【電気代節約】やって損なし。夏のエアコン代を安くする使い方
あまりの猛暑に、エアコンをなるたけ使いたくない私も冷房に頼りがちな日々だ。そこで次に、どうすればエアコンの電気代を安くできるか考えるようになった。
目標とする電気代は、1ヶ月2,000円。どうすれば月2,000円の電気代でエアコンを使えるか、紹介したい。
1.使う前にフィルター掃除を
いきなり基本的なことだが、エアコンの掃除は済ませているだろうか。エアコンのフィルターがホコリだらけでは冷房の効きも悪いし、部屋がホコリ臭くなってしまう。
かくいう私も、今の部屋に引っ越してから一度もエアコンのフィルタ掃除をしてこなかった。面倒くささもあり、「ほとんど使わないから大丈夫だろ」と油断していたのだ。
だがいざチェックしてみると、それなりのホコリが溜まっていた。もしかしたら、前の住人の分もあるのかもしれない。
2.除湿をメインに使う
いざエアコンを使うときも、決して冷房モードでは動かさない。我が家のエアコンは除湿オンリーだ。
冷房と除湿のなにが違うかというと、下げるものが温度か湿度かという点だ。冷房は室温を下げることを最優先し、除湿は湿度を最優先で下げる。
エアコンの除湿のしくみはこんな感じ↓
・室内の空気を取り込んで冷やす
・冷やされた空気から出る水分を外へ出す
・水分の出た空気を室内に戻す
気温が下がると、空気が溜め込める水分は少なくなる。エアコンの除湿機能はそれを利用して湿度を下げるから、除湿でも部屋の室温は下がるのだ。
それに対して冷房は、とにかく気温を下げるのみ。空気から熱を追い出して、冷えた空気を室内に戻している。
空気から熱を追い出すのと水分を追い出すのとでは、水分を追い出す方が少ないエネルギーで済む。そのため除湿は、冷房よりも電気代が安く済むというあんばいだ。
除湿は冷房よりも冷えないが、ジメジメがなくなれば快適になる。たいして気温が下がってなくても、あまり気にならないのだ。
私は暑がりな人間だが、除湿の冷えでも十分涼しくなれる。冷房モードメインで使ってる人は、ぜひ除湿も試してほしい。
3.エアコンの風を上向きに
エアコンの風向きも地味に大事だ。冷房のときは風向きを一番上向きにして使うのがいい。
冷たい空気は下に溜まりやすいので、風向きが下だと上の方がいつまでの涼しくならない。これでは効率的に室温を下げられず、エアコンが余計にエネルギーを使ってしまうのだ。
逆に上向きの風なら、冷たい空気は勝手に下へ降りてくる。その分温度が下がるスピードが上がり、結果的に節電できる。
この方法のいいところは、冷たい空気を直に受けないことだ。エアコンの風が苦手な人でも、安心して冷房を使える。
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4.サーキュレーターといっしょに使う
風に関係して、意外と大事だなと実感しているのがサーキュレーター。サーキュレーターとエアコンをいっしょに使うと、部屋の冷えるスピードが明らかに変わる。
私が使っているサーキュレーターがこちら↓
山善(YAMAZEN) 18cmサーキュレーター YAS-M183
団地に住んでいたとき、お隣さんにもらったものだ。普段は扇風機代わりとして使っている。
エアコンとサーキュレーターをいっしょに使うときは、
・エアコンの風は上向き
・サーキュレーターも上向き
・風が出る位置にサーキュレーターをセッティング
という形にしている。
エアコンの風を上向きにして上から下へ冷たい空気を送り、それをサーキュレーターで受け止めて空気を循環させるイメージだ。ただ空気の流れに任せるよりも、より早く部屋を涼しくできる。
5.温度は28℃以上に設定
よく「エアコンは25℃以上」と言われるが、もっと高めに28℃くらいでもいいんじゃないかと思っている。35℃以上の猛暑日がザラとなった現代の夏、それより7℃も低い環境というのは十分涼しいんじゃなかろうか。
ヒートショックという言葉もある通り、人は急な温度の変化に弱いものだ。暑いからとガンガンに冷房をかけては、かえって具合を悪くしてしまう。室内と外の気温差は、10℃以内が安全圏だ。
28℃じゃ暑苦しいと思われそうだが、じっさいやってみると意外に耐えられる。
私の感覚が鈍いせいかもしれないが、部屋で冷房をつけている間は28℃の設定でも暑苦しく感じない。外と違い直射日光もないし、動き回らないのが理由じゃないかと思っている。
6.1日数時間を限度に使う
我が家でエアコンを付ける時間は、1日1回数時間。お風呂上がりに合わせてスイッチオンにし、寝る直前まで動かしている。
エアコンを消す時間は寝る時間に左右されるので、夜更かしするとその分電気代がかかる。エアコンを使いたくないから早く寝ようという意識も高まりやすい。
1日数時間といっても、切ったり付けたりは逆効果。エアコンが電気を一番使うのは、オンになった直後だからだ。大事なのは、使う時間よりもスイッチを入れた回数だ。
そのため1回付けたら、しばらくはエアコンを消さないつもりで使いたい。外に出るときも、30~1時間以内の用事ならそのままの方いいかと思う。
7.エアコン使用時は換気扇を切る
ちょっとしたことだが、エアコンの使用中は換気扇を切っている。外に空気を逃さない方が、部屋の涼しさが長く保たれそうだからだ。
我が家の場合シャワー室が居間と直につながっていて、シャワー室の換気扇がそのまま部屋の換気扇のようになっている。せまいワンルームならではの作りだろうか。
エアコン中はシャワー室の扉を閉めてもいいのだが、それではシャワー室がジメジメしてしまう。どうせ除湿メインで使っていることだし、エアコン中に換気扇を切るくらいなら大丈夫だろうと考えた。
寝るときにエアコンを切った後も、涼しい状態を長引かせたいので換気扇は付けない。朝起きたらまた付けるという流れなのだが、私はうっかりで付け忘れることも多い。
エアコンを使わないに越したことはないが、熱中症で入院でもしたら元も子もない。体調を崩さないギリギリのラインで使っていくのがいいのかと最近は思うようになった。人間、健康でいることが一番の節約だ。
使い方に気をつければ、電気代もそこまで跳ね上がらないと分かった。むやみに避けるのではなく、うまく付き合うことが大事なのかもしれない。