュリティデラックスの場合、1本で3台までインストール可
・価格は税込みで約6,000円
どう考えても、今私が使っているインターネットセキュリティよりも高機能だ。オマケに、2,000円ほど安い。
そこでインターネットセキュリティの自動延長も停止し、期限が切れたタイミングで新たに「ノートンセキュリティデラックス3年版」を購入。これでまた一年、心安らかにネットを楽しむことができたのだが……。
また自動延長の罠が……
今度はセキュリティデラックスの自動延長の罠が立ちはだかった。先日来た延長お知らせのメールがこちら↓
セキュリティデラックスの元値は5,980円。またしても謎の2,000円上乗せがあったのだ。しかもなぜ2,000円も高いのか説明もない。
自動延長の特典として、こうした保険がついてくるのが原因か↓
もちろん保障はありがたい。が、こちらの了解もなく勝手についてくるうえ、保険料2,000円はしっかり徴収。特典と言いつつ、中身は追加サービスの押し売りである。
本当ならこのメールが来た時点で、自動延長を解約するのがいい。しかし実家への引っ越し準備やバイトなどでバタバタするうち、うっかり自動延長手続き当日を迎えてしまった。
当日になると課金手続きが始まるので、自動延長の停止はできなくなってしまう。こういう手続きはメールが来たそのときに済ませるのが確実だ。
返金してもらえるか?
このまま黙って2,000円よけいに取られるのは癪だ。ダメ元でサポートに問い合わせることにした。今回はスマホから問い合わせてみた。
まずはシマンテックのサイトにアクセスし、サポートページへ↓
案内が出てくるので、自動延長サービスと購入をクリック↓
さらに「サポートに問い合わせる」から、ライブチャットへ↓
チャットの利用は、顧客情報と問い合わせ内容を入力したうえで「同意して開始」をクリックすればいい。受付番号が発行されるので、後は「チャットの開始」を押すだけだ。
チャットを始めたのは朝の6時だったが、すぐさまスタッフが対応してくれた。さすが世界企業、2バッチリ24時間体制だ。
早速、課金手続きの停止をお願いする。その後アンケートで今後のセキュリティについて聞かれたので、「新しく同じ製品を買い直します」と返信した。
するとサポート側からこんな提案が↓
なんと差額分の日数を延長してくれるとのこと。おそらくマニュアルで決められた対応なんだろう。
私もノートンの製品自体に不満はない。今回は返金の代わりに+200日の延長を受け取ることにした。
その確認は、ノートンセキュリティデラックスの「ヘルプ」→「アカウント情報」→「サブスクリプションの状態」から分かる↓
あくまで返金を希望する場合、その旨を言えばちゃんと対応してくれるはずだ。どちらにせよ、不満があるなら言ってみる方がいい。
メールの注文内容は「念入りに」チェックしよう!
前回は4,000円、今回は2,000円を無駄遣いするところだった。ノートンに限らず、更新制ソフトのメール内容は念入りに確認しなきゃダメだ。
セキュリティソフトに限らず、色んな更新のお知らせがメールで届くかと思う。毎度のことと油断せず、隅から隅まで目を通すことを強くおすすめしたい。
ソフトウェア会社の自動延長はボッタクリ
自動延長とか自動引き落としサービスというのは、裏を返すとボッタクリサービスなのだと実感した。多少面倒でも、自分の手で支払い手続きをした方が無駄遣いは確実に防げる。
シマンテックに限らず、こういう手口でお金を儲けているのはどこのソフトウェア会社も一緒なのかもしれない。知らないうちに自動延長させて、知らないうちにお金を落とさせるのだ。
こういうサービスで一番割りを食うのは、PCのことをイマイチ分かってないシロウトや、手続きが面倒でろくにチェックしないズボラだ。言葉は悪いが、情弱でチョロマカシやすい人間ほど、会社は積極的に狙ってくる。
携帯の大手キャリアでも、変なオプションを付けられて嫌な思いをしたことがあった。詳しくはこちら⇒ソフトバンクを10年使い続けた体験談。大手キャリアはメリットゼロでした。
以前PCデポで余計なサービスに入らされたお年寄りの事件もあった。利益をあげないといけないのは分かるが、知らない人間をカモにするようなやり口はよくないと思う。
ノートンセキュリティは実に優秀なソフトだが、シマンテックはあの手この手でこちらからお金をぼったくろうとしてくる。これはどこの企業でも同じことなんだろうか。
サービスが充実するのはいいが、過剰サービスで追加料金は納得がいかない。こちらはこちらで必要なサービスだけを選ばないと損をする。